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目次

第2話「回想のロンド」のメモ

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 演奏旅行で上海を訪れたユダヤ人ヴァイオリニスト、クライネフ。彼が某国の諜報員だという疑いがあり、その証拠を掴むため行動を起こす桜井機関の四人。クライネフの握っている情報を能力で探ろうとする葛と棗。雪菜と葵はヴァイオリンを教わるという口実で彼に近付くがやはり情報は簡単に掴めない。そして演奏会当日、ヴァイオリンの音色は葵や雪菜たちそれぞれの過去を浮かびあがらせるように響き始める。
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関東軍

 この"関東"は日本の関東地方とは全く関係無く、遼東半島の先っぽ旅順・大連地域に相当する関東州の関東。

下のカットは、旅順の関東軍司令部

四君子堂写真館

葵と葛のアジトである写真館。
スタッフブログによれば、
  • 場所としては、上海の「虹口(ほんきゅう)地区」という、共同租界の中でも日本人が集まる地区に建っている設定
  • 建物の外観は、東京にある「江戸東京たてもの園(東京)」や、愛知にある「明治村」にある明治~大正時代の建造物を参考に描かれている
  • 「四君子堂写真館」という名前は、メインライターの大西さんが付けた名。四種の草木を君子として称えた言葉「四君子」は、花の名をコードネームに持つ桜井機関の4人にかかっている
とのこと。

+上海小区照相館 : 虹口区界隈 1-海倫路から四川北路公園

「ワタシ風蘭アルヨ」

 マンガやアニメに登場する中国人の「~アルヨ」「~ノコトヨ」のような言葉遣いは、満州国で使われた協和語に起源を求められるという説がネット上ではよく見かけられる。
ただし、協和語以前に華僑の商人たちが使っていたことを示す資料もあるんだとか。

旧黒石公寓(Blacckstone Apartment/復興公寓)

 雪菜と棗が暮らすマンション。

カメラ


黄浦公園(パブリック・ガーデン)

 外灘(バンド)の北端、黄浦江蘇州河の交わる川岸にある黄浦公園(パブリック・ガーデン)。"バンド"というこの地区の名称の由来となった土手(=バンド)の上にある。
 黄金の屋根の東屋は、この黄浦公園にあった音楽堂だと思われる。この音楽堂では野外コンサートが行われていたそうだ。
 上の写真から推定するに、この音楽堂があった場所は、現在は上海市人民英雄記念塔になっていると思われる。
 なおこの公園は外国人専用で、「犬と中国人は入るべからず」という立て看板があったという伝説的なエピソードが伝えられているが、その看板の実在については疑問の声もあり、よく分からない。

「帝大の幾何学の大家である加治川元教授」

 旧日本陸軍が数学者に対して公式に協力を依頼した史実はある。1944年4月3日に発足した秘匿名「陸軍数学研究会」その実名「陸軍暗号学理研究会」がそれ。その準備会として1943年7月10日より、陸軍参謀本部暗号班・釜賀一夫が呼びかけ東京帝大の高木貞治名誉教授を中心とした数学者が集まり会合が開かれていた。

浦江飯店 (アスターハウスホテル)

 作中でユダヤ人ヴァイオリニスト、クライネフが宿泊していたホテル。
 次のような著名人も宿泊している。


孔雀庁(ピーコック・ホール)

 雪菜がクライネフからヴァイオリンの指導を受けたホール。浦江飯店内にある。

「父上!来月より、江田島に行って参ります!」

 「江田島」とは、広島県江田島市にあった旧日本海軍の士官養成学校である海軍兵学校のこと。陸軍士官学校出身者である葛は、「江田島」という言葉に思わず反応する。

陸軍士官学校

 上の画像を見るに、葛は陸軍士官学校41期生のようだ。とすれば同期は、二・二六事件に参加した栗原安秀、中橋基明中尉、皇族の茂麿王(臣籍降下後は葛城茂麿)、終戦直前に阿南惟幾陸軍大将の身代りとして"おとり"の輸送機に乗り戦死した近藤伝八大佐らがいることになる。

恩賜の刀


陸軍大学校


上海とユダヤ人


蘭心大劇院(Lyceum Theatre)

 作中でクライネフがヴァイオリンのコンサートを開催した場所。茂名南路と長楽路との交差点に、1931年に建てられた劇場。