橋脚プラグイン

概要

橋脚プラグインは、高架線路の橋脚を表現するために使用されます。

定義ファイル (Pier2.txt) 文法

pier-plugin ::=
plugin-header
PierInfo{
    ( TrackNum = integer; )opt
    ( TrackInterval = float; )cond
    ( Direction = ( Up | Down ); )opt
    Interval = float;
    ( Offset = float; )opt
    BuildMinAlt = float;
    ( TaperX = float; )opt
    ( TaperY = float; )opt
    ( TaperZ = float; )opt
}
pier-joint-info
pier-head-info
pier-base-info
profile-list

解説

TrackNum

ひとつの橋脚で何本の線路をカバーするか指定します。デフォルト値は 1 です。

TrackInterval

TrackNum で 2 以上の値を指定した場合に記述します。2 線以上をカバーする橋脚において、線路の間隔を指定します。

Direction

橋脚の設置方向を指定します。橋脚を地面から線路に向けて設置する場合は up、線路から地面に向けて設置する場合は down を指定します。これは、複数本の橋脚に対し interval を使用して梁を等間隔で配置する場合に、梁の位置を線路と地面どちらを基準に決定するか、などの制御に有効です。デフォルト値は down です。

Interval

レールの延長方向に対する橋脚の設置間隔を指定します。

Offset

レールの端点に対し橋脚の設置開始位置をずらしたい場合に、その距離を指定します。デフォルト値は 0.0 です。

BuildMinAlt

地表に対し線路がどの程度高く設置された場合に橋脚を設置するか指

TaperX, TaperY

橋脚連続部に、延長方向に対するテーパを設定したい場合に指定します。テーパの値は正値でなければなりません。

TaperZ

Z 方向のテーパは XY 方向のテーパと若干異なり、interval による等間隔配置オブジェクトを延長方向に伸縮して配置したい場合に指定します。

橋脚プラグインは、プロファイルプラグインの中でも特殊な構造を持ちます。他のプロファイルプラグインは線路の延長方向に対して連続した構造を定義しますが、橋脚プラグインは地表と高架線路の間の鉛直方向に対して連続した構造を定義します。また、プロファイルプラグインとして profile などで定義される橋脚連続部の他に、橋脚の下端形状・上端形状をより細かく表現するための橋脚頭部・橋脚底部オブジェクトを設置でき、さらに線路の傾きに応じて角度を変化させる線路支持部オブジェクトも設置できます。テーパを設定できる点も、他のプロファイルプラグインと比較した特徴です。

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