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1愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:08:55.54 ID:03CMMHPm0
●鬱デレって、なんですか?
いつもは、ネガティブにうじうじ・・・。 「もう、死にたい・・・」
大好きな彼の前では、デレデレ・・・。 「ねえ、ちゅうしていい・・・?」
ちょっぴりダークで、危険な「鬱デレ」に萌えるスレッドです。

●このスレッドって、何を書き込めばいいんですか?
鬱デレに関する、SS、イラスト、雑談、等々、鬱デレへの思いの丈を書き込んで下さい。

●SS投下について
・感想レスは励みになるので大歓迎、コメントがあるとうれしいです。
・長編SSは、ページを振って下さい。(1/5、2/5等)
 できれば、書き上がってから一斉投下しましょう。
 投下前はリロードを忘れずに。 スルーされても泣かないで・・・。
・トゲトゲせずに、お気楽にいきましょう。

●「ゲーム化」「サークル化」進行中! 詳細はまとめサイトにて!!
書き込んだSSは、ゲーム、同人誌に使用されるかもしれません。
二次使用を禁止する場合は、メ欄に「NG」の記載をお願いします。

●まとめサイト「新ジャンル」鬱デレまとめ。 http://www19.atwiki.jp/utudere/
●避難所「鬱デレ秘密基地」 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7959/


2愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:09:34.56 ID:03CMMHPm0
鬱デレ キャラクターバリエーション①

トラウマ系  デフォルトネーム: 鬱(うつ)
基本的性格:無口、悲観的、自傷癖、自殺願望等を持つ場合が多い
現行のデフォルトキャラ、過去の辛い経験から、鬱状態になっている

【SSサンプル】
鬱「・・・」
男「元気ないな。どうした?」
鬱「・・・別に」
男「顔見れば分かるよ。何かあったんだろ?」
鬱「・・・」
男「言ってごらん」
鬱「・・・死にたい」
男「そっか・・・」
男「じゃあオレも一緒に死ぬ」
鬱「え・・・?」
男「お前のいない世界なんて生きてても意味が無い」
鬱「・・・そうなの?」
男「ああ、そうだよ」
鬱「・・・・・・エヘヘ」

3愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:10:20.65 ID:03CMMHPm0
鬱デレ キャラクターバリエーション②

自虐、妄想系  デフォルトネ-ム: 鬱(お名前募集中) 
基本的性格:親切、温厚、反面優柔不断で決断力が弱く、板鋏状態になりやすい。
物事を極端に悪い方向、良い方向に妄想する。躁、鬱の変化が激しい。

【SSサンプル】
男「鬱っ、一緒に帰ろーぜっ!」
鬱「ごっごめん、今日は部活のミーティングで・・・。」
男「そか、じゃあ、しょうねーか。またなっ!」
鬱「(どっどうしよぅ、せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに・・・)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、嫌われちゃうかな?、嫌われちゃうよね・・・。)」
鬱「(きっと、怒ってるよね。 明日どんな顔して・・・。いやだっ、やだよぅ)」
男「おっ、おい、鬱、うつ、どした、何、泣きそうな顔してんだ?」
鬱「やだ、やだよぅ、一緒がいい、やっぱり、一緒に帰る~。」
男「わかった、わかったから、部活、何時に終わるんだ?」
鬱「ぐすっ、6時ごろ・・・。」
男「おし、待っててやるから、泣くな、なっ」
鬱「くすん、ほんと・・・、だっ、だいすき」(///////)

4愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:11:14.13 ID:Y+4oNgHu0
めっちゃ可愛いな。

5愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:11:29.70 ID:daWjBaOb0
新ジャンルとか死ねよ
あと絵師様(笑)もな
厨房板でやってろガキども

6愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:13:08.72 ID:03CMMHPm0
んじゃ今週も張り切って頑張ろうと思うんだ
鬱「また…なんだね」
男「毎週毎週…ホント好かれてるな鬱も」
鬱「…こんな私でいいの?」
男「そんなお前でいいんだよ
んじゃ今週もよろしくな!」
鬱「うん…今週こそ吊ろうね」
男「後半無視して言うけどお前も頑張れ」

やっつけゴメン

7愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:49:46.17 ID:ADkKSuxsO
>>1
スレ立て鬱

8愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:50:56.55 ID:YHOrFMSP0
>>1
乙。
SS仕上げてくる。

9愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:51:14.92 ID:BOkssZgnO
>>1

10愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:53:07.16 ID:OgOKgPUwO
>>1鬱!

11愛のVIP戦士 :2007/02/03(土) 23:59:15.00 ID:0T5ch9HyO
ずっと待ってた

>>1
鬱!

12愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:02:34.22 ID:LjgzF77F0
SSはっつけてもいい?

13愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:05:02.58 ID:YT00U92g0
>>12
遠慮はいらない皆待ってるんだ

14愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:12:32.78 ID:LjgzF77F0
では。
よく分からんが、凛鬱?w


学校の屋上で私は一人で柵にもたれかかって。。。

いつも一人で生きてきた。
誰も信じたくなかった。
だれにも自分を理解してもらおうなんて思わなかった。
どれだけ自分の近くにいようともそれはただの[他人]だった。

時々考えるの。

いっそ死んでしまえたら。
このまま音もなく消えてしまえたら

どんなに楽だろう。

「なんで私は生きてんのよ。。」
空を見上げても求める答えなんか返ってこなくて。。
ずっと悩んで苦しんで泣いて生きろ。。そういわれてるみたいだった。

だけど答えは意外なところから舞い込んできた

「俺のため。。。。。ってことはないか。ごめん。」

振り向いた先には男君がいて。
最近私に構う不思議な人。
私の心にお構いなしに踏み込んでくる。。。

15愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:12:47.52 ID:LjgzF77F0
「なんなのよ?」
反射的に答えていた。
「いや、ただ屋上に来てみたら空に問い掛ける鬱がいただけ。」
聞きたいのはそんなことじゃない。。。。
「なんであんなこと言ったのよ。」
ただの妄言として聞き流していたらこんなことは聞かずにすんだはず。
言ってから自分で驚いた。そして後悔した。

