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優 胃痛の人 ◆eVBcI0VeP.

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488 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 投稿日:2006/09/13(水) 00:16:03.73 5e1fXcWrO

俺の名前は伊藤優(ゆう)、16才。
誕生日は4月2日。
血液型はA型、もっとも、誰も信じてくれないが。
趣味はギター、あくまで趣味、お世辞にも上手いとは言えないレベルだ。

今日は4月1日、幼なじみの金子昇の誕生日だ。
毎年の様に、俺の誕生日にお互いにプレゼント交換を行っているため、今日はおめでとうを言っただけだ。
昇「じゃ、また明日なー」
優「楽しみにしてるぞw」
そう言って、2人は隣り合った家へ入っていった。

―翌日
ピピピピ…
「ふぁー……グットモーニング、マイサン!今日も朝から元気だな!…あ、あれ?」

【私】の名前は伊藤優。


ここから先は色々と考えてる最中です。
頭の隅で覚えておいて頂けると幸いです。

33 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 投稿日:2006/09/17(日) 23:46:18.33 aCX17rLW0

・・・時は1週間前。
...チュンチュン...
 優「ふぁー……グットモーニング、マイサン!今日も朝から元気だな!」
毎朝恒例の挨拶である。
 優「あれ?俺背縮んだ?・・・んな訳無いか。」
顔を洗うとき、優はふと自分の背が気になった。
その後、家族との談話を済ませ、優は家を出た。
 優「行ってきまー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 優「はよー」
 昇「『お』ぐらい付けろって、このめんどくさがりが・・・」
いつも通りの、他愛の無い会話である。
そんなこんなをしながら、2人は教室へ付いた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 優「はよー」
 一同「おーっす」
 洋平「ん~ww」
  *鈴木 洋平・・・俗に言われる変態。行動が謎、かなりキモい、そしてキてる。
洋平がふいに優に抱きついた、まぁ、いつもの事と言えばいつもの事である。
 優「てめっ、やめろってww」(あれ・・・、俺あんま嫌じゃない?)
 洋平「んふふーw」
 一同「きめぇwww」
しばし、洋平叩きが続く。
当の洋平と言えば、Mの気があるのか、ヘラヘラしている。
 優「・・・///」
 昇「どうかしたか優?顔赤いぞ、洋平に風邪でもうつされたか?」
昇が優と額を合わせた。
 優「おぅっ!?・・・そんなすぐに症状出るわけねーからー」(・・・///)
 昇「それもそうだな。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


35 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 投稿日:2006/09/17(日) 23:55:02.02 aCX17rLW0

その日の学校、優はずっと自分に違和感を感じていた。
 優(・・・、おかしいな・・・。)
 先生「えーじゃーはいっ、優、これ答えてみろ」
 優「・・・」
 先生「優!」
 優「あ?え?あ、すみません、聞いてませんでした!」
 一同「予想外デース・・・。」
これも、いつも通りのやり取りである。
聞いてなかった人間のこれとない救いの手となることも、もちろん考慮されてある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
帰り道、家の前で別れる直前。
 昇「あ、そういえば、そろそろ誕生日だな。」
 優「あー、もう1年経つのかー。」
 昇「当日までお互いに内緒な?」
 優「おっけー、それじゃ、また明日ー」
 昇「じゃ、また明日なー」
2人は、家へ入っていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これにて、女体化1週間前編は終わりです。
ネタくれた人ありがとうございました。
本編は、未だ考え中です、とりあえず本日中の投下は無いと思います。

378 名前:胃痛の人 ◆c4EMtcHz0w 本日のレス 投稿日:2006/09/23(土) 22:13:04.74 /pVIkoOO0

まず、あるはずの男根が無いのである。
そして、あるはずの無い、胸があるのだ。
 「何これ・・・どうなってんだ?」
鏡を見ると、そこには女の子が居た。
 「誰だ俺?」
セミロングの髪、パッチリとした目、スラっとした鼻筋・・・。
とにかく、可愛い女の子がそこには居た。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「うーん、困ったなぁ・・・。」
優は部屋を出られずに居た。
すると、母親がなかなか起きて来ない優にしびれを切らし、大声を張り上げて部屋へ入って来た。
 「優ー!おきなさー・・・?!」
母親はそのまま硬直してしまった。
嫌な沈黙が続く。
 「・・・、母さん、これ・・・何?」
未だ口をパクパクさせている母。
母も良く分かっていないのだろう。
2人は無言のまま、リビングへと向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リビングには、コーヒーを飲みながら、新聞を読んでいる父親が居た。
 「あなた・・・。」
 「ん?」
返事をしつつも、新聞からは目を離さない。
 「ちょっと、あなた!」
やっと目を離した。
 「なんだよ、ったく・・・、で、その子は誰だ?」
と、言いつつ、不機嫌そうにコーヒーを口に含む。
 「優よ。」
コーヒーが霧になった。


