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役人に刀を振りかざした瞬間


「穏、店汚したら追い出すよ」


その一言で一瞬、全ての動きが止まった


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ひたり…と寸前で刀を止め
目の前で怯える役人から
静かに吉祥に視線を移した


「はぁ…幼なじみ追い出すのはなしだろ」

「俺の店だ、評判下げるな」

「そりゃそーね」


頭を掻き、先ほどの場所に戻ろうとした時
吉祥がふわりと土間に降りた
同時に俺の腰の刀を抜き去って


「…と云うわけです、お奉行。お引き取りねがいます」

「っ…こ、この町奉行であるわしにむ、謀反を働くとは…」

「…この刀は穏の刀の中で一番切れ味がいいものでね…鎧なんかも軽く真っ二つなんですよ」


刀をじっくり眺めながら薄く笑う吉祥に
町奉行の顔色が一気に青くなった
おそらく、次に来るであろう言葉を予想して


「ご自身で切れ味…確かめて見ます?」


ニッコリでもつきそうな程の
笑顔。俺は何も見てない
何も見てないさ、吉祥の背後のどす黒いものなんて…!!

その一言に役人達は一気に震え上がり
店から逃げていった


『さ、流石!!旦那様!!』

『御前ー!格好良かったよ!』

一拍置いて騒ぎ出した店の奴らに苦笑しながら
戻ってきた、吉祥に笑うしかなかった


「厄介なこと連れてくんな」

「へーい…」

「冬麻、あとで部屋に茶を持ってきてくれ」

「あ、団子忘れんなよ」

『へい!わかりました!御前、旦那様!!お疲れ様です!』

「あ、っと…平八」

『はい、なんでしょう?御前』

「始末、頼むわ。面倒なら赤羽に頼んでかわねぇから」

『了解いたしました』


仕事を頼み再度、母屋に戻った

それにしても、さっきから気配が気になるねぇ…


「なぁー、吉祥ー」

「わかってるから少し黙れ」


吉祥がため息をついて天井を見上げた


「…桜鬼、出てこい」

「御前も吉祥の旦那も気づいていたら呼べばいいのにぃ…人が悪いんだからぁ」


目の前には上様直属の忍
俺の見る限り、忍と云うより視界のテロリストの間違いじゃ
ないのかと思うほど、派手な忍
と云うか…ただのオカマ



【腹黒い人オカマな人】