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盗まれた花の鍵(花の子ルンルン第47回)」(2009/02/28 (土) 23:13:39) の最新版変更点

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昭和55年(1980年)1月18日放送  [[←前回>帰れ愛のフィレンツェ(花の子ルンルン第46回)]]  [[次回→>サン・レモの慕情のひと(花の子ルンルン第48回)]]  花の鍵をひったくられたルンルンは、後を追いかけ、不良に絡まれている犯人・ビアンカを発見。ビアンカは、父と死別した後の継父になじめないで家出中だったため、花の鍵を盗み、お金を作ったのだ。ルンルンは不良からビアンカを救った後、花の鍵を買い戻そうとするが、トゲニシア達や不良に横取りされてしまう。しかし、ビアンカの継父が、ビアンカへプレゼントしようと、不良達から花の鍵を買っていたため、ルンルンは、再び花の鍵を手にすることができた。おさまらない不良達は再びビアンカにちょっかいを出してきたが、継父はビアンカを守った。ビアンカは、これまでの身勝手さを反省し、継父を父として受け入れるようになった。 *&bold(){ストーリー} -水の都と呼ばれる[[ベニス>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%A2]](イタリア) -ルンルンは、&u(){おしゃれな貴婦人姿で登場}。ゴンドラで、運河を優雅に進んでいる。ご機嫌ルンルンと、&u(){おしゃれで花の鍵を使う}ことに不満なヌーボ・キャトー。 -その後、サンマルコ寺院を見物していると、女の子が走ってきて、花の鍵を盗まれる。追いかけるも発見できず。 -その女の子はビアンカという。ビアンカの前に不良男が現れ、花の鍵を売った金を巻き上げようとする。そこにルンルン達が現れ、不良を追っ払う。ルンルンは、彼女が花の鍵を盗んだ犯人であると認め、返却を要求するが、もう花の鍵は無い。ルンルンが、それ無しでは生きていけない旨を話したら、ビアンカは驚き、恐縮する。ビアンカは、父に死なれ、母に裏切られ、家を飛び出したため、食べるものにも事欠き、そのため盗みを働いたのである。ビアンカは、ルンルンを、花の鍵を売ったお店に連れていったが、もう売れていた。 -ルンルンが花の鍵を探していることを知ったトゲニシア達。いい機会だからと、花の鍵を奪うことを画策する。 -店からの情報に基づき、ルンルン達はビスコンティー氏のところに行って、買い戻そうとする。ただ、ルンルンには、5万リラの持ち合わせがない。そこに、ヤボーキ扮する日本人がやってきて、強引に買おうとする。しかし、明らかに怪しげであったためか、ビスコンティー夫人はルンルンに譲ることにした。ルンルンが花の鍵に手をかけようとした瞬間、ヤボーキが姿を現し、花の鍵を奪い去ろうとする。しかし、ヤボーキは、花の鍵をはバルコニーから落してしまう。たまたま、運河を流れていた船の上に落下。 -ルンルン達は船を追いかけるも、先回りしていたトゲニシアに、花の鍵を奪われてしまう。トゲニシアはヤボーキと、花の鍵をパスして繋いでいたが、受け損ねてしまい、通りがかった先の不良達に横取りされる。絶望して泣いているルンルン。 -ビアンカが先の不良と掛け合うも、既に売却済。ビアンカはルンルンに謝罪。そこに、ビアンカの母と、一人の男性(ビアンカの継父)が通りがかる。ビアンカの母は、ビアンカが見つかって安堵するが、ビアンカは、継父に懐いておらず、「二人でやっていこうと約束したのに、そんな人と結婚するなんて」と走り去ってしまう。 -ルンルンは、意気地になっているビアンカに平手打ち。ヌーボとキャトーも、ルンルンに父母のいないことを伝え、自分勝手なことをしてはいけないと説く。 -そこに、母と継父が再び現れる。継父がビアンカにプレゼントを渡そうとするが、ビアンカは「何よ、こんなもの!」と、振り払う。すると、プレゼントの箱から、花の鍵が飛び出し、地面に落ちて割れたように見えた。それを見て気を失うルンルン。 -ルンルンが死んだものと思ったビアンカは、母親に泣きつき、これまでの自らの自分勝手さを反省する。しかし、実際には花の鍵は壊れてなんかいなかった。橋の影により、そのように見えただけだったのだ。ルンルンは息を吹き返し、花の鍵を手にした。ビアンカは喜んで継父に「パパ!」としがみつく。 -そこに、ヤボーキと不良2名がやってきて、足は洗わせじとビアンカに威嚇する。そこで、ルンルンは&u(){橋のたもとに咲いていた花を利用して、柔道家に変身}。3名を投げ飛ばす。不良1名がビアンカにナイフをつきつけるが、継父がやっつけ、追っ払ってしまう。 -花言葉:&u(){ききょう ~変わらぬ愛~} ルンルン達を見送る一家に、セルジュが種を渡す。やがて、ビアンカの新居に花が咲く。ビアンカは、母と新しい父がいつも変わらない愛で見守ってくれていることを感じるのだった。 *&bold(){鑑賞} -母を疎んでいるビアンカに対し、ルンルンは激しく怒ります。ルンルンには両親がいない。だから、身勝手な理由で母親を困らせているビアンカが許せなかったのです。 -ビアンカと母と継父が和解したとき、いきなりヤボーキが現れて言います。「俺様はこういうシーンが一番苦手なんだい!」と。トゲニシアやヤボーキは、人間の邪悪な部分の象徴ですから、このような人間の真心が溢れるシーンに、拒否反応を起こすのでしょう -ルンルンが柔道の選手に変身したのは、ヤボーキが、怪しげな日本人に化けてきたのに対抗してとのことです。裸足で、敵をバタバタ投げ飛ばすルンルンはとてもカッコイイ。でも、フランス人の女の子であるルンルンが、柔道なんて知っていたのか?どうせなら、相撲(以下略) -それにしても、この回では、何故、日本がモチーフに使われているのでしょうか。それは、ヤボーキ扮する日本人が述べている通り、『東方見聞録』を著したマルコ・ポーロゆかりの地だからですね。マルコ・ポーロはベネチア市民だったのです。むしろ、日本をモチーフに使うため、わざわざベニスを取り上げたとも考えられます。 #image(47-03-01_貴婦人.jpg,inline) #image(47-04-01_柔道着.jpg,inline) -貴婦人(キャンディを思わせる風貌) -柔道着(ヤボーキや不良少年と勇ましく戦う) *&bold(){登場キャラクター} -ルンルン・フラワー: 岡本茉利 -キャトー: 白石冬美 -ヌーボ: 神山卓三 -セルジュ・フローラ: 水島裕 -ヤボーキ: はせさん治 -トゲニシア: 喜多道枝 -その他のキャラクター: ビアンカ、ローザ(ビアンカの母)、ローザの継父、不良男×2、アクセサリーショップ店員、ビスコンティー夫人 -その他の声の出演: 麻上洋子、松沢和子、清川元夢、竜田直樹、塩沢兼人、宮崎恵子 -ナレーション: 喜多道枝 *&bold(){スタッフ} -脚本: 金春智子 -原画: 敷島博英、永木龍博 -動画: 田頭津弥子、横山佳子、森本知子、円山智 -背景: ポップ、沢田隆夫 -仕上: 藤本芳弘、衣笠一雄、石沢まきえ -特殊効果: 大石秀徳 -撮影: 佐野禎史 -編集: 祖田富美夫 -録音: 今関種吉 -音響効果: 伊藤道広 -選曲: 宮下滋 -記録: 樋口裕子 -製作進行: 伊藤文英 -美術: 有川知子 -作画監督: 進藤満尾 -演出: 古沢日出夫
