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*** 74 名前:>>112 投稿日:2006/09/25(月) 23:30:56.61 61f552Tt0 ――コンコン 「兄貴」 PCをしていると、ドアの向こうから俺を呼ぶ声。 ――コンコン もう一度ノックされるが、俺は返事をしない。 「兄貴? いないの?」 ――コンコン 今、この家にいるのは俺と弟の二人だけのはず。 ――コンコン 「お~に~い~ちゃ~ん、いるんだろ~?」 ――コンコン 何この女の子の声は。俺に妹はいない。 ――コンコン 「おにいちゃ~ん、開けてくれたらイイことしてあ・げ・る」 ――コンコン ぶふぉあ…! やべ、いい年こいて鼻血とか……ティッシュティッシュ。 ――コンコン、…… 「ひぐ……開けてくれないの…?」 今あけま~す♪ ――ガチャッ *** 75 名前:>>112 投稿日:2006/09/25(月) 23:32:15.70 61f552Tt0 ~ ~ ~ 「…え~と、どちら様?」 そこに立つ美少女に俺は問いかける。 そういえばこの娘の服装、弟と同じものだなぁ。 まさかアイツの彼女? こんな可愛い子が彼女だなんて……。 俺もこんな彼女が欲しかったなぁ、前の彼女もそこそこだったけど喧嘩して分かれちゃったんだよな。 「弟の大樹(ひろき)だよ」 さっきとは打って変わって、こりゃまたクールなお声で…。 ん? 大樹?? いやまさかね、聞き間違いだろ。 あぁそうか、何かゲームでもしてて彼女が負けたから罰ゲームかなにか? 全くあいつも何をやらせてんだよ。 「あ~、はいはい。もう帰っていいよ」 「ちょ、信じてないの!? あ、いやそうだよな、信じてねぇか」 何をぶつぶつ言ってんだ? あ~しかしホント可愛いな、なんであんなやつにこんな可愛い子が…。 *** 76 名前:>>112 投稿日:2006/09/25(月) 23:34:02.18 61f552Tt0 「梅宮 海都(うめみや かいと)。24歳。」 いきなり俺の名前と年齢を言い出してきた。 って、…あれ? 「誕生日は7月12日、身長182cm、体重75kg。  趣味は音楽鑑賞、読書と虹エロ画像集め。  ベッドの下にあるエロゲのタイトルは一番右から、痴k」 「ストップ!!」 それは……俺と弟しか知らないハズ。 まさかあいつ喋ったんじゃ。いやまて落ち着け。 そうだ、俺もアイツの本棚の奥にあるエロ本のタイトルを把握している。 弟もそれを知っているはずだし、もし喋ったら俺がアイツのものをばらす事も目に見えている。 つーかあいつもそんなバカじゃない。ってか、わざわざ他人に教えることでもないけどな。 結論、こいつは……… 「まさか、マジで大樹?」 「だ~か~ら~、言ってるだろ!?」 あ……、大事なことを忘れていた。 今日はこいつの誕生日。そして、こいつはまだ未経験。 TS症候群とかいう奇病に掛かったのか。 「おk、信じよう。まぁとりあえず中に入ってくれ」 「うん」 弟、いや妹を中に招き入れると俺はドアを閉めて・・・・・・・・・・・・・・・鍵をかけた。 *** 79 名前:>>112 投稿日:2006/09/25(月) 23:35:26.88 61f552Tt0 「え~と、お前は女体化しちまったんだな。例の病気か」 「みたいだな。俺も今日が誕生日だってこと、すっかり忘れてた」 「ふぅん…」 俺は大樹の身体をなめまわすように見る。 整った顔立ち、ちょっと細めの目。肩まで掛かった髪。 出るとこ出て締まってるとこは締まってる、スレンダーな身体。 「まてぃ、服の上から何でそんなわかるわけ」 「くくく、俺を誰だと思ってる邪気g」 「ねえよ。…ったく、お前見てると悩んでる自分がバカらしくなってくるな」 ほう、一応悩んでたのか。 それで俺のところへ来たと。なかなか可愛い一面を持ち合せているではないか弟よ。 あ、今は妹か。さて…… 「とりあえず、このメイド服着てみない?」 「どこから持ってきたそんなものを」 「いいからいいから、はい脱げ~すぐ脱げ~さっさと脱げ~!」 「ちょ、ま、やめ……!アッー!!」 「ふむ、なかなかだな」 「く、こんな屈辱は初めてだ…」 メイド服を着た美少女が俺の目の前に。 もう我慢できん! 「いっただきま~す」 「ちょっ! いただきますじゃない! ひゃっ! 何処触って…! ひん…、や、ダメそこh (省略されてません。続きは脳内で補完してください)

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