俊 ◆2WdLzMq0u.

    

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816 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 01:18:14.31 5Ktlf2jg0

明日高校生ドラフトなので短編投下します。

「第5回選択希望選手・・・・・・阪神タイガース。小山俊17歳投手、立川高校」
俺の胸は躍った。プロに行きたい、その気持ち一つでやってきた17年間の想いは今・・・・成就した。
「おめでとう俊、タイガースじゃ兵庫県か・・・・・あんまりあえなくなるね」
別れの日、幼馴染の篠原このみが東京駅にまで見送りに着てくれた。
「がんばってくるぞ!今度は俺がハンカチ王子を待つ番だ!」
夏の大会地方予選・・・・立川高校は早実と2回戦で当たった。
斉藤は俺よりもはるかに上の投手だ、だが俺もここまでチームを引っ張ってきた負けるわけには行かない。
4回までは凄まじい投手戦、そこから俺は打ち込まれてしまい結局甲子園とは縁の無いまま高校野球生活を終えることとなった。
しかし、指名された阪神タイガースの本拠地は阪神甲子園球場・・・・願っても無いことだった。
そして初めての1人暮らし。不安は多いがなんとかやっていけるだろう。
「入寮終わったらすぐいくからね!」
このみに唇を奪われた・・・・・この時まで俺はこのみの気持ちに樹が付いていなかったのだ・・・・・


830 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 01:36:50.41 5Ktlf2jg0

「今日も東海道新幹線をご利用いただきありがとうございます。この列車はのぞみ38号
新大阪行きです。途中止まります駅は品川、新横浜、名古屋、京都です・・・・」
車内放送に耳を傾けながら物思いにふけった。
「入寮終わったらすぐいくね・・・・」
この言葉が頭から離れない。だめだ、だめだ・・・・今はプロとして頑張る事を考えねば・・・・
椅子をリクライニングさせると天上を見ながらぼぉーとする。
そして俺はこのみの言葉にもう一つの意味を発見する。
そうか・・・・・俺が童貞だから、あいつ安心できるようにか。
16歳までに童貞を捨てない奴は女体化する・・・・本当に万物創世記である。
高校野球発足当時から女体化は選手、部、学校、高野連等を悩ませてきた。
D1位確実と歌われ引く手数多だった選手を1日にして奈落に落としたこともあった。
球団や社会人実業団が指名予定選手を夜の街へ連れ出し童貞を奪うことも問題となったこともある。
まぁ今現在は高野連が女体化防止のための球児の性交渉は一切禁じており破った奴は厳しい罰が待っているのだが。
しかし、それでは高校球児が皆女体化してしまう。
その打開策は女体化の仕組みが分かるにつれ進化をしてきた。
女体化は空気中に含まれる性転換ウィルスの濃度が最高値に達したに起こるとされそれが15、16歳だとか・・・
女子は生まれつき免疫を持っておりその成分はHの際にでる発情粘液に多く含まれているのだ。
男子はそれを射精直前に行う吸収によって体内に取り込み免疫を得るのであった。



833 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 01:44:09.08 5Ktlf2jg0

ではスポイドかなんかでそれを吸い出してペニスにつければいい。
なんて簡単な方法を思いつく人も多いかもしれないが、そうは問屋がおろさない。
女性の発情粘液は温度変化に弱く少しの変化でも成分が崩壊してしまう。
過去にはペニス以外での摘出は無理とまでいわれていた。
だが近年、この分泌成分をそのままペニスに摂取できるスポイドが開発され高校球児の女体化防止に一役買っているのだ。
だが、これでも女体化防止率は60%と低いものであった。
だからあいつ・・・・・
入寮をすませば性交渉は許可されるのだ。
なんだか気が抜け、俺は眠りこけてしまった。


835 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 01:51:49.30 5Ktlf2jg0

「新大阪ー新大阪ーご乗車ありがとうございました」
乗客の降りる足音で俺は目を覚ました。
「うにゃ?お、おりなきゃ」
リュックを肩に掛けると新幹線から飛び降りる。
「よう、こっちや!」
新大阪に降りるとすぐに北島洋二スカウトが俺を迎えてくれた。
この人は俺の恩人である。無名高校の野球部からコントロールの良さと球の速さだけで俺を見出してくれたのだ。
「今日からお世話になります!!」
「おう!プロは体が資本や、しっかり鍛えて孝行してや!ほないこか?」
「は、はい」
改札を出ると在来線の方へ向かう。
「あ、あれ?タクシーはこっちじゃ・・・・・・」
「あほ、下位選手は阪神電車で甲子園までいくんや!」
「は・・・はぁ」
プロの厳しさを体験する。


