グールの運用法
我が軍の孝行息子グールの運用について。忘れがちなこと、細かい事などを列挙してみる。
- 弱点が無い。
火炎や秘術攻撃にさえ+10%、+20%の抵抗を持つ。打撃は±0%なので、意外にも火よりも打撃のほうが痛い。斬撃も+10%しかないので、格闘系キャラ相手には単純性能では不利だ。しかし貫通にはよく耐える。ところでどうして貫通に強いんだろう。骨は解るが、グールは何でだ。馬やドレークが貫通に弱いのもよく解らん。
- 村グール
グールはアンデッド陣営では長生きされるとうざいキャラランキング1位であることは異論無かろう。なぜなら長生きされればされるほど毒感染者は増え、ダメージ量が多くなるからである。従ってグールは村に座らせ、回復させながら毒をつけまくるのがよい。また村防衛という観点でも、弱点が無く剥がれにくいグールが村に居てくれると心強い。
村グールを最大限に生かすには、村付近の自軍展開においても細かい配慮が必要だ。グールを狙いに来た敵に対しては、反撃で(投射攻撃を受けたなら次のこちらのターンに)毒を付けられるが、遠くに居るほかのユニットが狙われた場合は、グールを移動させないと相手を攻撃できない場合がある。これを防ぐためには、グールの後ろに隣接させるようにユニットを配置しよう。後方のそいつを攻撃するにはグールの隣に来なければならない、という状況が良い。無論これは状況に拠る。強力な投射ユニット(魔法や火)が多数存在するような、何もしないうちにグールを倒されてしまいかねない状況では当然グールを丸裸にすべきではない。周りに骨などを並べてスクラムを組もう。
- 毒のつけかた
相手に投射ユニットと格闘ユニットが居た場合は、当然被ダメージが少ない投射を狙うのが良いだろう。相手はなるべくHPが多い者、レベルアップ間近でないもの(レベルアップとともに毒が消えてしまう)を狙うようにする。ゾンビ化を狙う場合のダメージ調整や、レベルアップ寸前の敵をなんとしても倒してしまいたい場合以外は、弱った敵を殴るのは損である。
- 相手の攻撃手段等との兼ね合い
相手が投射ユニットばかりである場合は、こちらが死にそうであろうが、決死の攻撃を敢行すべきである。仮に攻撃を見送っても相手ターンに投射で無傷で倒されてしまう公算が大きいからだ(相手が届かないところまで逃げることができるならばこの限りでない)。しかし相手が格闘ユニットである場合は、焦らなくても良い。わざわざこちらから攻撃を仕掛けなくとも、向こうのターンで毒に掛かってくれることが多い。特に相手が多数である場合やこちらのHPが減っている場合は、無理にこちらから殴るのは良くない場合が多い。こちらから攻撃することでHPが減少し、それによって相手ターンの攻撃を耐えられなくなりそうな場合はやめといたほうが無難である(何せ長生きすればするほど、村上に居る限りHPが回復する)。
さらに、こちらのターンで毒を付けた場合、相手ターンに(既に毒に掛かったキャラが)気兼ねなく殴りかかってくることもある。これをやられると非常に効率が悪くなる。しかし、こちらのHPが1桁とかになり、どうせもう死ぬという場合は特攻を仕掛けても良い。攻撃を見送って相手ターンに攻撃された場合、最初の1発で死んでしまったら損であるからだ。先攻ならば最低1発は殴れるので、どうせ死ぬにしてもこっちのほうがマシだ。
ただし注意点が2点ある。1点目は多くの経験値を持った相手に特攻してはいけないということ。特攻した結果レベルアップ寸前になり、相手ターンでレベルアップされたりすると非常にまずい。2点目は相手が「先制」スキル持ちでないことを確認することである。わざわざ決死の特攻を試みるメリットが皆無になる。
当然の事だが、格闘ユニット相手に殴りかかる場合、日中のドレークや夜中のトロルオークなどが相手の場合は、自重して被ダメが少ない時刻を待つ方が良いだろう。
- 経験値
グールには与えないほうが良い。どうしてもしょうがない場合は除いて、極力元気な敵を殴るようにしてとどめは刺さない方がよい。その方がダメージ効率自体良いし、それにグールがレベル上がってもしょうがないと思う。ゾンビの肥やしにするほうがよっぽどいいし、そうじゃなくても骨やゴーストがレベルアップしたほうがよっぽどうれしい。
- 切込隊長としてのグール(理論研究 総攻撃開始タイミング理論を併せて参照のこと)
普段は守護神であらせられるグール様だが、総攻撃の際には全くお呼びでない。総攻撃では、毒がどうとかじゃなくて、数ターンのうちに(夜明けには)、敵を蹴散らさなければならない。こいつを総攻撃時にどう生かすか?それはもう総攻撃が始まる1ターン前、すなわち踏み込み時に一人だけ突貫させて、敵のウザキャラに毒をなすりつける変態役をやらせるのである。人間なら、重装とか騎兵、竜騎兵が前にいたりする。選べるなら騎兵かな(もちろん迂闊にも魔術師がいるならそいつだ)。そうすると、総攻撃が始まる時には、敵の陣形は千千に乱れ、なんじゃこの変態は!帰れ!とばかりぐっちゃぐちゃになること請け合いである。そしてそのグールは早晩死ぬ。ああ愉快。
しかし、真面目な話、グールが突っ込んでくるとウザいには違いない。魔術師以外だと殴らねばならないからな(アンデッド相手に弓兵なんぞいなかろう)。対ドレークだとそうもいかないが、案外トカゲが毒まみれになっていたりする。それでまあグールが死んでもいいのだ。いずれにせよ総攻撃の主力ではないのだから。むしろ、毒+隙を作ってくれた利益の方がはるかに大きい。ついでにコウモリも飛ばしておけば完璧である。