「鬱から聞いてくるなんて珍しいな。」

そして、沈黙。
けして心地いいなんて物じゃなかった

「はっきりとはわからないんだが、鬱のことが好きなんだと思う」
男君は空を見上げて私を見ないで、だけど私にはその声が上ずっているのがわかった。

信じてもいいような気がした。
自分で一線を引いた[他人]の壁が音もなくしかも自ら崩れ去る。
「私も、なのかもしれない。」
それだけで精いっぱいだった。

~fin~

16愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:16:10.16 ID:Ftat3C4iO
よすよす

17愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:17:53.83 ID:YT00U92g0
ええやん…鬱…
そして男カッコエエ…

GJ

18愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 00:30:00.84 ID:1BcHXMRjO
よいよー

19愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 01:00:42.76 ID:iaJ12V8zQ
>>1
久々だ

20愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 01:01:51.67 ID:KgHb8lbX0
ま、期待はしておこうか。

保守が必要な折は……また

211/5 :2007/02/04(日) 01:24:08.81 ID:1BcHXMRjO
「…」

また、呼び出してしまった
夜中の2時過ぎ。いつもの緑地公園。風が少し強くて、ぽつんと立つ街燈の冷たい光が震えているように感じる
どうしようもなく淋しくなったのだ
私の中にある、暗い深い闇の様な思考。それに包まれてしまえば、私は不安と恐怖で固まってしまう。何から何まで敵に見える。私は、私を不必要なものと捉えてしまう
そしてその思考は、しばしば私を包み込もうとする。足下から、静かに這ってくる
それはとてつもない恐怖だった


222/5 :2007/02/04(日) 01:25:05.24 ID:1BcHXMRjO
そんな時、私は拠り所を探す
以前の私は、堪えられずに自分の身体を傷つけたりしたけれど、今の私には彼が居る
私の暗い思考を払い、暖かいやわらかな光で包み込んでくれる彼
私が唯一心を許して、身体を預けられると思えた他人。それが彼


でも私は、彼が何故私なんかに構ってくれるのかが分からない
もし明日彼が居なくなって、明後日には心変わりして、いつか、嫌いに、なられたら…私は、死んでしまうかもしれない
彼は私にとって、安らぎと同じくらいに不安をもたらす存在なのだ


233/5 :2007/02/04(日) 01:25:59.24 ID:1BcHXMRjO
私が今思うことが、間違っていたとしたら
私のこの余計な考えを払って欲しい。隣りに居て欲しい。抱き締めて欲しい
不安な夜は、一緒に居て欲しい
余りに自分勝手で、我ながら幼稚だと思う
でも、求めてしまう。温もりを求めてしまう
彼は、こんな私に、愛想を尽かさないだろうか…

244/5 :2007/02/04(日) 01:26:55.93 ID:1BcHXMRjO
「よっ」

白い息を弾ませて彼が現れた
街燈が逆光になって、細身なシルエットが浮かぶ
表情は分からない。笑っているような気がする

「…よっ」

私はマフラーに顔を埋めて、彼の胸辺りに視線をやって答える
ちゃんと来てくれた事からくる安堵と喜びから、ついにやけてしまう
彼はそんな私を見て、微笑んでくれたように思う

「寒かったろ。はい」

暖かいココアを手渡してくれる。私は冷えた両手でそれを胸に抱く
指先の痺れが和らいでいくのが分かる。温もりを感じる

255/5 :2007/02/04(日) 01:28:37.71 ID:1BcHXMRjO
突然身体を引き寄せられる。顔を上げると、彼の優しい眼が私を見ていた
今まで私が考えていた事がぱっと消える。暗い思考も急速に溶けて無くなってしまった。不安から解き放たれ、不意に泣きたくなった
私は彼に笑みを返して、彼の胸に頬擦りをする。彼も何も言わずに抱き締めてくれる。暖かい
この温もりの確かさに比べれば、私の不安なんて取るに足らないものだ。私は目を閉じ、彼の腕の中で涙を一粒だけ流した

街燈の光は相変わらず冷たく、風に震えていた


以上ですー

26愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 01:30:25.61 ID:LjgzF77F0
男~。ええ奴や。。

GJ

27愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 01:58:57.02 ID:1BcHXMRjO
寝る前の保守
おやすみー

28愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 02:04:10.93 ID:7dpPTiq70
これはいい

ホス

29愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 02:24:13.46 ID:KgHb8lbX0
ほすほす

30愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 02:52:42.78 ID:KgHb8lbX0
さて、マイルドに過疎になってきたではないかね。客引きのために不肖、適当に援護仕る。


鬱「……ふぅ」
男「よう、委員長」
鬱「……おはよう、早いね」
男「めずらしく、早く起きたもんでな。毎日、こんな早いのか?」
鬱「まあね。やっておくこととか、色々あるし」
男「委員長の仕事って、そんな大変なのか?」
鬱「直接的には関係無いよ。そういうの、よく頼まれるから」
男「確かに、断られにくそうだしな、委員長って」
鬱「……そうね。断った方がいいのかな」
男「断るのが嫌なんだろ?」
鬱「別に、やりたいわけじゃないのよ」
男「じゃあ、やめればいいだろ」
鬱「……私の名前、知ってる?」
男「は? いや、クラスメイトの名前くらい知ってるだろ」
鬱「そう……ちょっと、心配になってたから」
男「あの、何言ってるか、解らん」
鬱「なんでもない。私の名前、覚えてる人居るのかなって……ちょっとだけ、思っただけだから」
男「なんで、そんなこと……」
鬱「そうだね。なんでだろうね……もう行くね。ほら私、委員長だから」
男「あ、ああ……」

男「……委員長、関係無いって言ってなかったか?」


 セリフだけに固定すると、縛られる反面、勉強にもなるね。

 ほすほす

31愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 03:13:01.22 ID:KgHb8lbX0
即興でちまちまやってりゃ、誰か来てくれる筈さ……まだまだ!


