礼子先生 ◆Zsc8I5zA3U

    

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247 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 15:38:52.19 +ccPFSWV0

ここはとある学校の保健室・・私はここで保健室の先生をしている。今、私の目の前にはとある女の子がいる。・・この子も私と同じ元男だ、しかも私と境遇が似ており札付きの不良であった。
だから・・私は放っては置けなかった。人はそれを余計なお節介だというがこの子には過去の私と同じ轍を踏まないでほしい・・だからこうして保健室の先生の立場でピルを処方してあげている。
彼・・いや、彼女は過去の私のような悲劇を歩んでほしくない。・・・そう、切に願うにはいられなかった。


「礼子先生、ありがとうございました」

「いいわよ。それよりも・・ちゃんとまじめにしないと後で怖い目を見るわよ・・・ま、あなたの場合大丈夫よね。今や頼もしい彼氏がいるわけだし・・」

そう、この子の彼氏もかなりの札付きの悪であった。でも、今はきちんとまじめにしている。そこはまるで私の旦那とそっくりな性格であった。
旦那は・・とある病院でしがない病院を1人で切り盛りしている。といっても結構大きな病院であるが・・ここ最近はのんびりとしながら患者さんたちを見守っているようであった。


私の前にいる彼女は照れながらもおそらく校門で待ちぼうけを喰らわされている彼との関係を否定していた。
みえみえだそ・・


248 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 15:40:13.44 +ccPFSWV0

「ち、違ッ!!・・わなくもない」

「はいはい、いいからもう帰りなさい。ピルの使用方法はわかってるわよね」

「ヘイヘイ、わかっておりますよ・・じゃあ」


そういってあの子・・相良 聖は保健室から華麗に立ち去った。彼女が私の元へ来る理由は2つ、1つはさっきのようにピルを受け取りにここに来る時、そしてもう1つはやはり慣れない女の体・・・よく私に相談を持ちかけてくる。
女体化シンドノームを言うのをご存知だろうか?男性ホルモンが原因不明な変動を繰り返して女性ホルモンへと蓄積されるのである。もちろん、少数の男性ホルモンは残るのだが、大量の女性ホルモンの働きかけで女性の体へと構築されるのである。
しかも、発祥するのは15、16歳でしかも童貞男性のみ・・当時の私もこの女体化シンドノームによって女性へと変化してしまったのだ。この病を撲滅をしようと国は国連を挙げて治療に総力していっているのだが・・いまだに発祥から50年近くたった今でも
具体的な治療法も確立されていない。その点法整備はすでに整っているので女体化してもなんら問題はない。
私の知り合いの女性でこの国連の研究機構に所属している元男がいるのだが・・彼女は大丈夫だろうか?無理をしなければそれでいいのだが・・


おっと、自己紹介が遅れた。私は礼子・・春日 礼子。かの悪名高い暴走集団、金武愚(キング)の初代総長・・今はただのしがない保健室の先生である。


さて、こんな事を考えていると昔のことが蘇ってきた・・
                                    そう、かなり昔のことが・・・


257 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 16:00:28.24 +ccPFSWV0

今から十数年前・・当時の私は冷夏と呼ばれており、16歳の誕生日を迎えていた。このときの私は・・非常に名の知れた悪で警察からも目の通った悪の中の悪であった。すでに金武愚を結成しており、あらゆる街中の中を
暴走という行為で満たしていた・・
当時私は優秀な家系に生まれており何不自由ない生活を送っていた。だけど、親からは勉強勉強の日々・・家系という名の牢獄へ閉じ込められた私は徐々に不満が体に蓄積されていった。
何かをやってみたい・・誰に何も言われず自分という存在意義を確かめていたい・・そんな思いが体の中で充満していき、ある時になってそれが爆発した。偶然、盗んだ最新式のバイク・・

それに乗った瞬間、私はあらゆることろを駆け巡った。こうして、金武愚を結成し、数々の仲間を集めてそのTOPへと私はのし上がった。すべての力と実力を私はついに表現できたのだ。そして今日も、定期的な暴走行為をやろうとしていた・・


