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想像すればそこは……


「先輩……私、先輩のことが、好きなんです……っ……付き合ってください!」
 彼女の告白に頭が真っ白になった。
 まったく思いもよらない子からの告白だったから。
 この二十年間、好きな人がいなかった訳じゃない……けど、今まで恋人はいたことがなかった。
 そんな自分に、まさか大学の後輩から告白されるなんて。
「……え?」
 まだ、頭が追いつかない。だって、だって……
「私、初めて会ったときから先輩が好きでした……一目見て、カッコいい人だなって……私じゃ、ダメですか?」
「いや、あの……ね?」
「本当に好きなんです! 先輩のためなら私、何されてもいいぐらいにっ」
「ちょっと待って、落ち着いて。というか落ち着かせて」
「先輩……お願いします。付き合ってください」
 そんなことを可愛らしい顔で、瞳に涙溜めながら言わないで! ついクラっとクるからっ!
 ……って、何考えてるんだ。付き合う訳にはいかないでしょう。だって、私は……
「……私も、アンタと同じ女なんだけど」
 私と彼女は同じ同性。付き合えるはずがない。なのに後輩はすごく良い笑顔で。
「だからです!」
「だからなのか!?」
 レズ発言してきたよ。なんだこれ。なんでこんな状況に巻き込まれてるんだ、私。しかも当事者として。
「つーかアンタ、風呂場でいきなり告白って……」
 私は今、この後輩の家に泊まりに来ていた。「先輩、泊まりに来ませんか? と言うか先輩とお泊りがしたいんです」なんて語尾にハートが付いてるぐらい可愛く言われれば行くしかないでしょ、常識的に考えて。
 で、そのままの流れと言うかノリで一緒にお風呂に入ってて……なんてしてたらこの状況だよ。何やってるんだ、私。でも、友達の少ないから誘われたのすごい嬉しかったんだよ。友達というか、後輩の家に泊まるのも一緒にお風呂入るのも初めてだったんだよ。楽しかったんだよ。だから仕方ないじゃない!
「ほら、いくら可愛い女の子に告白されても、同性だったらちょっと……ってなるじゃないですか」
「そりゃあ当り前でしょ。それが風呂場となんの関係があるのよ」
「だから、女の子の良さをじっくりたっぷり話しあって味わってもらおうかと思いまして。お風呂なら脱ぐ手間も逃げられる心配もないですし。なーんて」
「監禁!? アンタ、それ犯罪……!」
「大丈夫です、お風呂には同意の上で入りましたから」
「ゔっ。……で、でもそれ以上のことは犯罪になるわよ!」
「最後には『男なんかより気持ちよかった』とまた求めてきてくれるので問題ありません!」
「問題大ありだよ! 思いっきし調教してんじゃない!」
「まぁまぁ先輩。最初が不安なのはみんな同じです。だから心配しないでください」
「そんな心配はしてないから! アンタが怖いのよ!」
「それも最初だけですってば。例え好きな相手にでも、初めて入れられる時は怖いものじゃないですか」
「あ、アンタいきなりなんてことを……! そんな経験、無いわよ! だから怖いものは怖いわよ!」
「あ、先輩まだ乙女だったんですか。きゃ、先輩可愛い~」
「しまった! つい口が滑った……」
 自分の大失言に、恥ずかしくて顔を腕にうずめて隠す。
 うぅ、後輩の前でなんてことを言ってしまったんだ、私は。うああ、恥ずかしすぎて顔が熱い。もう火が出るくらい。熱すぎる。
 ……って、私湯船に浸かってたんだった。それは熱くなるよ。ちょっと出て涼むか。もうシャワーで冷たい水を思いっきりかぶって頭冷やそう……
「……やっぱり、先輩ってスタイル良いですよね。すらっと背は高くて足も長いし、余計なお肉は付いてないスレンダーな体型……羨ましいです。胸は綺麗な形してるし、腰のくびれはたまらないです……ハァハァ」