昭和55年(1980年)1月18日放送  [[←前回>帰れ愛のフィレンツェ(花の子ルンルン第46回)]]  [[次回→>サン・レモの慕情のひと(花の子ルンルン第48回)]]  花の鍵をひったくられたルンルンは、後を追いかけ、不良に絡まれている犯人・ビアンカを発見。ビアンカは、父と死別した後の継父になじめないで家出中だったため、花の鍵を盗み、お金を作ったのだ。ルンルンは不良からビアンカを救った後、花の鍵を買い戻そうとするが、トゲニシア達や不良に横取りされてしまう。しかし、ビアンカの継父が、ビアンカへプレゼントしようと、不良達から花の鍵を買っていたため、ルンルンは、再び花の鍵を手にすることができた。おさまらない不良達は再びビアンカにちょっかいを出してきたが、継父はビアンカを守った。ビアンカは、これまでの身勝手さを反省し、継父を父として受け入れるようになった。 *&bold(){ストーリー} -水の都と呼ばれる[[ベニス>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%A2]](イタリア) -ルンルンは、&u(){おしゃれな貴婦人姿で登場}。ゴンドラで、運河を優雅に進んでいる。ご機嫌ルンルンと、&u(){おしゃれで花の鍵を使う}ことに不満なヌーボ・キャトー。 -その後、サンマルコ寺院を見物していると、女の子が走ってきて、花の鍵を盗まれる。追いかけるも発見できず。 -その女の子はビアンカという。ビアンカの前に不良男が現れ、花の鍵を売った金を巻き上げようとする。そこにルンルン達が現れ、不良を追っ払う。ルンルンは、彼女が花の鍵を盗んだ犯人であると認め、返却を要求するが、もう花の鍵は無い。ルンルンが、それ無しでは生きていけない旨を話したら、ビアンカは驚き、恐縮する。ビアンカは、父に死なれ、母に裏切られ、家を飛び出したため、食べるものにも事欠き、そのため盗みを働いたのである。ビアンカは、ルンルンを、花の鍵を売ったお店に連れていったが、もう売れていた。 -ルンルンが花の鍵を探していることを知ったトゲニシア達。いい機会だからと、花の鍵を奪うことを画策する。 -店からの情報に基づき、ルンルン達はビスコンティー氏のところに行って、買い戻そうとする。ただ、ルンルンには、5万リラの持ち合わせがない。そこに、ヤボーキ扮する日本人がやってきて、強引に買おうとする。しかし、明らかに怪しげであったためか、ビスコンティー夫人はルンルンに譲ることにした。ルンルンが花の鍵に手をかけようとした瞬間、ヤボーキが姿を現し、花の鍵を奪い去ろうとする。しかし、ヤボーキは、花の鍵をはバルコニーから落してしまう。たまたま、運河を流れていた船の上に落下。 -ルンルン達は船を追いかけるも、先回りしていたトゲニシアに、花の鍵を奪われてしまう。トゲニシアはヤボーキと、花の鍵をパスして繋いでいたが、受け損ねてしまい、通りがかった先の不良達に横取りされる。絶望して泣いているルンルン。 -ビアンカが先の不良と掛け合うも、既に売却済。ビアンカはルンルンに謝罪。そこに、ビアンカの母と、一人の男性(ビアンカの継父)が通りがかる。ビアンカの母は、ビアンカが見つかって安堵するが、ビアンカは、継父に懐いておらず、「二人でやっていこうと約束したのに、そんな人と結婚するなんて」と走り去ってしまう。 -ルンルンは、意気地になっているビアンカに平手打ち。ヌーボとキャトーも、ルンルンに父母のいないことを伝え、自分勝手なことをしてはいけないと説く。 -そこに、母と継父が再び現れる。