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6話 突拍子のない最終回だけど卒業という名のクビは一人だけ


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 朝食は白米に限るわね。
 パンは邪道だと思ってるけど、たまに買ってしまう。
 っと、あれ? 机の上にこんな紙あったかな?
 えーと何々?
『今日はミミズさんお出かけなんで、今日は鵺さん視点で話を書きます。ちなみにいつも通り休日です。平日だと学校ネタになってしまって、いちいちクラスメイトの名前考えるの面倒ですからね。後どうでも良いんですが、話が盛り上がらなければ鵺さん引っ越しです。まあ頑張ってね。by作者』
 えーと、何だって?
『今日はミミズさんお出かけなんで、今日は鵺さん視点で話を書きます。ちなみにいつも通り休日です。平日だと学校ネタになってしまって、いちいちクラスメイトの名前考えるの面倒ですからね。後どうでも良いんですが、話が盛り上がらなければ鵺さん引っ越しです。まあ頑張ってね。by作者』
 えーと、もしかして今も話に乗せられてたりするわけ……。
 ぎゃー!髪もぼさぼさだし!パジャマだし!ってそういえば小説だったね!
 落ち着け私、まずは素数を数えるんだ2,3,4.5.6.7……って全部数えちゃってるー!
 とかいう事したらいいのかな?
 でも、本当に余裕がないかも……。
 というか本当にさせる気?ねえ、引っ越しさせられるの?何かむしろいなかったことにされる気がするけど。
 とりあえず朝食を食べてっと。



 よしいろいろ終わったよ。別に特になかったけど何かあったように思わせる為なんてことはないよ。ほんとだよ。
 まあいいや。
 外はいい天気なので外に出ましょうか。
 きぃ。
 バタン。
 私は何も見なかった。別に扉を開けてすぐに誰かが倒れていたなんて事は無いんだ。いや、こんな所に人が倒れているはずないでしょ私。はっは、勘違いさん♪
 きぃ。
 バタン、
 わーい、現実だー♪
 なんて事してないでどうしようか。あれ?もしかして此処で助けておけば私の株が上がるかも?そうと決まればすぐに行こう。
 きぃ。
 倒れていた人に近付くと見覚えのある人でした。それどころか鷹野荘の住人です。
 名前は白鷺ツグミ、あだ名は詐欺師で、職業は見習ホスト。本名のツグミが女性ぽいというコンプレックスがあったが、ホストで源氏名を本名でいったところ客に受けが良かったらしく、今では気に入ってるそうだ。
「ミ、ミズ……」
 ここで私のしたボケをしなくてもという事を思ったが、それよりも外に放り出したままよりも家の中に連れて行く方がいい気がしたので、私では支えきれないので引き摺って部屋まで運びこむ。ときどき変な声が聞こえたのは幻聴かもしれないので、今度耳鼻科でも行こう。
「で、何で倒れてたのよ」
 私は詐欺師の部屋まで運びこむと水を汲んだコップを渡す。
 詐欺師は水を少しずつ倒れこんだまま飲み、ようやくちゃんと座った。
「……頭がいてぇ……」
 こっちのセリフだといいたいところだが、私は大人なので黙っておく。
「ああ、鵺ちゃんか、ありがとうね」
 ちなみに詐欺師は私と鴉とメイドにはちゃんづけで呼ぶ。千羽鶴は年上なのでちゃんはつけないそうだ。
「で、何で倒れてたのよ?」
 私はもう一度質問する。
「実はね……」
 思い出したくない事があったのか少し声のトーンが下がる。
「ここ数日間ずっと泊まり込みで働いていて、そのおかげで、うっぷ」
 ようは飲みすぎらしい。まあホストだししょうがないといえばしょうがないが、そこまで指名されるような事は今までなかったはずで、詐欺師自信もまだ見習いで接客よりも雑用の方が多いと言っていた。
「ちょっと、吐くなら洗面とかで吐いてよね!」
 しかし今にも吐きそうでそれどころじゃなかった。が、手遅れになりそうだったのか飛びあがり洗面所に飛び込んだ。
 その中から聞きたくない音が聞こえたのは言うまでもない。



「とりあえずいろいろ言いたいけど大丈夫なの」
「君のおかげでだいぶ楽になったよ」
 と先ほどと違って満面の笑顔を向ける。流石にホストをしているだけあって切り返しが早いのかもしれない。
「ほんとに、何でここまで飲んだのよ」
「ああ、さっきの続きだね」
 私は無言で頷く。
「数日前に近くに新しく出来た店の社長令嬢がやってきてね、何故かTOPじゃなくて下から10人ほど指名してね。その中にまだ指名なんてほとんどされた事がない僕も当然入っていたんだ。でさ、その令嬢は先に後で人気が出そうなホストをキープとかでもして置きたかったらしくてさ、人気がないほどその人の人気が出たら嬉しいという理由で下から指名したんだ。まあこれは前振りで話はここから、その令嬢とても羽振りが良くてね、高いお酒を1人1本とか一気に買ってくれたり、僕たちには嬉しかったんだけど、どんどんその量が増えていって飲みきれないほど買っては一気とか言ってきてね、もちろん断らずに飲んださ。でも飲みきれずにみんな倒れていってね、僕は運が良かったのかそこまでお酒を飲んだ事は無かったけど最後まで残っていて、それで何故か少し気に入られちゃってね。それで帰って行ったんだけどまだこの話は終わらなくてね……。
 その日は飲み過ぎて足もふら付いて意識も朦朧していて危なかったから、そのまま店に泊まらせて貰ったんだ。で、次の日だ。その日もまだ頭が痛んでたんだけど仕事だから張り切って行こうと思ったんだ。そしたら開店直後にまた例の令嬢がやってきて僕を指名してくれたんだけど、初めはいろいろ話をして盛り上がってたんだけど、また途中で一気に酒を飲まされてね……。僕もそこで潰れておけば良かったんだけど、何故か潰れられなくて、また最後まで飲みきってしまって、また店に泊まったんだ。
 そして次の日も、その次の日も来て、今日ようやく解放されてね……」
「あ、終わった?」
 私は話が長くて途中で勝手に冷蔵庫を開けて酒のつまみだけ食べていた。
「えーと、どのあたりから聞いて無かった?」
「数日前」
「最初からじゃないか……」
「あれでしょ、ようは気に入ってくれた令嬢が酒を飲ませまくってきたって事でしょ」
「まあそうだね」
「とりあえず私は部屋に戻るね」
「あ、ちょっと」
 私は構わずに詐欺師の部屋から出る。
 さて、いらぬところで時間をくってしまった。早く面白い事でも見つけないと引っ越しさせられてしまう。
 って、あれ?何故か太陽が赤く見えるよ?というか西側にあるよ?
 えーと、夕日?
 さっきまで朝だったよね?朝食食べてたよね?
 あっれー、私のスタンドってキング○リムゾン?
 とか言ってないでもしかしてタイムリミット?
 ……終わった……。
 グッバイ鷹野荘。きっと次からは私はいないことになってるから。
 でも、私の記憶はいつまでも残ってるから!