「おい冷夏、今日もやるのかよ?」

「ヘッ・・ッたりめぇだ!!だが、まだ大人しくしておけと全員に伝えとけ。・・ポリがまだ来る」

このときの私は早くから警察の行動には注意深く見守ってきた。警察には私たち専用のバイク部隊がいる。うかつに走ってしまえば袋のねずみだろう・・
だから、慎重に作戦を練るしかなかった。私の横にいる男は徹平・・当時の私の右腕でもあり昔からの友人でもある。私はどう警察を巻こうかと必死になりながら考えていた。


数分してからか・・ようやく作戦内容が思いついた。



258 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 16:01:13.04 +ccPFSWV0

作戦が思いついた私は傍にいた撤兵にその内容を伝えた。

「撤兵、俺が奴らを惹きつけておくからお前はその隙にみんなを率いて行動しろ・・」

「お、おい!いくらお前がすげぇからといっても1人じゃ無茶だぞ・・」

撤兵の言うことはもっともであった。いくら当時の私がすごいとはいえ1人ではあのバイク部隊相手にするのは無茶だ。だけど、当時の私には絶対なる自信があった。
誰が来ようと負けはしない・・そんな自信が私の中で駆け巡った。

「この俺があんなポリ公ごときにパクられるかよ・・俺を信じろ!!」


こうして私は撤兵を黙らせるとそのまま相棒であるバイクを走らせた・・・


624 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/06(佐賀県民) 19:16:18.31 Z/bhuFsB0

私はそのままバイクを走らせると警察を惹きつけていた。案の定、警察は必死で私ばかりに狙いを定めていた。
はっきり言ってそのときの私は暴走がすべてであり・・・そして私の存在意義を十分に発揮できる場所でもあった。誰からも愛されず勉強ばかりを要求され
家を継がされる・・・それがいやで私はいつものごとく暴走行為を繰り返してきた。

「キャハッハッハッwwwww俺の操縦テクには警察のバイク部隊もザマァねえなwwwwwwww」


私はいつものように警察のバイク部隊を追い払うと自分の暴走行為に満足しながら街という街を駆け巡った。しかしこの時、私の体はとある変化に悩まれていた。
そしてついにバイクを操縦している私の身にもとある変化が起きていた。突然の目まいと頭痛に襲われた。突然のことで私は対処しきれずにそのままバイクごと
崖から落ちてしまった・・

「イテテテ・・・な、何だ、どうしちまったんだ俺の体は・・」

私は気を失う直前・・とっさに誰かに大丈夫か!!の声が聞こえ振り向こうとしたのだが・・目に血がにじんで肝心の顔が見えなかった。どうやら体つきからしてからして男の人らしい・・
だけどその時の私は成す術もなくただ・・その場から気を失ってしまった。


あのときの声はいったいなんだったんだと思いながら・・私は暗い暗い意識の中を駆け巡っていた。



630 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/06(佐賀県民) 19:31:27.79 Z/bhuFsB0

意識が目覚めると私はとある診療所のベッドへと寝かされていた。体を軽く動かしてみるとすぐに体の変化が自家にわかった。なんだか服がダボダボだし体がいやに重いし少しめまいもする・・
それに胸のほうも若干、重たい感じでなんだか・・変な感じであった。それに髪の方も肩までかかるぐらいの長さにまで成長していた。妙な違和感を覚えた俺は胸のほうを・・少し触ってみた。
すると、胸からは女性特有の弾力性と厚みが感じられた・・・

「う・・・嘘だろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」


私はそのまま胸を揉み終えると下のほうも確認した。すると、昨日までにはついていたものがすっぱりと切り裂かれたようになくなっていた。そして私は女体化シンドノームという言葉がぱっと頭の中で出てきた。
15、16歳の誕生日を迎えた男性が突如として女体化する原因不明の病気・・・いまや、末期がんと同じように難病として特定されている。その当時の私には女性経験は皆無であったので女体化シンドノームは全くの予想外であった・・
私が・・自分の体の変化に驚いている中、私の部屋にとある男性が入ってきた。男性はぱっと見て普通そうな人物ではあったが横には医学書らしきものを手に持っていた。

「大丈夫かい?いや・・しかし、まさか女体化シンドノームの変化を間近に体験できるなんて・・」

「誰だ・・てめぇは?」

私が威圧そうな視線を送ると男性はあわてながら自己紹介してくれた。


「ああ、ぼくは春日 泰介。こう見えても医者の卵なんだ。昨日、偶然君が倒れこんでいたのでこの診療所につれてきたんだよ。ここはぼくの知り合いが経営していて、それで・・」