男「お、まだ残ってたの?」
鬱「うん。また頼まれごと。すぐ済むと思うけどね」
男「慣れたもんだな」
鬱「まあ、いい加減、ね」
男「笑うとこじゃないと思うけど」
鬱「あれ、笑ってた? そう言う風にしてるつもりは無かったんだけどな」
男「……クセになってるのか?」
鬱「なかなかね、委員長がそういう顔してちゃ、スムーズに行くものも行かなくなっちゃうからね」
男「頼りきりだからなぁ、みんな。俺もだけど」
鬱「別に、手伝わなくていいよ。すぐ済むし……」
男「って言われてもな」
鬱「もう暗くなっちゃうよ。帰らなくていいの?」
男「すぐ済むんだろ?」
鬱「……そうだね。でも、こういえば手伝ってくれるって、考えてるのかもよ?」
男「誘いか。でもまぁ、それなら乗るまでだ」
鬱「……」
男「ヒネたこといってないで、さっさと終らせよう。暗い中で帰るの嫌だし」
鬱「……うん」
男「ついでだから、一緒に帰ろうぜ。暗い道を一人で帰らせるのは、忍びない」
鬱「え……」
男「嫌なら、やめとく」
鬱「……そうね、せっかくだから、お願いしようかな」
男「最初からそれくらい、スムーズに行けばよかったのにな」
鬱「……私、こういう子だから」


 ほすほす

32愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 03:33:11.14 ID:Ez7IA9K7O
個人的鬱のイメージ。
・黒髪ストレート
・フードを被る
・ロングスカート

http://p.pita.st/?hbhmjkt8

33愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 03:34:16.40 ID:HAaUBMrBO
>>31
何処か諦めと言うか寂しさを感じさせる
委員長キャラがしみる。
ぐぬぅ職場の事を引きずって書けない。鬱だ。

34愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 03:37:19.15 ID:KgHb8lbX0
なんとまぁ、巣食われない……まだまだぁ!


男「そういやさ、いつも眼鏡かけてるけど、コンタクトにはいないの?」
鬱「……これ、気に入ってるから」
男「へぇ、いまどき珍しいな。眼鏡かけてると、悪くなっていくんじゃなかったっけ?」
鬱「ちゃんとしてれば、一定でかたまるらしいよ。悪くなるようなことしなければの話だけど」
男「ふーん……」
鬱「……」
男「……」
鬱「あの」
男「ん?」
鬱「目の前で昼食とってると、邪魔なんだけど」
男「じゃ、飯にすりゃいいじゃん」
鬱「……」
男「何処行くんだ?」
鬱「図書室なら、安心して仕事できるから」
男「そんなに嫌だったか?」
鬱「……お腹空くから」
男「ホントかよ。いっつも、周りで飯食ってる中、黙々と作業してるのに」
鬱「だって……なんでもない」
男「お、おい……なんだよ、せっかく一人じゃ寂しそうだから、誘おうとしたのに」

鬱「……ヘンな人。急かすくらいなら、放っておいてくれればいいのに」


 ほすほす

35愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 03:57:10.31 ID:KgHb8lbX0
やっと、人が着たか……さてさて


男「よう」
鬱「……珍しいね。図書室に何か用なの?」
男「コリン・ウィルソンでも探してみようかと」
鬱「……オカルト好きには見えないけど」
男「残念、俺はSF好きなんだ」
鬱「……そう、それはごめんなさい」
男「なんか、素っ気無いな」
鬱「どうでもいいからね。私、他人には無関心な方だから」
男「そうかな」
鬱「そうよ」
男「それじゃあ、無関心な委員長にお願いしてもいいかな?」
鬱「……何?」
男「お願いだから、昼飯抜くのはやめろ。ときどき、顔色悪いぞ」
鬱「……それで、貴方に何の徳があるの?」
男「俺が嫌な思いしなくてすむからな」
鬱「……勝手だよ、そんなの」
男「俺とデートの方が、よかったか?」
鬱「そっちの方が楽かも。貴方の前で、委員長面する事もないし……」
男「やっぱり、嫌なんだろ。人の頼み断れないから」
鬱「……頼られるのって、悪くないもの」
男「同じ分だけ、誰かに頼ればいいだろ」
鬱「駄目だよ」
男「そんなもんかね」
鬱「だってみんな……私に、期待してるみたいだから……委員長だからさ」
男「……」

 ほすほす。わけわからん展開になってきたなァ。

36愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 04:05:35.79 ID:1BcHXMRjO
何か目覚めた。また寝る
ID:KgHb8lbX0乙

37愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 04:20:13.87 ID:HAaUBMrBO
>>35
いや良い。このままロケット突き抜けるんだ…。
この委員長像はいける。
しかし俺はもう駄目だ。落ちます…ノシ

38愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 04:21:29.78 ID:KgHb8lbX0
なんと、巣食われない……ぬふぅ。もうちょいやるか。


男「最近さ」
鬱「……」
男「溜息多いよな」
鬱「いつもは、そういうのが出ないようにしてるから」
男「なんか、いっつも疲れてる顔してるもんな」
鬱「……顔に出てるの?」
男「今はな。教室じゃあ、ニコニコしてるだろ?」
鬱「そうね。それを聞いて安心したわ。私は、ちゃんとやれてる」
男「……何が楽しいんだかな」
鬱「楽しいよ。頼られてるときは……私はここに居るって気がするもの」
男「溜息ばっかりついてるのにか?」
鬱「楽しいことって、疲れることだもの。しょうがない」
男「……そっか。それって、本当に楽しいのかな」
鬱「私がそう思うんだもの、間違いない……きっとね」
男「そか……」
鬱「同情なら要らない。私は、ちゃんとやれてるから」
男「それは、こっちの勝手さ」
鬱「そう……貴方って、話しやすいけど……ときどき嫌い」
男「俺が嫌いなのか?」
鬱「多分違うけど……よくわからない」
男「そっか……」
鬱「うん……」
男「今度さ、デートしよう。飯食いに行くだけでいいからさ」
鬱「……本気で?」
男「俺はね」

 ほすほす。来たんなら……来たんなら……

39愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 04:37:02.72 ID:KgHb8lbX0
夜更けを保守できればそれでいいや。今までの傾向からすれば、1000まで行く事はなかろう。


