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ユメビト09話

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―終わった。



リンは倒れていたが、気を失っているだけだった。
それを見て、安堵した。

「大丈夫ですか?」

フードを被った小さな少年が歩み寄ってきた。

「ええ、助かりました。」

「その傷…。こちらまでいらして下さい。」

小さな家屋に二人を案内し、少女をベッドに降ろす。
一息を吐こうとした時、突然重そうなドアが閉められた。

「ケイトさん。」

「…!?どうして、僕の名前を…?」

「お二人はどうして此処にいらっしゃったんですか?」

そう言いながら、部屋の隅のテーブルから、
救急箱を重そうに運んでくる。

「貴方には関係の無い事です。」

「ルカ様の救出…ですよね。」

救急箱から消毒液や包帯などの一式を取り出し、
慣れた手つきで応急処置を施していく。

「…!?お前は何者だ…!」

少年の手を払い、咄嗟に距離をとる。

「そんなに驚かないで下さい、私は貴方たちの敵じゃない。」

「何を知っている!」

「知っているも何も、僕がルカ様をこちらに連れてきたんです。」

救急箱に一式を閉まっていく。
そこには、几帳面な性格が表れていた。

「どういうつもりだ!」








―「お二人は、此処がどんな場所かご存知ですか?」