継父がビアンカにプレゼントを渡そうとするが、ビアンカは「何よ、こんなもの!」と、振り払う。すると、プレゼントの箱から、花の鍵が飛び出し、地面に落ちて割れたように見えた。それを見て気を失うルンルン。 -ルンルンが死んだものと思ったビアンカは、母親に泣きつき、これまでの自らの自分勝手さを反省する。しかし、実際には花の鍵は壊れてなんかいなかった。橋の影により、そのように見えただけだったのだ。ルンルンは息を吹き返し、花の鍵を手にした。ビアンカは喜んで継父に「パパ!」としがみつく。 -そこに、ヤボーキと不良2名がやってきて、足は洗わせじとビアンカに威嚇する。そこで、ルンルンは&u(){橋のたもとに咲いていた花を利用して、柔道家に変身}。3名を投げ飛ばす。不良1名がビアンカにナイフをつきつけるが、継父がやっつけ、追っ払ってしまう。 -花言葉:&u(){ききょう ~変わらぬ愛~} ルンルン達を見送る一家に、セルジュが種を渡す。やがて、ビアンカの新居に花が咲く。ビアンカは、母と新しい父がいつも変わらない愛で見守ってくれていることを感じるのだった。 #image(47-03-01_貴婦人.jpg,inline) #image(47-04-01_柔道着.jpg,inline) -貴婦人(キャンディを思わせる風貌) -柔道着(ヤボーキや不良少年と勇ましく戦う) *&bold(){鑑賞} -母を疎んでいるビアンカに対し、ルンルンは激しく怒ります。ルンルンには両親がいない。だから、身勝手な理由で母親を困らせているビアンカが許せなかったのです。 -ビアンカと母と継父が和解したとき、いきなりヤボーキが現れて言います。「俺様はこういうシーンが一番苦手なんだい!」と。トゲニシアやヤボーキは、人間の邪悪な部分の象徴ですから、このような人間の真心が溢れるシーンに、拒否反応を起こすのでしょう -ルンルンが柔道の選手に変身したのは、ヤボーキが、怪しげな日本人に化けてきたのに対抗してとのことです。裸足で、敵をバタバタ投げ飛ばすルンルンはとてもカッコイイ。でも、フランス人の女の子であるルンルンが、柔道なんて知っていたのか?どうせなら、相撲(以下略) -それにしても、この回では、何故、日本がモチーフに使われているのでしょうか。それは、ヤボーキ扮する日本人が述べている通り、『東方見聞録』を著したマルコ・ポーロゆかりの地だからですね。マルコ・ポーロはベネチア市民だったのです。むしろ、日本をモチーフに使うため、わざわざベニスを取り上げたとも考えられます。 *&bold(){登場キャラクター} -ルンルン・フラワー: 岡本茉利 -キャトー: 白石冬美 -ヌーボ: 神山卓三 -セルジュ・フローラ: 水島裕 -ヤボーキ: はせさん治 -トゲニシア: 喜多道枝 -その他のキャラクター: ビアンカ、ローザ(ビアンカの母)、ローザの継父、不良男×2、アクセサリーショップ店員、ビスコンティー夫人 -その他の声の出演: 麻上洋子、松沢和子、清川元夢、竜田直樹、塩沢兼人、宮崎恵子 -ナレーション: 喜多道枝 *&bold(){スタッフ} -脚本: 金春智子 -原画: 敷島博英、永木龍博 -動画: 田頭津弥子、横山佳子、森本知子、円山智 -背景: ポップ、沢田隆夫 -仕上: 藤本芳弘、衣笠一雄、石沢まきえ -特殊効果: 大石秀徳 -撮影: 佐野禎史 -編集: 祖田富美夫 -録音: 今関種吉 -音響効果: 伊藤道広 -選曲: 宮下滋 -記録: 樋口裕子 -製作進行: 伊藤文英 -美術: 有川知子 -作画監督: 進藤満尾 -演出: 古沢日出夫

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