鬱「……ふぅ、疲れた」
男「なんだ、食いすぎたか?」
鬱「違う。割り勘だから、控えたわ」
男「そうだったのか」
鬱「……意外そうね」
男「いつも、それくらい食えばいいのにな」
鬱「そうね。私もなんだか、意外だった」
男「電車乗ってから、立つのも面倒そうだしな」
鬱「別に、食べ過ぎたからじゃない……本当に、疲れた」
男「でもさ、俺は……いつもの溜息よりかは、マシだと思うぞ」
鬱「溜息は溜息……違いは無いとおもうけどな」
男「頬が緩んでるのにか?」
鬱「引き締める気力も無い……帰って寝たいわ」
男「そんな歩き回ったっけ? まあいいか。肩くらいなら貸すよ」
鬱「有難う」
男「え、ちょ……冗談のつもりだったんだけど……もう寝たのか」
鬱「ごめんなさい。でも、本当に……」
男「気疲れでもしたのかな……俺も寝たら、ごめんな」
鬱「……やっぱり、起きてようかな」
男「冗談だって」
鬱「……」
男「なあ、委員長……」
鬱「今は、委員長じゃない」
男「悪い。……あんまりにも、いい匂いだからさ」
鬱「……寝てるから、聞こえない」

 ほすほす

40愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 04:59:39.84 ID:KgHb8lbX0
さて、そろそろ終わりにしなくては……こちらの仕事が片付かない。

鬱「……」
男「なんだ、また溜息か?」
鬱「別に。ちょっと考え事……」
男「昼飯食ってるときぐらい、適当でいいだろ」
鬱「そうね。でも気になったから」
男「へえ、お仕事のことじゃないのか?」
鬱「ん、ちょっと違う……ご飯、美味しいなって」
男「コンビニおにぎりで何言ってんだ。おにぎりってのは、少し温いくらいが美味いんだ」
鬱「うん……そうね」
男「なんなら、作ろうか? あ、そんな機会無いか。しかしレンジでチンすると水気が飛ぶし……」
鬱「貴方は……」
男「ん?」
鬱「私と話してて、面白いの? 教室で居るときほど、気を遣ってないけど……貴方はそれでいいの?」
男「実は、委員長の二重人格をネタに、強請るのが目的──」
鬱「……」
男「……あのなぁ、普通は、女の子と二人で食事なんて、野郎としては喜ぶもんなんだぞ。可愛い女の子なら、尚良い」
鬱「……私が好きなの?」
男「そうだよ」
鬱「っ」
男「でも、今はそういう結論に至っちゃ、お互いに面倒だろ? いずれ、面と向かって言うかも知れんけど」
鬱「そう……じゃあ、先にゴメンって言っておく」
男「いいよ。悪友みたいな関係でも、俺は結構楽しいし」
鬱「ずるいね……諦めてくれないんだ」
男「お人好しなんだよ。放っておけないだけさ」
鬱「同情なんて、要らない」
男「それは、こっちの勝手さ」

 ほすほす。いつおわるのやら

41愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 05:17:13.86 ID:KgHb8lbX0
どうでもいいが、プリキュアが五人戦隊になるみたいね。青い子は人気みたい。


鬱「……ん」
男「お目覚めか」
鬱「寝てた……?」
男「疲れてるんなら、そう言えばいいのにな」
鬱「そうだ、仕事」
男「適当にやっといたよ。鬱にやらせるほど、たいした仕事でもなさそうだったし」
鬱「……ありがとう。でも、チェックくらいはさせてね」
男「へーへー。どうでもいいけど、顔に跡付いてるから、帰るときは気をつけろよ」
鬱「っ……もっと、早く言って」
男「早口は苦手なんだけどな」
鬱「……」
男「ゴメン。でもまぁ、二人しか居ないんだし、気にする事でも無いだろ」
鬱「……寝顔、見てたの?」
男「そっちが寝てる間に、何してたと思ってるんだ」
鬱「そうよね……疑ってごめんなさい」
男「謝るな。別に、見てなかったとは言ってないし」
鬱「……ふふ、そうね」
男「いきなり笑うな。気持ち悪いぞ」
鬱「……ねえ、これが終わったら、一緒に帰りましょう」
男「いつものことだろ。いいよ」
鬱「そしたら悪いけど……手を繋ぎましょう」
男「? ガラにも無く青春だな」
鬱「そう言うのも、悪くないでしょ?」
男「ん、そうか」
鬱「うん……こういうのも、悪くない……」

 おすまい

42愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 05:19:38.09 ID:KgHb8lbX0
いや、いきなり幕を下ろして申し訳ないが、ネタ切れなのでここいらで失礼なのだ。

誰も見ちゃいめぇがな!

そいじゃ、後々に続く良作への手向けとして、我が保守劇場もこれにて。

こういう歌舞いているのを好まないお人には申し訳無い。

43愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 05:33:56.76 ID:MvSsi3TAO
残念ながらしっかりと見させてもらったぞ。

しかし、何でか私のミニマム脳内では鬱が綾波に変換されてしまう…orz

44愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 06:02:01.67 ID:HfqFvHU+O
>>43
あるあるw

45愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 08:18:43.19 ID:HfqFvHU+O


46愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 08:42:26.78 ID:1BcHXMRjO
ID:KgHb8lbX0乙。このキャラ良いな。委員長と言うからには、見た目は世話焼き好きの人って感じか…
スカートの丈とか校則通りなんだろうな。襟もしっかり止めてるに違いない
妄想が広がりんぐ

47愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 08:56:43.93 ID:W0V9X5r90
サークルの話なんだが書き師さんの一押しという
話だったけど、書き師さんに○スレの○○レス番の
と指定してもらうでおk?

48愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 09:03:08.75 ID:1BcHXMRjO
>>47
それでおkだろ、多分

49愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 09:08:12.11 ID:W0V9X5r90
おk、把握
でも書き師さんが名乗ってくれるかどうか・・・

50愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 10:20:25.30 ID:Ftat3C4iO
ほほほほほ

51愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 10:58:52.01 ID:LjgzF77F0
サークル大賛成なんだが。
これからコテ付けたほうがいい?

52愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 11:05:45.81 ID:1BcHXMRjO
>>51
自分の作品を挙げられるなら無理に付ける必要はないかも
だが付けたらまとめやすくはなるだろうな。好きにしなよ

53愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 11:21:59.38 ID:KFGyFx/BO
鬱デレの絵のまとめって無いのか?

描こうにも参考になるのが少ないから無理かも

54愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 12:00:52.34 ID:HfqFvHU+O
>>51
着けなくてもいいと思う

まぁ過疎スレだし…コテ着けると馴れ合い感が出ちゃうし…

55愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 12:22:18.36 ID:1BcHXMRjO
>>53
俺が描いたので良ければ、最近うpしたのは出せるけど

56愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 12:30:08.05 ID:KFGyFx/BO
>>55ぜひお願いします

57愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 12:39:38.60 ID:OXWKwugoO
キミキスのあれみたいだ
天才の子

58愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 12:47:35.63 ID:1BcHXMRjO
>>56
そいやっさぁ
http://imepita.jp/20070204/458130
http://imepita.jp/20070204/459480

基本は黒髪なんかな。イメージ的に

59愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 13:04:29.45 ID:KFGyFx/BO
>>58

イメージ的に黒髪で繊細そうな感じだよな、時間掛かるけど出来たら投下するよ

60愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 13:21:37.59 ID:1BcHXMRjO
>>59
がんがれ保守

61愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 14:02:59.36 ID:hgx7AMTR0
夜中の保守だけなら……とか、毎回やって来た気がするけど、そろそろネタ切れだなァ……

新しい鬱を考えるのにも、限界が来ているのだろうか。まぁそれはともかく

ほすほす

62愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 14:07:37.48 ID:LtTcoZg30
鬱とデレの境界って書くの難しそうだよね……
支援のネタ考えてるが多分無理ぽ

保守

63愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 14:31:01.70 ID:1BcHXMRjO
保守

64愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 15:11:43.35 ID:WmaQAZF/0
もうすぐ書き上がる保守

65愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 15:53:45.53 ID:K31iLEoMO
保守

66愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 16:11:17.57 ID:LtTcoZg30
wktkほす

67愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 16:12:09.78 ID:LtTcoZg30
wktkほす
上のは失敗

68愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 16:33:54.96 ID:KFGyFx/BO
>>59だけど、まだ時間掛りそうだ('A`)

鈍筆ですまん、今色塗ってるから・・・

69愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 17:07:17.78 ID:WmaQAZF/0
さて…長いの書けたのでいくつか借りますよ

70愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 17:08:20.66 ID:WmaQAZF/0
「好き…」
唐突に言われたそのセリフに意識が遠くなる
「…冗談だろ?」
「ごめん…まじっぽいんだ…」
放課後の屋上
今までの関係上ありえない展開にあった
「けどさ…オレ鬱いるしさ…」
「分かってる…けど言いたかったんだ…」
そう…自分は鬱と付き合っているのだ
それを知っていながらも…目の前には下を向く女の姿
いつもより数段小さく…数段女の子っぽく見えた
「…いかんいかん」
こんな所鬱に見られでもしたらどうしようか…などと思う
「ホントごめんね…返事とか別にいらないから」
そうは言っても…だ
「その気持ちは嬉しいんだが…やっぱ今までの関係じゃ…ダメか?」
そう…オレだって女のことが嫌いなわけではない
むしろ昔から親しい方だ…まさか女の方が友愛ではなく恋愛だったなど考えもしなかったが
「今まで通り友達でいいよ…ごめん…なんかややこしくしそうだね」
「そんなことないさ…ただお前謝りすぎだ…似合わん」
普段から少し男勝りな気丈な奴だと思っていたが…
「女の子だもん」
「…そうだな」
実際そうなのかもしれない…明らかに失礼だから一掃されそうで言えないが
「…失礼なこと考えるなバカ」
…全部お見通しのようだ
「ねぇ」「なぁ」
「………えっと」
「そっちから言ってよ」


71愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 17:08:48.33 ID:WmaQAZF/0
拒否権はなさそうだ
「あぁ…大したことじゃないんだが…その…いつからだ?」
女との付き合いだいぶ古い…その分親しかったわけだが
「わかんないな…気がついたら…かな?」
「そっか…んじゃどうぞ」
「ん…私も大したことじゃないけど…明日からもいつも通りによろしく…そんだけ!」
「明日から…な…今日は?」
「私の我が儘…1つだけ聞いて…」
脈略のない頼み
「…変なことじゃないならな」
「それは無理」
まて…即答するな
「ほら…オレ一応鬱と恋仲だし…女も知ってるじゃないか…鬱嫉妬しやすいし」
「知ってる…だからここに呼んだんだから」
確かに…よほどのことがないかぎりわざわざ屋上にくる生徒も少ない
いるとしたら昼休みにタバコを吸うか授業をボイコットした生徒だ
こんな冬の放課後に…それもこんな夕方に来る生徒などいるはずがない
「確かにここなら鬱は来ないけどさ…」
だから良いって問題でもない
「分かってる…だからさ…」
言いよどむ女
「分かった…聞くだけ聞いて…それじゃダメ?」
つまりオレはその頼み…女曰く我が儘に対して拒否できる…というわけだ
「おっけーそれでいいよ
強姦されそうになってもオレとお前なら何とか逃げられるだろうしな」
「絶対逃がさないからね…」
怖いな…
「ゴメン…身体目当てならもうちょっと距離取ってくれ」
「嫌よ…それにあんたの貞操は鬱に取っておいてあげるから安心して」

