「10話」(2009/09/18 (金) 18:37:47) の最新版変更点
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※Warning!※
ちぃとばかしグロ(?)描写がありますよっと。無理な人はここでリターン!
そんなもん朝飯前って人はこのままスクロールスクロール
星光(シングァン)は、紅兎(ホントゥ)に目で合図し、椅子に縛られていた男の猿轡を取らせた。
この男は、数日前星光の命を狙い、蒼豹(ツァンバオ)に捕らえられた刺客なのだ。連日の拷問で体には
無数の火傷や切り傷がつけられ、筋肉の付いていた身はこの数日でガリガリに痩せていた。
「さて、邪魔者は消えた。これでゆっくり話ができるな」星光が言うと、男は囁くようにかすれ声で言った。
「・・・・・・殺.せ。俺は何も話さん」「殺.してやる。首謀者を話せばな」
言うや、星光は紅兎(ホントゥ)の腰の太刀を掴むと、おもむろに引き抜いた。ひらめく銀色の光と
刃が反射する蝋燭の明かり────。
「ぐぅっ・・・・・・がっ・・・・・・!!!」男の体が跳ね、、大きく弓なりに反った。椅子の足元に男の
右手の指が3本飛んだ。星光は、氷のような目で男を見た。「首謀者を話せ。次は左だ」
「ガハッ・・・・・・何度も言わせるな・・・・・・話さん・・・・ぐぁぁあっ!!」
そのまましばらく時間が流れた。男は全身の指がほとんど無くなった状態で、全身を震わせてようやく
息をしており、星光は手の中で刀の柄を弄んでいた。ふいに、星光が男に言った。「助けてやろうか」
「なん・・・だと・・・?」「助けてやると言ったんだ」男は耳を疑った。ついさっきまで自分の指を切り落して
いた男が言う言葉とは思えなかったからだ。
「どういう意味だ・・・・・・命を助けてくれるとでも言うのか・・・・・・」男が言うと、星光はフンと鼻を鳴らした。
「馬鹿が。そんなわけ無いだろう。貴様は死刑だ。それについてはもう決定事項だ」「ならば何だ」
男が問うと、星光はニヤリと残忍な笑みを浮かべ、男の耳元で囁いた。耳に星光の息がかかる。
「お前の妻子のことだ」
NEXT>>11話(工事中)
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星光(シングァン)は、紅兎(ホントゥ)に目で合図し、椅子に縛られていた男の猿轡を取らせた。
この男は、数日前星光の命を狙い、蒼豹(ツァンバオ)に捕らえられた刺客なのだ。連日の拷問で体には
無数の火傷や切り傷がつけられ、筋肉の付いていた身はこの数日でガリガリに痩せていた。
「さて、邪魔者は消えた。これでゆっくり話ができるな」星光が言うと、男は囁くようにかすれ声で言った。
「・・・・・・殺.せ。俺は何も話さん」「殺.してやる。首謀者を話せばな」
言うや、星光は紅兎(ホントゥ)の腰の太刀を掴むと、おもむろに引き抜いた。ひらめく銀色の光と
刃が反射する蝋燭の明かり────。
「ぐぅっ・・・・・・がっ・・・・・・!!!」男の体が跳ね、、大きく弓なりに反った。椅子の足元に男の
右手の指が3本飛んだ。星光は、氷のような目で男を見た。「首謀者を話せ。次は左だ」
「ガハッ・・・・・・何度も言わせるな・・・・・・話さん・・・・ぐぁぁあっ!!」
そのまましばらく時間が流れた。男は全身の指がほとんど無くなった状態で、全身を震わせてようやく
息をしており、星光は手の中で刀の柄を弄んでいた。ふいに、星光が男に言った。「助けてやろうか」
「なん・・・だと・・・?」「助けてやると言ったんだ」男は耳を疑った。ついさっきまで自分の指を切り落して
いた男が言う言葉とは思えなかったからだ。
「どういう意味だ・・・・・・命を助けてくれるとでも言うのか・・・・・・」男が言うと、星光はフンと鼻を鳴らした。
「馬鹿が。そんなわけ無いだろう。貴様は死刑だ。それについてはもう決定事項だ」「ならば何だ」
男が問うと、星光はニヤリと残忍な笑みを浮かべ、男の耳元で囁いた。耳に星光の息がかかる。
「お前の妻子のことだ」
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