 はい湯船にリターン。ざぱーん。
「人の体見て欲情するなぁ! 恥ずかしいっていうかぞわってしたっていうか怖いっていうか、アンタがもぉ恐怖の対象にしか見えなくなったよ!?」
「そんな先輩、恥ずかしがるなんて可愛いですね。女同士なんだから、恥ずかしがることないですよ~」
「他の言葉は聞こえなかったのか!? たとえ女同士でもアンタだけには見せたくないっ!」
「そんな一生懸命腕を組んで胸を隠して……女の子は胸だけが萌えるんじゃないですよ? 鎖骨だっーて、くびれだーって、太ももだーあーってー。みんなみんな、美しいんだ興奮しーちゃーうー♪」
「健全な歌をそんな風に汚すな! このレズ! 変態!」
「私、先輩にならMだってSにだってなれます。はぁはぁ」
「あぁもぉこの後輩どうすればいいのよだれか助けてぇ!」
 風呂場ではどうすることも出来ず、少しでも見られる場所を減らそうと縮こまる。このままじゃ、私の初めてなんてものよりも大切な何かが奪われる。常識とか倫理とか色々なものが! ホントどうしよう! そこにある洗面器で体を隠そうにも、手を伸ばした時に体を見られる恐怖から、洗面器を取ることすら出来ないこの状況、どうしよう!
「泣き叫ぶ先輩、萌えます。……ところで先輩」
「な、なによっ」
「そんな怯えないでください。今はまだ、とって食べたりしませんから」
「後にも先にも食べさせないわよ!?」
「まぁまぁ、それはいったん置いといてですね。実は私、ちょっとびっくりしたことがあるんです」
「……どんなこと?」
「先輩が、いつもと全然性格違うことです」
「……。そりゃ、変わるわよこんな時なら」
「それもそうなんですけど。大抵の子も、後になればなるほど素直になっていきますし。性格も体も」
「それはまた別でしょ!?」
「えへへ、そうでした」
 まったく、この後輩は……
 しかし、さっきはこんな時なら性格も変わると言った私だが、いつもと性格が違うのはわかってる。いつもなら、きっと私はこんな叫んで突っ込んだりしない。話しかけられても、そっけなく答えるだけだ。
「……は、恥ずかしいから」
「ん?……あぁ、恥ずかしくて興奮してるからテンションあがってるんですね? なるほど、なら先輩の期待に応えてあげないと……!」
「違うから! そうじゃないから! だから手をわきわきさせて近づいてくるなぁ! 今じゃなくて、いつもよいつもっ!」
「それは残念……いつもは、恥ずかしいから性格違うって、じゃあ今は恥ずかしくないんですか?」
「恥ずかしいに決まってるわよ。でも、その……いつもは、人と話すの、慣れてなくて」
「えっ、あんなカッコよくクールに話すのに」
「……それはただ、口下手なのと人の目が見れないだけよ」
 言いながら、私は抱えた膝の間に顔を隠す。
「先輩みたいな綺麗でカッコいい人がですか?」
「無駄に綺麗でカッコいいから、よ。そのせいで、人に気後れされるというか遠慮さるみたいだし、冷たい人だと思われるし……あんまり、話しかけられなくて」
 私だってちゃんと話せるようになって、みんなとワイワイお喋りしたいわよ。でも、緊張しちゃったり恥ずかしかったりしてうまく出来なくて……何度辛い思いしてきたことか。唯一、小学生の時から付き合いのある友達は違う大学であんまり会えないし、今は毎日が辛いよう。
「じゃあ、アレですか。いつもクールでカッコよく見えるのは、人付き合い慣れてなくて、緊張しちゃって恥ずかしくってしょうがないからですか」
「……そうよ」
 ゔぅ……後輩に何話してるんだろ、私。思わずo(頭を垂れて)r(手を付き)z(膝を落とす)しそうよ。
「うわぁ……」
 しかも後輩に引かれてる……もう泣いていいですかorz
「先輩」
「なによぅ」
「むちゃくちゃ可愛いですね」
「はぃ!?」
 むしろ後輩が惹かれた!? いったいどこにだ!?
