78 前田 RXW+stF00

    

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/09/30(土) 06:50:05.19 RXW+stF00

朝のSHR。今日も変わらない一日が始まる
ただ、いつもと違うのは見慣れない少女が担任の横に立っている光景位だ。それもすぐに答えは出る

担任「えー、昨日言ったように今日から前田は女として生活する。女子、それから緒方、嶋、野村、色々先輩として教えてやれ」

前田「よ、よろしく…」

納得。つまり我がクラスで四人目の女体化した男と言うわけだ。また一人同姓が減った事になる
しかし毎回思うが、男の面影が殆ど無いと言うかまるで別人のようだ

緒方「なーに鼻の下伸ばして見てるかなー」

男「お、おい、んなわけねーだろ。前田は元男だぜ」

緒方「でも今は、いやこれからは女の子だよ。私達と同じに」

男「そりゃ…だけど、俺は前田の男の頃を知ってるし、とうるさいと思ったら」

緒方「まぁ、やっぱり気になるんだよ。特に男はねー」

俺と女…緒方は廊下を見やる。その方向には軽い人だかりが出来ている
誰かが女体化したと言うと誰もが気になるのだろう。特に緒方の言う通り男達は
理屈は分からないが、男が女体化してしまうといわゆる美人の部類に属する割合が多い。緒方や前田のように


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/09/30(土) 07:06:08.58 RXW+stF00

緒方「しかも上級生ばっかりだね、あはっ」

男「しょうがないだろ、俺達の時期が丁度ヒットゾーンだからなぁ…って前田っ」

SHRも終わり担任が出て行くと、途端に前田はオロオロしている。どうしたらいいか分からないと言った感じだ
当然だろうが、上級生達の好奇の視線を浴び続けると言うのは流石に辛いだろう

前田「あ、男君…」

呼ぶと明らかにほっとした顔を見せ、こちらに小走りに寄ってくる

緒方「ほら、こっちにいなよ。ノム、嶋ー」

男「流石に授業始まればそんな注目も浴びなくなるさ。まぁ一種の通過儀礼みたいなもんだ」

嶋「まだ男のままの男が言うと、それは嫌味に聞こえるんだぞ」

嶋と野村もこちらへ集まり…なんと言うか見た目には非常に気まずい光景になる
元の性別がどうあれ、男一人に女が四人。しかも見た目だけなら結構美人の集団だ

野村「まぁ、すぐに…って訳でもないけど慣れるよ。前田さん」

野村が言葉を濁すのも無理はない。女体化したとは言え、すぐに女子の集団に溶け込めるかと言うとそうでもない
ただでさえ元が男であった事と、本人達の意思に関わらず容姿のレベルは通常よりも高い
それがただでさえ微妙な空気に妙な温度差を持ってしまい、結果彼…彼女達は中途半端な位置においやられてしまう


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/09/30(土) 07:20:37.22 RXW+stF00

その後、授業が始まるまでは前田に3人が色々とアドバイスしていたようだ
流石に俺がその話に加わるわけにもいかず、取りあえずは外の様子でも見ながら時間をつぶす

-キーンコーンカーンコーン-

その後特に何事もなく(前田の事を聞きつけた生徒が何人か様子を見に来たようだが)昼休みを迎える

緒方「お・と・こっ、ご飯食べよう。お弁当でしょ?」

男「ん、あぁ。んじゃ屋上にでも行くか、前田…は大丈夫みたいだな」

緒方「…うん」

立ち上がりながら前田の方を見ると、嶋と野村が側にいた。あれなら問題なさそうだ

男「ふぁあ、食ったぁ」

緒方「相変わらず食べるよね、男って。私が男だった時も思ってたけど、今じゃ倍だよ」

男「おまえが少食なんだよ。まぁ元々少なかったけど、女になって更に減ったな」

緒方の弁当箱は俺の弁当箱の丁度半分と言った感じだ

緒方「うん、体も変わっちゃったんだね」

少し寂しそうに笑う緒方を見てると、何故かこっちが悪いような気持ちになってしまう
と、緒方は弁当箱をしまうとしばらく俯いていたがふと俺を見た


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/09/30(土) 07:29:45.03 RXW+stF00

緒方「ね、男って前田の事どう思ってる?」

男「…いきなりどうしたよ?」

緒方「前田って女の子になったら凄く可愛くなったよね」

男「何が言いたいか分からんが、それを言うなら前田だけじゃないだろ。野村や嶋もそうだし、緒方お前もだろ」

緒方「へ?何が?」

急に矛先をかわされたのか、それともまったく予想外の答えが返ってきたからなのか
緒方は頭の上に?マークが飛んでいる

男「本当に自覚なかったのか…」

緒方「ちょっと、だから何がさっ」

男「あのなぁ、前田が可愛いからどうだとか教室で言うとお前女子からタコ殴りだぞ」

緒方「え、なんで私が女の子から怒られるの?」

男「…天然だとは思ってたがこれ程とは。いいか、前田も嶋も野村もそうだがお前。一般的に美人の部類なんだぞ」

言った瞬間、緒方はしばらくキョトンとしていたが

緒方「ええぇぇぇぇ~っ」

叫んだかと思うと、顔を真っ赤にして顔を伏せて黙り込んでしまった。ここが屋上でよかった
|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|