837 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 02:00:44.11 5Ktlf2jg0

在来線で大阪駅に出るとすぐに東京との違和感を感じることが出来た。
駅前に大きな観覧車のあるビルやら目玉の付いたビルが俺を迎えてくれた。
「よっしゃいくで、ここからは帰り道よお覚えとかなあかんぞ」
「はい」
大阪駅の改札を出るとすぐに地下に入る、そこはまさにダンジョンである。
飲食店やその他様々な店が並び地下通路が網の目のように張り巡らされていた。
北島さんはそんな中をうまく抜けながら目的の場所にたどり着く。
阪神電鉄梅田駅。そしてそのまま西宮行の急行に飛び乗った。

949 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 19:37:26.02 5Ktlf2jg0

837の続き。

下町を抜け甲子園を目指す急行電車では何人かに握手を求められた。
甲子園にも出ていない投手なのに虎党の凄さを実感させてくれる。
そうこうしているうちに列車は武庫川を抜け甲子園へとやってきた。
シーズンが終わっているため甲子園に向かう道は閑散としているがどこからともなく雰囲気が伝わってきた。
「ちょっと甲子園球場見ていくか?」
北島スカウトは甲子園を見ていこうと誘ってくれた。
国道と阪神高速の高架を抜けると大きな球場が目の前に飛び込んでくる。
中には入れなかったが外周からもその大きさがわかった。
1月の風が肌寒いのも気にせず思わず胸が熱くなる。
北島さんと2人ゆっくり外周を歩いて外野方向へ向かっていく。
「あれがショップアルプス、奥に見えるのが今度できた室内練習場や」
球場施設を案内してくれた。外野まで到達するとすぐにタクシーをひろいいよいよ
プロ生活の拠点となる阪神鳴尾浜球場タイガーデンに向かった。
武庫川団地を抜け湾岸が近くなってきたかと思うと阪神鳴尾浜球場が見えてくる。
運動公園の中にあるためコンビニからも遠く遊戯施設もない・・・・・
まぁ野球に集中できる環境ではあった。

955 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 19:53:44.75 5Ktlf2jg0


タクシーがタイガーデンの前に止まるとすぐに記者が集まってきた。
同級生の野原や橋本、横山には凄いフラッシュが焚かれている。
あーやっぱ甲子園出場選手はちがうなー
そんな事を思いながらリュックを方に掛けると数人の記者が集まってきた。
「小山俊君が着たぞ、小山君・・・・いよいよ今日からですが目標とかありますか?」
「え、えーと・・・・福原さんや安藤さんのような投手になってち、チームの柱になりたいです」
「対戦したいバッターはいますか?」
「ちゅ、中日の福留選手を抑えたいです!」
思わず声が上ずってしまった。しかし記者たちはその質問を終えるといそいそと本社へと戻るのであった。

961 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 20:26:59.56 5Ktlf2jg0

翌日・・・・何故かシャーレが部屋に回ってきた。
「ここに精子を出したら下に持ってくるように」
寮長の言葉はそれだけだった。
不本意だが部屋でオナニーをしてシャーレに精子を出しておく。
そしてそれを隠しながら寮長に渡すと、「筆おろししたらちゃんと報告しろよ」と伝えられた。
後で橋本に聞いたら女体化対策の一環だとか・・・・
そんな事よりその日はスポーツ紙で持ちきりとなっていた。
「小山、お前福原さんか安藤さんどっちに弟子入りするんだ?福留さんに宣戦布告って・・・」
1年先輩の玉置さんが持ってきてくれた新聞には2面であるがわりとでかく乗っている。
「ありゃ?」
「小山、関西のスポーツ紙は刺激的な事はすぐに大きな活字になるんや覚えとけ」
シャーレを業者にわたした寮長が忠告してくれた。
「はい・・・気をつけます」

962 名前: ◆2WdLzMq0u. 本日のレス 投稿日:2006/09/25(月) 20:27:59.35 5Ktlf2jg0

新入団選手は朝食後すぐに合同自主トレが開始される。
阪神2軍は担当は伊藤コーチ、水谷コーチがその様子を見守っている。
「イッチ、ニー!イッチ、ニー!イッチ、ニー!」
鳴尾浜球場のグランドをゼッケンをつけ一生懸命走る。ここ数週間練習をさぼり気味だったので少し堪える。
「小山ー!最下位か?もう一周いってこーい」
「はーい!」
罰としてもう一周走らされるとすぐにポール間ダッシュ、ストレッチ・・・・・
そして11時過ぎにようやくボールに触らせてもらえた。
同期投手横山とのキャッチボール、共にそつなくこなしていると報道陣に囲まれた一段がやってきた。
岡田監督だった・・・・・・
1軍監督が早くも新人を視察にやってきたのである。
まぁ社会人や大学出の即戦力を見に来ているのだが俄然力が入ってしまう。
ドクン・・・・・
一瞬視界が真っ暗になりふら付いてしまった。
「大丈夫?」
相手の横山が心配してくれていた。
「OKOK!ただのめまい。じゃあ続きいくぞー」
そして再びキャッチボールを再開する。
数分後・・・・・ドクン!ドクン!
すこし調子が悪かったがなんとかキャッチボールを終え初日の自主トレメニューを終えた。
どうして時々鼓動が早くなるのだろう。
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