 手で口元を覆って隠すも、にやけているのはその隙間から漏れ出ていて丸わかり。なんか本気で可愛いと思ってるらしい。なんでだ!?
「いや、だって先輩……いつもは恥ずかしくてツレない態度とっちゃって、親しくなったら明るく笑ったり話したりするんですよね?」
「そりゃまぁ、親しい人には」
 実際、小学時代からの友達にはそうだし。
 私は頷いて返すと、後輩は深く俯いてさらに顔を隠した。そして。
「ぐはっ!」
 なんか思いっきり衝撃受けたみたいな反応された!? なんだ、私知らないうちにパンチでもしてたのか!?
「えぇ!?」
「貴方はツンデレ属性か!? 可愛すぎますよ先輩!」
「ちょ、つ、つんでれって……ツンデレの子はもっと可愛いって!」
「そんなコトないです! 先輩も十分……ってか可愛すぎますよもう!」
「あぅ、いやいや、そんな、わたっ、私が可愛、いなんて……ないわ、よ!?」
「好きです! 本気で惚れました! 見た目容姿だけじゃなく、性格にノックアウトされました! お願いします、私と本気でお付き合いしてくださいッ!」
 土下座した!? なんか風呂場で素っ裸のまま土下座してきたよこの子! どうすれば、私はいったいどうすればいいんだ!? なんだ、もうOKして付き合うしかないのか!? いやいやいやいや、早まるな私! 同性だから、女同士なんだよ!?
「ご、ごめっ、さ、さすがに女のことは、ね?」
「アメリカでしょうがオランダでしょうとかまいません! きちんと結婚して幸せにしてみせます! だから、付き合ってください!」
「いや、あの、その……!?」
 なんで私は女の子に本気でぷろぽーずされてるんだー!? 男になんか、告白されたこともないのに! うわ、いかん。なんか後輩見てると妙にどきどきしてきた!? 待て私。落ち着くんだ。まだ慌てるような時じゃない。私たちは女同士。いくら裸を見られてるからって、こんな高鳴るようなトキメキは起きないはず。だから、落ち着いて後輩を見るんだ。ほら、落ち着けばだんだんと静ま……らないわよっ! 全然静まらない!? むしろ余計にどきどきしてきた! うわあああっ! 私、調教されるまでもなく後輩に惚れそうになってるぅ!?
 そう、きっと頭が沸騰してるだけ。だから、頭を冷やせばいいのよ。そう、湯船の中に突っ込んで! お風呂に入ってるのは水なんだから、そうすればきっと治る!