379 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 本日のレス 投稿日:2006/09/23(土) 22:16:02.06 /pVIkoOO0

あれ?俺トリ違う?
忘れた悪寒

あ、忘れてた。
378の前。
何度も投下してる予告編をもう一度。

488 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. [携帯ツラい('A`)] 投稿日:2006/09/13(水) 00:16:03.73 ID:5e1fXcWrO

俺の名前は伊藤優(ゆう)、16才。
誕生日は4月2日。
血液型はA型、もっとも、誰も信じてくれないが。
趣味はギター、あくまで趣味、お世辞にも上手いとは言えないレベルだ。

今日は4月1日、幼なじみの金子昇の誕生日だ。
毎年の様に、俺の誕生日にお互いにプレゼント交換を行っているため、今日はおめでとうを言っただけだ。
昇「じゃ、また明日なー」
優「楽しみにしてるぞw」
そう言って、2人は隣り合った家へ入っていった。

―翌日
ピピピピ…
「ふぁー……グットモーニング、マイサン!今日も朝から元気だな!…あ、あれ?」

【私】の名前は伊藤優。

413 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 投稿日:2006/09/23(土) 23:15:27.20 /pVIkoOO0

378->>379

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
母は強し。
慌てふためく父を尻目に、すでに状況を把握しているようだった。
 「母さん、今日学校どうしたらいい?」
 「・・・過去にこんなニュース合ったかしら・・・
  ん?あぁ、私が電話しておくわ、昇君にもね。」
 「分かった、じゃぁお願いしとく。」
そう言って、優は部屋へと戻った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「俺、これからどうすりゃいいんだろう・・・」
そう考えながら、優は深い眠りへと落ちた。
日本中の優と同じ誕生日、4月2日が誕生日の人間が女体化していたとはこれっぽっちも知らずに。
もちろん、そのほとんどの人間が病院へと駆け込んだ。
優の様にのんきに寝ている人間など、皆無に等しかった。
そして、謎の女体化はすぐにニュースになった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
            • 夕方
 「・・・やっぱり付いて無い。」
夢落ちをほんのり期待していた優は落ち込んだ。
 「とりあえず、夕飯でも食べよっと。」
優は階段を下りた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「母さーん、夕飯出来てるー?あれ?母さん?」
 「あ、優、ごめんね、まだなの。」
目が真っ赤だ、しかし、涙の跡は無い。
おそらく、パソコンにでも熱中していたのであろう。
 「そっか、んじゃ待ってる。」
そう言って、優はテレビを付けた。

429 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 投稿日:2006/09/23(土) 23:38:19.24 /pVIkoOO0

413
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
      • 「先ほどからお伝えしている通り、全国で突然、体が女性になってしまう現象が起こっております。
   原因は未だ不明です。現在分かっていることは、生年月日が全員同じと言う事だけです。
   情報が入り次第、すぐにお伝え致します。」
 「へー、俺だけじゃ無かったんだ。」
優はどこか安心感を覚えた。
 「ところで、母さん、目が赤いけど、何か調べものでもしてたの?」
 「お昼ごろにニュースで、女体化が放送されてね、それで誰か知ってる人が居るんじゃないかと思ってね。」
 「収穫は?」
 「0ね。根も葉もない噂が飛び交っているだけだわ。ほら、出来たわよ。」
2人はいつも通りの夕飯を終えた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「ただいま」
父が帰ってきた。
 「優、ショックかもしれんが、自殺とかするんじゃないぞ。」
 「そんな事しねーって。」
そんな事を言いつつも、優は将来の希望を無くしかけていた。
 「なら良いが・・・。ところで、母さん、服は買ってきてやったか?」
 「あ・・・ごめんなさい、忘れてたわ。」
 「母さん調べ物してたもんね、明日買って来て頂戴。似合いそうなのお願いね。」
 「分かったわ、じゃぁ明日も学校はお休みね。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「あいつ、やっぱ風邪だったのかな?」
昇はそんな事を思いながら、テレビを付けた。
もちろん、ニュースでやっていたのは、謎の女体化に関してだ。
昇は気づいてしまった。
 「まさか・・・あいつ。」
もちろん、そう気づいたのは昇だけではなかった。
4月2日、一番誕生日が早いから、皆、優の誕生日を知っていたのだ。


436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/09/23(土) 23:52:23.73 /pVIkoOO0