私はこの人物よりも自身の相棒の行方が気になった。


875 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 20:06:37.41 QKwzjW7h0

私は相棒(盗品)であるCB400SFの様子を見にその場を出た。みて見ると、外傷ではたいしたことはなくちょっとの修復程度であった。崖から転落したのに継承程度で済んだのは
不幸中の幸いであった。私は相棒の無事にほっとすると春日と呼ばれた男をキリッと睨みを利かせた。私の存在を知られてしまったからにはそれなりの口封じが必要だ。
この男がいつ私を警察にたたきつけるかわかないからである。不覚にも私はあの時自分の名前を名乗ってしまった。

「今日のところは見逃してやる・・俺のことを口外したら総出で〆てやるからな!!!」

「は、はぁ・・でも、気をつけてくださいね。女性の体は複雑なものですから。」

「クッ・・るせぇな!!」


そう男は笑顔で私にそういった。なんでだろう・・不覚にも私はその男にときめいてしまった。

そしてそのまま私は相棒に乗り込み、自宅へと帰っていった。男はそのまま笑顔のまま私に手を振ってくれた。チッ、気持ち悪い!!
余り家に帰りたくはなかったのだが女体化したらまずは親の承諾や何やらかんやらの手続きが必要なので家へ帰宅するほかなかった。
私はそのまま家へ向かっていたのだが、行く先々で春日と呼ばれたあの男のことが脳内から離れられなかった。当時の私は女性についての知識やそういったものは人並みぐらいでしか知らなかった・・
しかし、恋については全くのからっきしであった。私は頭の中で必死に振りほどこうとしても春日と呼ばれた男は私の脳内に居座り続けた・・

(クソッ!!・・あの野郎が気になって運転に集中できやしない!!)


これが・・後の旦那との出会いであった。まさに気分は最悪なものであった。
しかし、このときの私はこれが恋の前兆だとは全くもって予知していなかった・・



884 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 20:29:15.89 QKwzjW7h0

そのまま私は家に帰ると女体化したことを両親に告げた、すると両親は急速に法手続きを進めた。説明しておくがうちの両親は名のある資産化で
こうったことはかなり優遇されていた。そして、私に別の地方への住居、学校、俺の新しい戸籍などその他の手続きを迅速に済ませた。
女体化シンドノームに感染した場合、約一ヶ月の特別の準備期間が設けられる。さらに法的手続きは通常よりもかなり優遇されている。そして両親はわずか1日で
この世から冷夏を殺し新しく礼子を誕生させた。俺はそこまでしてくれる両親の心遣いが解せなかった。

そして、手続きが完了してから僅か3日後、俺はとあるボロアパートへと移転させられた。そして最後に両親からこう宣告された。

「もう、あなたとは親子の縁を切らせてもらいます。我が家は代々男の子に家系を継いでもらうもの・・しかし、今のあなたはもう女。
最後にあなたの口座には二千万円振り込んでいます。このお金で好きにしてください。学校はここの近所の高校・・それに戸籍はちゃんと用意しております。
まさか、ここまでしてあげて法的に訴えるなんて・・言わないでしょうね?」

なるほど・・全くもって賢い人たちだった。ここまで敵身的に尽くしてくれるなんて始めから疑問であったが、どうやらこれで親子の縁を切ってくれという両親からの最初で最後の愛情だった。
もちろん、俺が法的手段に出てもすべてにおいて棄却されるだろう・・この両親たちは将来の目となる私の恨みを即刻に根絶やしにしたようだ。それにむしろ、当時の私は早く親と離れたかったので
好都合であった。ここまで利害が一致した取引は例を見ないだろう。両親は当時の私に告げることだけさっさと告げるとそそくさと立ち去った・・

私は泣かなかった・・泣かなかった・・
だけど・・目から溢れてくるものは紛れもない涙であった。なぜ?私は両親になんら愛情も感じてはいなかった。だけど・・なぜ?



             ナゼ・・涙ガアフレテイルノ?