「そ、そんなことは決してない! 私はノーマルよ!」
「せ、先輩!? どうしたんですかいきなり湯船の中に頭入れて!……ちょっと、先輩!? 体に力が入ってませんよ!? まさか、ずっと湯船浸かっててのぼせたんですか!? 先輩ー!」
 ふぁぁ……頭が、ふらふらする……風呂に入ってるのは、水じゃなくてお湯じゃない……頭、沸きすぎだよ自分……
「先輩! 大丈夫ですか? 今湯船から上げて水かけますからね! しっかりしてください!」
 後輩に持ち上げられ、私は風呂場に寝かせられる。足に温めのシャワーが当てられ、上から後輩に顔をのぞきこまれる。
「シャワー、冷たすぎませんか? 大丈夫です?」
「できれば、もうちょっと冷たくして……」
「はい、どうですか?」
「あ……良い感じ。ありがと」
 はぁ、水が冷たくて気持ちいい。そのまま気が抜けちゃいそうになる。
 あー……頭が柔らかなぁ。これ、良い枕だなぁ。どこで売ってるんだろ……
「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど」
「なんですか、先輩?」
「この枕、どこに売ってる? すごく柔らかくて、寝心地良いわね」
「先輩……嫌ですねぇ、私の膝枕に決まってるじゃないですか。私と付き合ってくれたら、タダで使わせてあげますよ?」
「そーかぁ、膝枕かぁ……って、えぇっ!」
 私、後輩の膝枕を普通に柔らかいとか言っちゃった!? 何言ってるんだ! く、これが膝枕だって意識したら、なんかすごく恥ずかしくなってきた……
「あ、先輩恥ずかしがってます? ホント、先輩は可愛いですねー。うりうり」
「うわっ。ほ、ほっぺを摘むな!」
 後輩を睨もうと、上を見る。そしたら、そこには絶景があった。
「……ぅわぁ」
 つい、見惚れてしまった。この後輩、胸大きいんだなぁ。私、無い方だからこれは新鮮と言うか綺麗というか、すごく気持ちよさそうと言うか。大きい胸って、こんなにも良いものだとは。なんか、改めて思ったなぁ。
「……先輩、何見てるんですか」
「ハッ!? ご、ごめん! つい胸見惚れて……あんまりにも、大きかったから」
「えー。先輩の胸の方が綺麗ですよ。大きくても邪魔になるだけです。BやAの方が綺麗で素晴らしいですよ!」
「でも、モテるでしょ。胸大きい方が」
「まぁ、男にはですけど」
「ちょっと、羨ましいなー。私、モテたことなんて全然ないから」
「そうなんですか!? ありえないですよ、先輩がモテないなんて! 私が男なら、絶対ほっとかないのに!」
 ぐっと拳を握り、力強く言う後輩。は、恥ずかしいけど嬉しいな、そこまで言われると。
「ありがと……でも、本当にモテないのよ。なんかね、男にしてたら綺麗なんかよりも可愛くて、胸大きくて、ちょっとお肉付いてて柔らかそうな子のがいいみたい。あと、自分より背が高いのはダメなんだって」
 ちなみに、私は見事に全部真逆だ。これ聞いた時、小一時間ほど部屋の隅で膝抱えたよ。
「なんですか、それ。先輩はこんなに綺麗で可愛いのに。男ってのは見る目がないですね。これだからエロばかりの猿どもは……」
「ホントもぉ、ね……うぅ、男なんて嫌いだと何度思っただろう」
「男なんて捨てて、私と付き合いましょう! そっちの方が、きっといいですよ!」
「い、いやでもね、女同士は……」
 私を見つめる後輩の瞳は、どこまでも真剣だった。ちょっと、女とか関係なくドキッとするくらいに。……うあぁ、ダメだ私。もう後輩に惚れかかってる。なんだ、私ってノーマルじゃなかったのか。レズだったのか。女の子が好きだったのか。
 確かに、可愛い子を見ては何度も羨ましがったりしてたけど、こんな感情を抱くなんて……
「先輩、好きです。付き合ってください」
「……ぅ、ぁ……」
 ヤバイ。断る言葉が出てこない。出せない。後輩を、拒めない。こんなにも本気で好きだと言われたことがないから、どきどきし過ぎて何も考えられない。頭が真っ白になりそう。
「先輩……断らないん、ですか?」
「……っ」
 このままじゃ私、後輩に捕らわれる。心から、受け入れちゃう。求めちゃう。
 何も出来ないでいると、後輩はシャワーを置いて私の顔をそっと手で包む。
「なにも言わないなら、OKだと思っちゃいますよ? いいんですか?」
 言いながら、後輩が顔を近づけてくる。ゆっくり、ゆっくりと。
「……!」
 びくっと、意識してないのに体が震えた。ぎゅっと瞳をつむってしまう。こままじゃ、後輩にキスされちゃう。キスされたら、きっと、私……
「せん、ぱい……」
 後輩の吐息がかかるほど、私たちの顔は近くにあった。目で見てなくても、感じる。
 いいよ。そう口から言葉を出そうとした時、
「待ああぁぁぁぁぁぁぁてええぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」
 ガチャン! といきなり風呂場の扉が開いてだれかが入ってきた。
「うえぇぇ!?」
「ちょ、だれですかいったい!?」
「そのこの恋人だこの泥棒猫! 人の恋人とるんじゃねぇ!」
 入ってきたのは、小学校からの唯一の友達だった。
「いやいや、アンタも女でしょ!? せめて親友って言おうよ!」
「なっ……!?」
 友達は一瞬あとずさると、信じられないという声で言った。
「あたしたち……ずっと、付き合ってると思ってたのに……!」
「なんで!?」
「先輩は私と付き合うんです! 貴方なんかには渡しません!」
 ぎゅ、と後輩に顔を抱えられる。う、うわ、わ、胸が柔らかくてすごっ……!