72番号忘れてた…3 :2007/02/04(日) 17:09:23.99 ID:WmaQAZF/0
どうして女が言うとここまで迫力があるのだろうか
「とりあえずそのギラギラした目はやめてくれ」
「そんな目してないわよ…ねぇ…我が儘聞いてくれる?」
「あぁ…いいz…じゃない!我が儘がどんな内容かだけなら聞いてやる!」
「ち」
怖っ
女怖っ
「危うく嵌められる所だったな…で…どんなことだ?」
「大したことじゃないの…その…」
そう言いながら女はもじもじと…
「あまりこっちに来るな…怖い」
「気にしたら…負けだよ?」
「何がだ…」
ちょうどあと一歩まで来て女は止まる
「私の我が儘はね…」
肩に手を置かれる
女の口元が笑う
「殺されっ」
「うるさいちょっと黙りなさいよ」
そう言われるが早いか目を覆われる
後退しようとすると
「動くな」
腰に空いた手を回される
どんな原理だこれは
「…動けないんだけど」
「鬱には内緒だよ?」
その言葉を聞いた瞬間全力で腕を振りほどこうとする

「んっ」
口に熱い感触

734 :2007/02/04(日) 17:09:51.79 ID:WmaQAZF/0
「っ!」
何をされたのか分かった直後
「女!」
「ごめんねっ!」
突き飛ばされる
「待てっ!」
ぎりぎりで踏ん張る
手を伸ばす
服を捕らえる
「きゃっ!」
思わず引き倒す
「………すまん」
「強引にしないで…」
「自分に言ってるのか…感心感心」
互いに身を起こす
「倒したのは悪かった…がお前も悪いんだぞ?」
無理矢理に口づけ
オレには鬱がいると知りながら
親しかった故に余計に悲しくなる事実
「お前がそんな奴とは…思わなかったぞ…」
「うん…ごめん…私多分どうかしちゃってるんだよ…」
だからさ…と女が話を続ける
「今日だけは許してっ忘れて全部!」
早口でそう言うと今度は本気でオレを突き飛ばす
「なっ」
態勢が悪かったせいか今度は思いっきり尻餅をつく
「ごめんっ!」
カンカンカンカンカン
女の階段を下りる音が聞こえる
「…はぁ」

745 :2007/02/04(日) 17:10:18.74 ID:WmaQAZF/0
どうせ今から追っても追いつけるはずがない
「…どうしたもんかな」
口元を触る
微かに濡れていた
「ホント…どうしたもんかな…」
ギシッ
フェンスにもたれ掛かる
夕焼けがよく見える場所
「女が…オレのことを…かぁ…」
正直実感がわかない 
先の会話だってそうだ…どこが告白ムードなのかさっぱり分からない
「あいつなりの照れ隠しかなぁ…」
一人で呟き一人で赤面する
他人の気持ちが分かるほど器用な人間でないと自分で分かっているから
「鬱と女なぁ…はぁ」
ため息
「よいしょっと…そろそろ行くか」
完全下校まではまだ時間があるが…いつまでもここにいたい気分でもない
「明日からいつも通り…なぁ…」
できるだろうか…自分に
「悩んでもしょうがないか」
とりあえず鬱の家に向かおうと思う
気分転換だ…彼女の顔を見ると何故か心が和らぐ
「寒…」
マフラーを少し強めに巻いて屋上から校内に入る
「夕焼けの赤色も…怖いな…」
校舎の中は窓から光を目一杯取り込んで赤色
「…さっさと行こうか」
駆け足
角を曲がる

756 :2007/02/04(日) 17:10:48.67 ID:WmaQAZF/0
階段を下りる
すぐそこには下足箱の群れ
「この光景はあまり見たくないな…」
真っ赤な下足箱の群れも結構怖いものがある
「………」
その中で特に際だって目立つ赤色があった
「オレの…だよなぁ…」
自分の下足箱にだけ真っ赤な血が塗られていた
「女…?」
もしそうなら最低の嫌がらせだ
「まさか…なぁ」
無意味にこんなことするような奴じゃない…それぐらい分かっている
なら誰が…何故こんな風に塗りつけたんだ?
いや…違う
無作為に塗られているだけじゃなかった
血が流れて読みにくいが…これは文字だ
「くそっ…なんだよ一体…」
ギリギリまで顔を近づけて文字を見る
「しんして…」
血がだいぶ流れていて良く読めない
「これは…「じ」…か?」
最後の「に」が分かった
「しんじてた…に?」
途中の文字が「の」だと分かる
分かった
誰が書いたのかも分かった
そんなことを書くヤツは一人しかいない
「鬱…」
見られていた

767 :2007/02/04(日) 17:11:21.80 ID:WmaQAZF/0
恐らく…口づけした所を
押し倒した所を
それまでも…恐らく全て
「信じてたのに…か…」
どうせ声は聞こえていなかったのだろう
「どうしたもんだろうな…」
一人呟く
全部誤解だ
そう言って信じてもらえるだろうか
先の状況から女に協力を頼むわけにもいかない
「このままじゃ…まずいよなぁ…」
このままでいいのだろうか
そんなわけがない
鬱のことだ…
「家に帰って…るかな?」
リスカ紛いのことをするようなら止めなくては
「急ぐか」
血まみれの扉に指をかけて開く
靴を履き替える
また扉を閉めて…
「信じてもらってたなら…信じさせてやらないとなぁ…」
文字に対して呟く
既に日は沈んでいて…残光だけが空に色を付けている
黒に近づいていく藍色
ふと不安になる
「大丈夫…だろうか」
もし本気でオレが女に惚れていると思われていたら
もし引きずり倒してしまったことから肉体関係でも持っていると思われていたら
それは…それだけで鬱には自殺に繋げる理由になるかもしれない
「鬱が本気でオレに惚れている設定で…」

778 :2007/02/04(日) 17:11:51.06 ID:WmaQAZF/0
自信過剰な妄想だ…
くだらないことを考えながら鬱の家へ向かう
何度か一緒に帰ったり鬱に呼ばれたりしていたので場所は分かる
走っている間にも鬱の姿を確認することはできず…結局家の前まで来た
「電気は…点いてないか」
これでは家にいるのかいないのか分からない
「ふぅ…」
少し呼吸を整えてからチャイムを鳴らす
「………」
無反応
「鬱ー?いないのかー?」
もしかして…が頭を過ぎる
もう遅かった?
間に合わなかった?
そんなことを考えてしまった
「鬱!」
冷静になれ…と思う
まだ決まったわけじゃない…と思う
だが…もし少しでも鬱の方が早かったら
少しでも鬱に時間があれば
考えれば考えるほど冷静になれなくなる
頭に血が上るのが分かる
震える手でドアノブと掴んだ
ガチャッガチャッ
「くそっ!鬱!」
ドアを叩く
「鬱!いるのか!いるなら出てこいっ!」
不安が増す
「鬱!」