私は疑問のまま部屋で静かに泣き続けた・・・



893 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 20:51:56.07 QKwzjW7h0

しばらくして、泣き終えた私はご飯を用意するためにスーパーへと向かった。慣れない女性の体・・これからどうやって生活しようかと思うと私は不安になった。
誰からも相談できず、両親からも見捨てられ・・私は一匹狼道を歩み続けていた。そして、適当に惣菜かなんか買った後、部屋に戻ると・・医学書を持った
あいつに出会った。あいつは笑顔で私に応対してくれた。

「やぁ、新しく隣に誰か越してきたと思ったら君だったんだ。是非これからも・・」

「るせぇな!!!!俺にかまうな!!!!」


そういって私は部屋へと戻った。なんで、怒鳴ってしまったかわからない。ムカついたら怒鳴った・・ただそれだけだ。ほかになんら理由もない。
だけど・・余計あいつがイラついてしまう。勝手に私の脳内に住み込んだあいつ・・早く出てってくれないかと思い続けていると余計私の脳内に居座り続けるヤナ奴・・
こういったモヤモヤ感に悩まされていた私はこれをすっきりさせるために再び暴走を始めた。女体化してからはめっきりと顔を出してはいなかったから、かなり久々だ。
私は着替えて、武器、衣装を調えると相棒であるCB400SFで集会場へと駆け抜けた。


一瞬、女体化したらかなりの反抗も予想されるだろうと思いつつも・・そんな奴らは直々に〆てしまえ!!っという考え方で納得した。



894 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 20:53:18.56 QKwzjW7h0


「チャース・・あれ、冷夏さ・・ブベラッ!!」

「おい、俺にそんな腑抜けた挨拶交わすとは・・てめぇヤキ入れられたいか!!!!」

「す、スミマセン・・」

流石に女体化すると族の間でも驚きが多々ある模様だ。だけど、私はそんなことも気にせずに今日暴走するところをメンバー全員に告げた。もちろん、警察対策もぬかりはない。
前回で俺が行方不明になったのはかなり慌てたようだがそれでも私が戻ってきたため無事に落ち着きを取り戻したようだ。私はそのまま作戦を説明していたがそばにいた撤兵が私にこう進言してきた。
そういえばこいつ・・女体化しても驚かなかったな。

「なぁ・・冷夏、囮の件だがもう少し増やしてみたらどうだ?」

「なんでだよ?」

「いや・・決してお前の腕を疑っているわけではないんだが・・・もう少し囮を増やしてみたらどうだ?こないだの件もあるからな・・」

私は顎に手を当てて少し考えると・・囮の増強の件を承諾した。
そして作戦が決まった後、迅速に行動を開始した。

「いいか、てめぇら!!決してマッポなんかにパクられんじゃねぇぞ!!!!!」


私は全員に渇を入れると囮を率いて行動を開始した。


901 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 21:15:59.02 QKwzjW7h0

囮を率いて暴走行為を始めるとすぐにバイク部隊がこちらへと向かってきた。私はバイクに装備してある木刀で応戦しながら警察のバイク舞台を蹴散らしていた。
ここまではいつものことなのだが、今日のバイク部隊はいつもより若干数が少なかった。やはり、こないだの作戦は通用しないか・・っと思いつつ、私は横にいた2ケツをしている奴らに
撤兵のほうに連絡を入れさせた。これは見事に作戦を読まれている。その証拠にバイク部隊のほうは私には余り手出しをしていなかった。

「おい!!撤兵たちの連絡を入れろ!!奴ら俺たちの作戦を読んでやがる!!!」

「マジッスか!!!わかりました・・」

そういって、後ろのほうが自前の携帯に連絡を取ると俺はそのまま囮全員に指示を出した。ばれているならばこちらの小回りを利かせて逃げればいい・・・
流石に、各所にすでに包囲網を張り巡らせているが関係ない。逃げるが勝ちだ!!それに撤兵も指揮力もあって頭がいい。
何度あいつに救われたことか・・

「てめぇら!!こっから散りぢりに逃げろ!!!多分、奴らは各所に包囲網を張り巡らせてあると思うがそんなの関係ェねぇ!!!すべて蹴散らしてしまえ!!!
連中に俺たちの力を甘く見るなと伝えておくようにな!!!」


