|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

2

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

それから数日…
戦の日がやって来た

主の命で上総様も出陣が決まり
城の中は上総様が一人で走り回ってるのに
便乗していつも以上に騒がしい

もちろん、戦忍の俺も参戦
準備も終わり、いつものように天守閣の
屋根の上で寝ていると
バタバタと上総様が一人騒いでいる


「御守り…刀…忘れ物はあと…あと…弥助!」


 俺 か!
忘れ物のじゃねぇっての…


「や「忘れ物で数えないでください」ぬ、ぃよし!!出陣!!」


なんでこんな元気なんだよ
このオッサン…


------

元気に出陣して数刻
戦場となる高原に付けば
両者とも見事な陣を張り
開戦はいまかと空気が張り詰めていた

あぁ…この空気…感覚が戻ってくる…


「弥助…まずは本陣に赴き、上様に挨拶をせねば」

「諾…」


上総様の馬の後ろに背中を預けて乗り
『上様』とやらがいる本陣に向かった



本陣の最奥に案内させられた俺ら
上総様は誰もいない上座に
膝をつき、すっ…と頭を下げた

しばらくして武装した一人の男が上座に座った


「親也様…遅参の段、御免なれば」

「まぁ、よい。戦嫌いの主が参っただけ善きことよ」


一目見てわかった
圧倒的な力、人を惹きつける
統率力
この男…出来る


「して…上総よ。気配を消し、入り口にいるのは、主の忍か…」


俺にも気づくのか…この男は
上総様への問いも確信になっている


「はっ、我が忍にて。弥助!」


上総様に呼ばれ音も無く
横に膝を着く


「ほぅ…見事な紅よ…主、名は」

「弥助と申します」


紅とは…俺の異様な髪の色
上総様もこの色で俺を椿と呼んだ


「弥助…か。フン…我のためその力、存分に奮うてみせよ」

「お心のまま…なして見せます」

「もうよい。下がれ」


頭をさげ、本陣を出た
開戦まであと…わずか…