789 :2007/02/04(日) 17:12:14.93 ID:WmaQAZF/0
「あのー…」
「うわっ!」
突然後ろから声
「あ…」
「えっと…今鍵開けますね」
振り返るとそこには鬱の母親が
「えっと…」
申し訳なくなる
「気にしないでください…あら?」
ドアを開けた母親が首をかしげる
「どうしました?あれ?」
後ろから玄関をのぞき込む…が
「まだ帰ってないみたいですけど…?」
そう…そこに鬱の靴はなかった
「えーっと…」
つまりオレは誰もいない家のドアを叩いていたわけで
「気にしないでください…私もすぐ探しに行きますので…男さんもお願いします」
物わかりのいい人だ…今の流れで鬱がどこかへ行ったのだと悟ったのだろう
「すみませんでした…お願いします」
こちらから頼むのも変な話だが…いやオレが勘違いさせたのだから全部悪いのはオレだ
家の中へ入っていく母親の姿が見えなくなってからオレは走った
「鬱の行きそうな場所…」
公園…まだこの時間帯は人が多いだろう
ならば他に人のいない場所…
「くそっ!」
思い浮かばない自分を叱咤する
この近くで人気のない公園をひたすら回ってみようか…
思いはしたが…オレの知ってる場所と鬱の知ってる場所では違いがありすぎるだろう…
鬱の知ってる場所をオレが知ってるはずがない
「何処に行ったんだよ…電話!」

7910 :2007/02/04(日) 17:12:39.70 ID:WmaQAZF/0
そうだ…鬱も携帯を持っている…何故こんなことに気づかなかったのだろうか
「頼むから出てくれよ…」
一縷の望みをかけてかけてみる
トゥルルルルル…トゥルルルルカチャッ…「鬱!」「男?」
…あれ?
「女…か?」
「当たり…鬱がどうかした?」
なんとなく気まずい
だが…そんなことを気にしている場合でもない
「鬱は…何処だ?」
そして何故女が鬱の携帯を持ってるんだ?
「鬱なら…私の家で寝てるわよ」
「大丈夫…なのか?」
「電話で話すの面倒だから家に来て…場所分かるでしょ?」
過去に二三度しか行ったことがないので記憶が曖昧だが…
「大体分かる…はずだ」
「そ
ならさっさと来なさい」
そう言うと女は電話を切った
「はぁ…」
安堵のため息
女が傍にいるなら万が一のことはないだろう
それでも…話はきちんとしたい
歩いていた足を駆け足にする
その間も1つの疑問が残る
何故女が鬱と?
深く考えれば考えるほどわけが分からなくなってくる
と…何度か見たことのある景色に足を止める
たしかこの辺りだったはず…と見渡す
住宅街…女の名字を探す

8011 :2007/02/04(日) 17:13:00.92 ID:WmaQAZF/0
運が良かったのか…案外すぐに見つかった
「久しぶりだな…」
チャイムを鳴らす
すぐに声
「鍵開いてるから入って…二階上がってすぐ右の部屋ね」
言われたとおりに家に上がる
階段を上る
部屋のドアノブを回す
「ノックぐらいしなさいよ…別にいいけど」
いいらしい
「すまん…鬱は?」
そこには…まぁ普通に女の子らしい部屋があった
「私のベッドで寝てる…泣き疲れたみたい」
泣かしたのか
「あぁ…そっか」
鬱の寝顔を見て再び安堵する
「帰ってたら彼女に会ったの…私の顔を見たらすぐに逃げたから捕まえたのよ」
どうやらその後鬱が勘違いしていることを聞き(尋問し)
そのまま家に入れた(引きずり込んだ)らしい
結局鬱の誤解は解けて…その後申し訳ないと泣き続けたあげく寝てしまったようだ
「迷惑…かけたな」
「私が悪かったのよ…まさかあそこにこの子がいるとは思わなかったから…」
そう…鬱はオレを探して屋上に来てしまったらしい…一緒に帰りたかったとかなんとか…
「ふぅ…とりあえず鬱の母親も心配してるだろうから…帰らせるか」
鬱を起こそうとベッドに近寄る
「お母さんには連絡しといた…あんたより早く携帯鳴ったから」
…だそうだ
「んじゃ…どうするんだ?」
だからと言ってここにこのまま置いておくわけにもいかないだろう
「今日は泊まる許可もらったわ…だからあんたはもう帰りなさい」

8112 :2007/02/04(日) 17:13:17.60 ID:WmaQAZF/0
「それはないだろ…少しは話したいからな…鬱と」
そう…自分の口から言わなければいけないこともあるだろう…
「女の子同士の会話に口を出す気?」
うわ…
「一応恋人同士の会話も必要だと思うんだが」
言い返してみる
「んじゃあんたも泊まっていくの?私は別にいいけど明日から学校行けないわね」
「泊まりはしないが少しぐらい話させてくれてもいいだろ?流石に泊まる度胸はないさ」
何されるか分からないし
「今この子寝てるけど…起こすの?すごい疲れてると思うけど
それとも起きるまで待つ?それこそ夜になっちゃうね」
「…帰らさせていただきます」
怖っ
さっきより怖っ
「帰り道は分かるよね?もう暗いから一応気をつけて」
うわぁ…未練残りそうだなぁ…
「一応鬱にここに来たこと伝えておいてくれ」
「分かってるわよ…ほら帰った還った」
なかなか淡泊な奴だ…
「なぁ…最後に1つだけ言わさせてくれないか…」
「何よ」
「お前のこと…オレも嫌いじゃない」
横顔が赤面する
「ばか…でてけ」
恐ろしく短い言葉…だがそれだけで今は満足できた
「お邪魔しました…じゃまた明日」
それきり何も言わずに帰宅
すぐに…寝た