私はそう指示を出すと各自の警察の包囲網を訪問していった。


908 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 21:31:36.66 QKwzjW7h0

そう私は全員に指令を出すとそのまま警察のバイク部隊全員を惹きつけながら各地の包囲網を突破しておいた。途中警察からはマーキング弾やいろいろなものを発射したが私はそれらをかわしながら
ほかの奴らが逃げ出しやすいように各地の包囲網を突破した。すると、私の後には餌に釣られた魚のように数々のバイク部隊やパトカーが私に迫ってきた。
しかし、私はそれらの追っ手を独自のルートで巻きながら暴走しまくった。逃げ足の速さなら当時の私は誰とでも退けをとらなかった。数時間の激戦を制して暴走をしまくった後、ついに私の後ろには誰もいなかった。
どうやら警察のほうもあきらめてくれたらしい。しかし、ここまで派手に暴れてしまうと次にどんな作戦立てるかわからんな・・

そのまま私はバイクを止めて橋の下へとバイクを止めた。そして、携帯を取り出し撤兵に連絡を取った。撤兵の報告だとどうやら私の作戦は見事に読まれたらしい。しかし、私の連絡をすぐに聞いた撤兵はうまく逃げ切ったらしい。
私が各所の包囲網を回ったのもあってか、無事に逃げ切れたらしい。撤兵の報告を聞いた後、私もすべて連絡を取ると次の集会場所を伝えた。
やはり集会場所はころころ変えないといかんな。そう私は思いながら警察の警備が晴れるまでここととどまった後、遠回りしながら自宅へと帰っていった。


「ふぅ・・今度はちょっと考えないとな。もう少し間をおいたほうがいいかもしれん・・」


そう考えながら部屋の鍵を開けて戻ろうとすると・・また、あいつと目が合った。あいつは無邪気にも私の挨拶を交わしてくれた。

「あ、おはようございます。・・学校行かないんですか?」

「チッ・・んなもんいかなくたって内容は殆どはわかってる。」

両親の家庭教師から嫌ほど勉強を押し付けられていたので私の頭脳は高校生ぐらいまでの知能が備わっていた。
しかし・・当時の私からしてみればムカつく面をしていた。しかも、しつこいぐらいに私に敵身的に接してくれている。それがもっとも気に食わない理由であった。


そんな当時の私の知ってか知らずか・・あの人は笑顔で私のほうに語りかけてくれた。


911 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 21:34:15.73 QKwzjW7h0


「女体化のほうは大丈夫ですか?何ならぼくの知り合いの診療所で診てもらえますよ」

「うるせえ!!俺に構うなって何度も言ってるだろ!!!今度俺に構ってみろ、全員でヤキ入れてやるぞ!!!!!」

そういって私は怒りに身を任せたままあいつを睨みつけた。しかし、あいつはそんな私の脅しにも動じず笑顔のまま俺にこう言ってきてくれた。


「何言ってるんですか?困った人に手を差し伸べるのも医者の役目なんですよ。あ、これは知り合いの言葉でして・・」

「・・勝手にしろ。俺はそんなくだらないもんに頼らなくても1人で生きてやる!!」


そういって私は部屋へと入っていった。あの両親の件以来、私は人をを信用することに心の中でブレーキを掛けていた。もう、誰も信用できない・・
信用するだけ裏切られるだけ・・あんな両親でも僅かに信用していた自分が恥ずかしくなった。私はあの時・・両親に優しくしてほしかった・・だけどこんな形で裏切られることになってしまった。
だから・・私はもう誰も信用しない。・・・そう、心に決め付けていた。だから、友人である撤兵にも話すことができなかった。


「クッ・・人なんて信用できるかよ・・」

裏切られた傷心に染み付いた痛みが未だに取れなかった・・



916 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 21:47:29.03 QKwzjW7h0

「さて、保健室の人数チェックでもしますか。これやらないと教頭に小言を言われるのよね・・」

私は保健室の人数チャックを入れた。人数とそれに使った薬を1日ごとにチェックしながら保健室の日誌に書き込んでいく・・これが私の主な役割だ。
保健室は様々な生徒が来たりするところ・・聖のように生理薬の処方の願いやただの世間話・・中には相談事やいろいろなことなどを私に持ちかけてくる。思えば
昔の私はそんなことは一切しなかった。誰も信用せず裏切られることを恐れ続けた日々・・泣く子も黙る暴走族集団金武愚初代総長のこの私もそんな肩書きを取り除けばただの弱い人間だ・・
それを当時の私は断固として認めたくはなかった。己の虚勢の強さが故に・・