429
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「・・・ふぁー・・・うー・・・。」
優は学校に行く訳でもないのに、いつもの時間に起きてしまった。
すでに習慣となっているから、仕方ないと言えば仕方ないのだろう。
 「行ってらっしゃーい」
父を見送った優は、いよいよすることが無くなった。
母もまもなくパートに行く、帰りに服を買ってくると言っていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「そういえば、ギター弾いてなかったな・・・。」
今回の件もあったせいで、全然弾いていなかったのである。
優はギターを手に取った。
 「ジャーン、ジャーン、ジャッ・・・あれ?」
前のようにコードチェンジが出来ないのだ。
 「俺こんな下手だったかなー・・・。」
そう、下手になったのではなく、手が小さくなっていたため、弾きにくくなっていたのだ。
 「G~C~D~C~F~・・・F~・・・あれ?俺指短くでもなったか?」
優はやっと気づいた。
 「あ、短くなったんだ。」
優はギターを置いた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「ただいまー」
母が帰ってきた。
 「服とか買ってきたわよ。後、学校に事情説明して制服も貰ってきたわ。」
 「お、サンキュー」
優は部屋へ戻り、さっそく着替えた。
 「・・・やべぇ、可愛い。自分だけど。」
優は、色々な服を着たり脱いだりして、夕飯まで時間をつぶした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

445 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 本日のレス 投稿日:2006/09/24(日) 00:08:15.11 CNX1ZQeJ0

436
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日は珍しく、父が早く帰ってきた。
そのため、夕飯は3人で食べる事が出来た。
 「優、本当に女っぽくなったな。」
 「あなた、もう優は女の子なのよ。」
その言葉に、今まで実感が無かった優は、絶望を覚えた。
 「・・・、なぁ母さん、明日からは学校行かなきゃダメ?」
 「当たり前でしょ、隠し通せる物じゃないわ、辛いのは最初だけよ、我慢なさい。
  それに、ニュースのおかげで、もう皆知ってると思うわ。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
      • 翌日
 「・・・ふぁー・・・」
優に男の頃の元気は無かった。
朝食を終え、優はしぶしぶいつもの時間に家を出た。
同時に、昇も出てきた。
 「あ・・・。」
 「はは、やっぱりな。」
母の予想は当たっていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「なぁ、昇。」
 「ん?」
昇の反応はいつも通りだった。
 「俺のこと気持ち悪いとか思わねーの?」
 「何バカな事言ってんだ、優は優だ、男でも女でも。」
 「・・・サンキュ。」
優にとって、昇の一言はとても心強い物だった。
その後2人は、優が男だった時と変わらない会話をしながら、学校へと向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

21 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 投稿日:2006/10/15(日) 23:36:58.34 jAYSdEa20

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2人は学校へついた。
教室に入るなり、クラス全員の視線が集まる。
 「あ・・・えと・・・」
優は困惑した。
 「その・・・。」
尚も視線は集まる一方。
 「やっぱり・・・。」「犠牲者2人目~。」
あちこちから声が聞こえる。
 「はいはい、見せ物じゃないんだから、皆してこっちみんな。」
昇が助けてくれた。
 「あ、ありがと・・・。」
優はホッとした。
昇が助けてくれたのもあったが、皆が自分の状態を把握していたからだ。
まぁ、休んだ日に、ニュースで女体化の話が報道されれば、疑われないはずもないだろう。
その、疑いが、たった今、確信へと変わった、それだけの話である。
それに、優より先に女体化した奴が学校へ来てたらしい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「・・・きゃっ?!」
・・・、洋平だ。
 「洋平てめぇ!」
普段の洋平叩きとは様子が違う。
皆全力で暴行を加えている様だ、M気のある洋平が本気で痛そうな顔をしている。
 「ちょ、もう良いから!やめて!」
やっと静まった。
優は再度、自分が女体化したことを自覚した。
そして、その事の重大さが、ほんの少し分かってきた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・久々に書くから、表現方法とか、前と変わってるかもしれません、読みづらくて申し訳ないっす。


46 名前:胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. 本日のレス 投稿日:2006/10/16(月) 00:14:19.94 4jpPyCBI0

21
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
優は自分の居場所が無いことに気が付いた。
男子から見れば優は女子、女子から見れば、元男子。
そういう風に見られてしまうのだ。
今はいつものグループに居るが、やはり、今までとは対応が違う。
いくら、元男とは言え、超美少女だ、今まで通りに付き合えって方が無理なのである。
 「・・・。」
優はただ、時間を過ぎるのを待った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・キーンコーンカーンコーン♪
やっと1日が終わった。
 「ふぅ・・・。」
優はすぐに教室を出た。
誰とも喋りたい気分ではなかった。
無論、男子は恥ずかしがって話しかけて来ないし、女子は気持ち悪がって寄り付かないのだが。
 「・・・、もうやだ。」
優は川原に座って、ボーっとしていた。
すると、後ろから声が。
 「何も言わないで先に帰るなっての。」
昇だ、息が上がってる・・・走ってきたのだろうか。
 「昇・・・。うぁぁぁぁん!」
不意に優の目から涙があふれた。
 「ど、どどど、ど、どうした?な、泣くなって!」
普段冷静な昇が焦っている。
 「えくっ・・・えくっ・・・ぷっ・・・あははwww」
余りにもその姿が滑稽で、優はすぐに泣き止んで笑い出した。
 「泣いたと思ったら笑い出しやがって・・・、訳わからん奴だ、まぁいいや、帰るぞ。」
 「うんっ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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