貴方の言葉、濁る口癖
「心など無ければいい」と
その意味をまだ理解もせずに
手を伸ばし、貴方の奥へ
その痛みすら僕は笑った
都合よく貴方を抱いた
それを貴方は拒みもせずに
また笑う、その先に僕
その泣きそうな笑顔の中に
僕はまだ綺麗に映る
貴方が居ないこの世界にも
まだ僕は呼吸を失くす
それでも僕は酸素を望み
酸化させ吐く機械にも
成れはしなくて、濁る口癖
「心など無ければいい」と
吐いたのは僕の口先