そんなことを考えていると私は日誌の筆を止めた。

「あの時、あの人が隣にいなければ・・今の私は成り立たなかったのよね。考えるだけで末恐ろしいことだわ」


あの当時・・ボロアパートの部屋の隣が今の旦那でなければ今の私は成り立たなかったであろう。そう・・自分でも思いたい。
私は・・あの人によって人の弱さや己の弱さを知ることができてそれを踏み越えられた。今の高校生は危険な行為に度々手を染めると世間では言うが・・それはただ、昔の私みたいに
己の存在を確かめたいだけかもしれない。人の弱さや自分の弱さに目を背けたまま・・自分というものを見失っているのかもしれない。
傍に・・人がいない悲しい子供が今の犯罪に手を染めている、そう私は思えてならなかった。

「そういえば、あの後はたしか・・」


私は再び日誌の筆を止めると再び過去のことを思い出していた・・



928 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 22:07:28.68 QKwzjW7h0

あれから数日してか・・暴走行為も更なる拍車を掛けて散々走りまくった。時には「このまま勢いに乗って県外へも走ろうぜ」っと言う意見もちらほらでて来たのだが
流石にそれは上のほうの意見にそむいてしまうので文句なしに却下した。私たち金武愚はVIP組という指定暴力団のバックがあってこそ成り立っている。
県外の暴走行為はほかの族と揉めるようなことになる。だから、県外への進出は固く禁止されている。私はいつもの場所で集会をしていると私の目の前にとある人がやってきた。

「やぁ・・今日も集金に来たよ」

「ショボンさん・・今月の分です」

彼はショボン・・表向きは大らかで人生経験豊富なおっさんそのものだが、彼はVIP組の幹部だ。いつもこうして月ごとに集金をしにいっている。
ほかの地域の族も取りまとめている。もし、集金が滞れば・・その場合はもれなく血の雨というオプションがセットでつきながら天国へ連れていてくれる。私は今月の分の金を払うと
私はショボンさんに今月の分を渡すと警察の動きを聞いてみた。

「ショボンさん・・奴らの様子はどうですか?」

「はっきり言って・・君たちの暴れようは凄まじいね。僕としても鼻が高い・・奴らについては結構目を光らせているようだ。逮捕されるんじゃないぞ冷夏・・いや、礼子さんだったな」

クッ・・ムカツク野郎だ。だけど、この人に意見できるほど私もえらくはない。そのままショボンさんはご機嫌で俺たちの前から姿を消していった。ショボンさんが姿を消した後・・普段は冷静な撤兵が明らかに
ショボンに対して不満を漏らしていた。

「クソッ!!あのクソジジィが!!!!いつもいつも偉そうにしやがって・・・」

「撤兵、俺だってムカつくが仕方ないだろう。俺だって奴には逆らえねぇよ・・・」


あのタコの顔つきはいつもムカつくがその憂さ晴らしはこの暴走行為によって決定した。俺はそのまま作戦を説明するとそのまま全員を率いて相棒のCB400SFを走らせた。



938 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 22:26:55.45 QKwzjW7h0

今回は2手に分かれて各地へと暴走することにした。警察もいろいろな手を使って私たちをパクリに来るがすべてかわしている。
このまま、勢いに乗って暴走を繰り返してきた私だったが・・ここ数日で私の心にも変化が見え始めていた。いつもいつも暴走で自分自身を満足させてきた私だが暴走の回数を
増やしてくるごとにあのうやむや感が開放されなくなった。むしろ、逆に溜まってきているぐらいだ。原因はわかっている・・ほかならぬあいつだ。

あいつは自宅へ帰るたんびに私と出会うらしく、いつもいつも私にグダグダとした話を吹っかけてきている。私はいつも怒鳴り散らして追い払っているのだがまともな効果も得られない。
一回、あいつの元へ仲間全員と一緒にヤキを入れようと思ったのだが・・なぜか、私の心はそれを止めようとする。だから私のイライラ感がたまりこういった暴走行為に拍車を掛けていった。
そんなことばかり考えていたんだろう・・一瞬の油断からか私は対向車線へと飛び出してしまった。