「あたしはなぁ、その子のことが小学校の時からずっと好きなんだよ! 大学なんかで出会った後輩なんかに盗られてたまるか!」
「愛の深さは好きな時間の長さでは決まりません! というか、貴方はなに人の家に入ってきてるんですか!」
「その子の危機を感じて助けにきたんだ! 後輩の家に行くって言ってたから不安になってれば、案の定携帯に全然つながらない! これはもしやと思って来て見ればこれだ! 昔っからこの子は女の子にはモテるんだからっ」
「え、そうなの!?」
 私は友達の発言最後のところに驚く。だって、まともに友達も出来なかったのに。
「そうだよ! だからお前には女を近付かせないようにしてたのに……! くそ、留年してでも同じ大学行くんだった!」
「えぇ!? もしかして、女の子の友達も出来なかったのって、アンタのせい!?」
 衝撃の事実だよ! ずっと友達だと思ってた子からの、衝撃的すぎる攻撃だよ! なんかもぉそれだけで泣きたくなってきたよ!
「酷い! 貴方のせいで先輩はまともに人と話せなくなってるんですよ!?」
「大丈夫だ! あたしがこの子のために料理洗濯炊事掃除資金繰りまでなんでも世話してやるんだから! だから邪魔者の後輩はすっこんでろ!」
「嫌ですっ! 私が先輩を幸せにするんですっ! 第一、仕事から家事までひとりで出来る訳ないじゃないですか! このままじゃ絶対に先輩に迷惑かけることになりますよ!」
「デイトレーダー舐めんな小娘! 家政婦独り雇うくらいの資金と生活費ぐらい、今だって稼いでるわ! この子のためならなんだってしてやる!」
「あ、アンタそんなことまでしてたの!?」
 私も今まで知らなかったよ。そこまで好かれてたとは、びっくりだよ……
「わ、私だって先輩には苦労かけません! 頑張って働いて、精一杯幸せにして、そして先輩に癒してもらいます!。きゃっ」
 きゃってアンタ、そんな頬染めて可愛らしく言わないで。何を想像したんだよ。
「ふざけんな! この子はあたしのだ!」
「ダメです! 渡しません!」
「うわわ!?」
 二人同時に抱きつけれ、私はどうすることもできずされるがままになる。お、女の子ってこんなに柔らかいんだっけ? なんかもぉ、体中が柔らかいのだらけでふわふわしてきた……いかん。私、本格的に嗜好が傾いてきてる。このままじゃ確実に女の子好きになっちゃう……!
「おい!」
「先輩!」
「ひゃい!?」
 二人から呼ばれ、軽く意識が違うところに行っていた私は情けない声で返事をしてしまう。
「あたしと」
「わたしと」
『どっちが好きなんだ!?』
「えぇぇぇっ!?」
 この状況、どうすればいいんですか。だれか、助けてくださいー!


 …………。あぁ、でも女の子は気持ちいいなぁ……