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クロナの四肢同様に肉付き薄く、無毛の丘の膨らみは慎ましくしどけない。
しかし、すでにそこはざわめく粘膜の奥から溢れた蜜で濡れそぼり、キッドの肉芯をぱくりと咥え込んでいた。

「僕が…キッド…食べてる…?」
「あぁ、見えるか?」

ゆるく頷こうとしたが下腹部の内臓が押し上げられるような強い異物感をおおぼえてクロナはおもわず身をよじる。
内側に他人の熱い肉が食い込み埋没していく、緩慢でも重い衝撃に戦慄き始めた膝が止められない。
じわじわと蠢動する張りに僅かな抵抗をみせながらも、肉孔が左右に開いていく。

聖女が処女性を重んじられるのとは逆に、陰を呼び寄せる魔女は処女を失うと魔が強くなる。
自分がその血肉を色濃く受け継いでいるのを、こんなときに実感して、目の前もぐらぐらと揺れ始めた。


恐れていた、破瓜の痛みはない。
戦いの中で裂傷なんて数え切れないほど負ったし、腹を半分に裂かれるのはどんなものかすら知っているから
それに比べたら、この程度は痛みのうちにははいらない。

それよりも、開いてもいないのにチクチクズキズキし始めた胸のほうが今や重傷だった。


自らの血を操れるクロナであっても、生理的な反応まではそう簡単には抑えられない。
特に対処の仕方をその都度必死に考えなくてはならない、こんな状況下にあっては尚更で。
まるで全力疾走しているような心臓に、切羽詰った胸元は今にも張り裂けそうな鈍痛を訴える。

つい枕を手繰り寄せたクロナが不安げに見下げた視界の先、痛みの真ん中にふっと影が被さった。
「っはぁあ・・・・・・あぁ・・・」
両耳まで真っ赤に昂揚したキッドの頭と湿度をもった長い溜息が、クロナの平坦に近いやや硬めの乳房を服越しに擦る。

たっぷりと時間をかけて挿入を果たした二人の陰部は、初めからそういう形であったかのように隙間なくぴたり。くっついて。
不思議な対称曲線を描いているように見えた。
意識を向ければ痺れるような、痒みのような痛みのような、止め処も無い疼きがジンジンと響いてくる。
何よりも、この息苦しさを帯びた発熱はどちらのものだろう。

「・・・はぁ、こんな、美味そうにしゃぶりついてくるものとは、思わなかった、ぞ」
そう嬉しそうにこぼすキッドの細めた目と目が合う。
「あ・・・うぅ・・・」なんと返したらいいのか、「・・・・・・・え、・・・えっち・・・」

自分が彼と同じ表情を浮かべていることに気がついた途端、
とうとう極まった胸の痛みは咽元まで込み上げて目端に溜まり、やがて静かにこぼれ落ちた。

少年は、ごく自然に顔を寄せるとその涙の粒を丁寧に舐め取る。
舌先が桜色の頬を伝い、震える唇の端をかすめ、まだ口付けを知らない少女の胸をまた一度ドキリとさせる。

「すまない」
「えっ!あ、違う・・・痛いとかそんなんじゃ・・・ない、よ。ち、違うから・・・大丈夫、だから・・・」
「いや、俺としたことが順番を間違えた」

今度は唇に柔らかく湿ったものが触れる。
クロナは眉を跳ね、両目を見開いた。唇を急に押し当てられたはずみでキッドの吐息を吸いながらクロナの唇も開く。
温みや弾力だけでなく匂いと味、初めて触れる口腔粘膜のぬるりと濡れた感触は、信じられないほど気持ちよくて
お互いに驚いてしまい思わず唇を離してしまう。

やがて、どちらともなく、もうひとたび重ねた。






著者コメント

もしも誰か思い立ったことがあったら勝手に続きやIFや、もしくはアイデア一言でも書いてくれると嬉しい候。