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「口調や語尾について」(2009/02/13 (金) 08:16:00) の最新版変更点
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<p>何気に初めて使います、こんにちは。ルンシィです。<br /><br />
口調語尾というのは、実に興味深いもので、日本にしか存在しないものではないのではないか、というくらい、世界で見るととても独特な存在です。<br /><br />
ですから、コイツを生かさないと、やっぱり日本人として、やっていけない『ってばよ!!』<br /><br />
この口調や語尾というのは、キャラクターをとても容易に性格を植え付けることができます。<br />
漫画では、この口調や語尾を重視する漫画と、ペルソナ(人格)を重視するものの二つに分かれます。<br /><br />
しかしながら、ペルソナというのは、とても作ることが難しく、それなりにオリジナリティを問われます。このペルソナ重視は、非常に難しい反面、一
番流行る要素となります。そして、その逆に全く面白くないということにもつながります。むしろ後者のほうが多いです。ですから、甘い考えでやるとキャラク
ターにおいて、全く面白くない話になりかねません。<br /><br />
しかし、中堅の口調や語尾というのは、非常に安定しており、一定の読者を引き寄せます。<br />
ラノベなどは、そのたぐいでしょうか。<br />
実に、このサークルでは、バランスのとれた使い方ができるのではないでしょうか?皆さんに読んでもらうわけではありますが、その客層はあまりにコチラに偏っているからです。<br /><br /><br />
さて、前置きはこの辺にしておいて、<br />
口調や語尾に関していうなれば、それはステレオタイプ(根拠のない一方的な印象。偏見。)に脳に響きます。<br />
つまり、<br />
この口調や語尾は、『こういう性格のキャラクターだ』と思わせることができるのです。<br />
さらには、どんな死に方をするのかとか、正義か悪かも大体わかっちゃったりします。<br /><br />
そこを生かして、短編などにも盛り込んだら良いのではないのでしょうか。<br /><br /><br />
ただし、ここには注意が必要で、おおよそは、ステレオタイプは統一されているにも関わらず<br />
たまに、『ズレ』が生じることがあります。<br />
そこは、ペルソナの強調をするしかありません。</p>
<p> </p>
<p>ミスマッチという考え方もあります。<br /><br />
語尾や一人称、口調、ペルソナが全てバラバラにする考え方です。<br /><br />
たとえば、想像してください。<br /><br />
女の子の設定で<br />
金持ちのお嬢様…<br /><br />
とくれば、だいたいのステレオタイプはパツキンの巻き毛のオチョウフジンあたりが日が差さしているイメージになるんでしょうが、<br /><br />
そこに、<br />
口調が、『~~だぎゃー』や一人称を『ワシ』とか、使われたら、逆にミスマッチでとてつもない印象を持たせることが可能です。<br /><br />
『~~だぎゃー』というのは天下のセレブ発信地の名古屋の方言。実はこれは、現実的にはありえないことではないこと。<br />
しかし、ステレオタイプでは、『だぎゃー』は、『名古屋市民が使う言葉』とされるだけ。そこに名古屋の知識は普通入りえないのです。<br /><br />
こういったステレオタイプをうまく使い、ミスマッチを使うなれば、まぁ・・ほとんどギャグの領域ばかり思い浮かぶのですが、<br />
『~~じゃ』などのオバアチャマが使うような言葉を少女に使わせるといったミスマッチが最近はやっているようです。『わっちはホロじゃ。』</p>
<p> </p>
<p>ベタなステレオタイプは漫画やアニメを見ればすぐにわかります。<br /><br />
たとえば、忍者なら、『~~でござる。ニンニン』<br />
侍なら、『拙者…~~でござる。ござござ』<br />
といった感じです。<br /><br />
スイーツ(笑)のJKなんかもかなり、ステレオタイプが聞いており、<br />
『~~だしぃ。てか、超ウケる!!』<br />
ここに、ブリっ子を利かせるとなると、一人称を自分の名前にするなどをしたら簡単にできます。<br /><br />
外国人というものも日本人はとてつもないステレオタイプを持っています。<br />
中国人なら、全員が『~~アルヨ。』と言うにきまってると思ってるし、<br />
アフリカならば、理解不能の野獣言葉を話すと思ってる<br />
とは言え、ここは口調や語尾などでなく、お国柄のペルソナが重視されますので、注意です。<br />
(お国柄のペルソナ:ドイツ人はやたらとシッカリしてる。イギリス人は毎日紅茶を飲んでいる。など)<br /><br />
忍者などの濃いステレオタイプ(隠密という職業柄ものすごく、知的で忍術が使えて、静かなイメージ)のキャラは↑のミスマッチさせるととても、効果的です。<br />
具体例が、『忍たま』や『忍者ハットリくん』です。</p>
<p> </p>
<p>だいたいそういう場合、知的なステレオタイプ→バカにする<br /><br />
ということなのですが。<br /><br />
これは、古来から伝わる滑稽な表現で、チャップリンなどがこれの繁栄の先駆者だと思います。<br /><br />
とまぁ、語尾口調は、とても重要なウェイトを占めています。<br />
しかし、ミスマッチというのは、『わざわざ』やるものなので、<br />
自然的にキャラクターのステレオタイプを崩す、『作者側のドジ』は踏まないほうがいいです。<br /><br /><br />
ここまで書いて、<br />
『好きに書かせろ!そんなもん身勝手なコト』だとか思われそうですが、<br />
実は違い、ステレオタイプに反するというのは非常に脳に不快感を与えてしまうのです。<br /><br />
不快感をもたらすものというのは、日本人が虫を食べることを嫌うと同じようなものです。<br /><br />
つまりは、確かに、日本人によりよく美味い現地の虫を食べさせることもだいじではありますが、<br /><br />
その人間の口にあったものを食べさせることも、一種の『うま味』につながるのではないでしょうか?<br /><br /><br />
ということです。<br />
参考にしてくれたらありがたいです。<br /><br />
ステレオタイプな口調と一人称、語尾は、見渡せば、そこらじゅうに存在しています。<br />
そして、それは実は日本特有のものなのです。<br />
ぜひ、日本語を使っているのであれば、使ってほしいなぁ・・・</p>
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