「し、しまった!!!てめぇら!!俺に構わず逃げろぉぉぉぉ!!!!!!」


しかし、私のこの油断で仲間は混乱状態になっていた。



940 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 22:29:05.57 QKwzjW7h0

はっきり言って一瞬の油断だった。突然のことで急ブレーキを掛ける乗用車・・しかし、私はとっさの機転でそれを脱したのだが・・私のこの油断によって仲間が混乱状態になり、警察へとパクられてしまった。
この状況は非常にまずい!!私は警察をひきつけたのだが、仲間は混乱により支障をきたしており私の命令が聞けれなかった。次々と逮捕される仲間・・このままでは私が逮捕されてしまう。
そう・・思った私は逃げに逃げまくった。奇しくも、逃げたルートはあの時・・最初に女体化したときのと同じルートであった。

私は逃げに逃げて逃げまくりついにあの崖を相棒と一緒にダイブした・・私の体は相棒から引き離され、私は全身を地面に叩きつけられた。しかも女性の体は男の体と比べてひ弱なものであり、体中に
激痛が走った。私は必死にその激痛に耐えながらも女性の体ではきついものであった。

「―――ッ!!痛ぇ・・だ、誰か・・助けてくれ」

明らかに今の私は人に助けを求めていた。・・激しい痛みに耐えながらも助けを呼ぶ私・・人と接する機会がない私は明らかに人に助けを求めていた。
しかし、助けを求めれば求めるほど激痛は広がるばかりだ・・もうだめだ。もう思っていると私の前に人が現れた。・・あいつだ。声でわかる・・あいつだった。

「だ、大丈夫ですか!!」

「た・・助けて・・・・くれ」

そして私の意識は再び暗闇へと堕ちた・・
その時の私は・・誰かに助けられて安堵しきっていた・・・暗闇の中で僅かにだが暖かみがあった。


それはとても心地よく人の温もりが私を包み込むようであった・・・



948 名前: ◆Zsc8I5zA3U 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 22:46:18.13 QKwzjW7h0


「ハッ・・ここは!!!―――ッ、イテテテ・・・」

目が覚めるとあの診療所の一角であった。私は体を動かしたのだが体からは激痛が電線のように体中を駆け巡った。私は痛みに耐えながらも
あたりの状況を見回した。すると私の右腕にはキプスが装着されていた。私が悶えているとあいつがやってきた。


「あ、気がつきましたね。よかった・・あ、ここはあの診療所です。さっき、先生が治療を終えて僕に任せて帰っていきました。目が覚めて本当によかった・・」

「・・る・・せぇ・・よ。イテテテ・・」

「無理しないでください!!!骨も折れているんですよ。しばらくは絶対安静状態なんですよ!!!」

言葉を返したかったのだが・・私は激痛に耐え切れなくなりそのまま黙るほかなかった。その時の私には悔しさが滲み出ていた。
すると、思いのほか常に笑顔だったあいつが突然私を怒鳴りあげた。


いつも笑顔ののあいつにしてはおかしいぐらいに怒っていた。


949 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 22:47:30.34 QKwzjW7h0


「あなたは自分の体をもっと大切にしてください!!!もし、命を落とすようなことがあればそれでお終いなんですよ!!!!!」

痛みが染み渡る私の体にこの言葉は思いのほか重みがあって大きいものだった。私はそのままそっぽを向けながら沈黙を突き通した。すると、あいつはさっきの
雰囲気を殺すと悲しげに俺に語ってきた。

「・・・すみません。ちょっとお節介だったかもしれませんね。でも僕、女体化した人を放っては置けなくって・・」

笑顔一点のあいつにしては珍しくかなりの悲しげな口調で私に訴えてきた・・私は・・無視しようと思ったのだが、なぜか無視できなくて結局あいつの悲しげな言葉を
ひしひしと感じながらも受け取った。…心なしか傷から出る痛みがあふれんばかりにして痛み始めているような気がした。


「さっきは・・すみませんでした」

「……わかったよ。わかったから、ちょっと寝かせてくれ・・」

そういって私は痛みを堪えながらそのままの体制になり睡眠を取ろうとした。
私の心の中にはさっきのあいつの怒鳴り声と悲しげな声の両方がエコーとなって響き続けていた・・


何度も何度も・・私の心の中に響き続けるその声は傷と同時に心の痛みとなって私を襲い続けた。
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