8213了 :2007/02/04(日) 17:13:38.45 ID:WmaQAZF/0
後日談としてはその後も何の変わりもなくオレと鬱と女の付き合いは残り、鬱はひとしきり謝った後にその時の自分の心情の述べたついでにオレを責めた。
有り体に言えばこれはくだらない恋愛事情の一騒動であり…結局元の関係に戻ってから女がオレに恋心を抱いているという感じはまったくなかった。
普段通りに生活をしながら…
「女すまん…さっきの授業寝てたからノート貸してくれ」
「鬱に借りた方がいいんじゃない?また嫉妬されるわよ」
「いや…結構嫉妬した時の顔が可愛いんだよ…あいつ」
「全部聞こえてるんだけどな…はいノート」
「鬱っ」
「私はもう女さんに嫉妬したりなんかしないから…」
「そそ
私とこの子はそういう決まりを作ったんだから」
「何その共同戦線…とりあえずこれありがと」
「どういたしまして…ノートぐらい貸してほしいならいつでも言ってくれていいから」
「貸すだけじゃおもしろみがないわよ…ついでに何か条件つけたら?」
「んじゃ今度練炭試してみたいから…付き合って」
「ごめん…ノート他の奴に借りるわ」
何事もなく平和な日常を送り続けていた。

             ~fin~


83愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 17:17:19.47 ID:WmaQAZF/0
長々とぐだぐだと書いてしまってすまん
初めての男視点だから…難しかったかもしれん
明日も時間あれば書きます

84愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 17:18:00.81 ID:LtTcoZg30
乙ノシ

85愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 17:26:20.92 ID:1BcHXMRjO
乙ー

86愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 18:15:30.26 ID:1BcHXMRjO
ほほっ

87愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 18:45:59.96 ID:KFGyFx/BO
ごめん待たせた・・・

http://p.pita.st/?bvsguw6y
http://imepita.jp/20070204/672620

色塗りがもっさりしちゃったから、今度塗り直して再うpするよ

88愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 19:02:37.60 ID:1BcHXMRjO
>>87
上手いな…以後絵は任せたwwwww

89愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 19:36:02.65 ID:1BcHXMRjO
ほっ

90愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 19:48:59.56 ID:jX7/1RbeO
http://imepita.jp/20070204/711550
http://imepita.jp/20070204/711890
http://imepita.jp/20070204/712180

描いてみたからうp&保守
欝デレ可愛いなぁ

91愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 20:11:30.42 ID:NB3mHNbf0
>>90
乙、そしてGJ

92愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 20:15:11.00 ID:Ftat3C4iO
神が多いスレですね

>>87>>90
このスレの柱になれ

93愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 20:35:45.31 ID:1BcHXMRjO
>>90
上手いなーGJ!!

94愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 21:27:08.03 ID:NB3mHNbf0


95愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 21:29:38.01 ID:fTGlAN1tO
>>87
やべぇぇぇぇぇ

96愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 21:31:12.16 ID:Ftat3C4iO


97愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 21:45:05.76 ID:lwBjrhF+O


98愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 22:00:50.62 ID:tf7WP+NT0
選択形式で進めていく鬱SS、これまでのまとめ

…朝。
日の光の差し込む清々しい朝…とは程遠い、カーテンを締め切ったほの暗い部屋でわたしは目を覚ました。
瞼が重い。何だか筋肉の動きが鈍い。頭が上手く回転しない――
有体に言えば、今日は(も)だるかった。とても学校に行けるような気分じゃない。というか、行っても面白くない。…例外がたった一つだけあったが。
「…男君」
毎朝、当たり前のようにわたしと一緒に登校する彼。わたしがいくら嫌だと言っても無理矢理にでも連れて行こうとする。
曰く「風邪でもないのに学校を休んじゃダメだろ」とのこと。
まあ、まさにその通りなのだが…しかし、どうしてわたしのためにそこまでしてくれるのか分からない。
三文の得どころか一文にすらならない。
それに、わたしなんてどうでもいい人間なのに…
性格暗いし、得に何か秀でている部分があるでもなし。せいぜい、プリンが好きだというくらいだ。いや、それすら秀でているというわけでもない。
彼がわたしに付き合ってくれる理由が、かれこれもう半年以上一緒にいるのに、まだ分からない。
「…はぁ」
考えていたら、また鬱な気分になってきた。かったるい…

学校、どうしようかな…それに、男君だって今日はこないかもしれない。いや、それがそもそも当たり前なのだ。

「はぁ…どうしようかな」

…もういいや、休んで寝ちゃえ。学校に行っても楽しくないし…
わたしは布団に潜りなおすと再び目を閉じる。あぁ、あったかい…気持ちいい。二度寝は人生最高の贅沢とはよく言ったものだ。
願わくば、次に目を覚ましたときには夜でありますように――


99愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 22:01:18.77 ID:tf7WP+NT0
『ぴんぽーん』

…願わくば――

『ぴんぽーん』

……ねがわ

『ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽん』
「…あくま…」
気持ちいいくらいに頭の中で反響するベルの電子音。あまりに鳴りすぎてどうしてだか卓球をしているわたしの姿が、頭に浮かんだ。
さて、わたしはどうするべきなのだろう?
粘ろう。
ここで諦めては女が廃る。いや、わたしは何をむきになっているのだろうか?別にむきになる必要はないんじゃ…
『ぴんぽんぴんぽん』
…腹が立ったから、ということにしておこう。わたしらしくもないんだけど。
『ぴんぽんぴんぽん』
そうだ、せっかくだから数えてやることにしよう。いや、特に意味はないんだけど。えーと、今ので2回。
『……』
すると、いきなり止まってしまった。数えた意味がなかった。
『ぴぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽー!』
「わぁっ!」
いきなり鳴り響く連打の嵐。高橋名人もビックリだ。…あ、数え忘れた。インチキだ、不意打ちだ。
『……』
それでもわたしから反応がないと悟ると、再び押し黙る怪人ベル男。
しかし、わたしの読みは甘かった。
『ぴんぽーん、ぴんぽーん、ぴんぽんぴんぽんぴぽっぴぽっ♪』
今度はリズムよくベルを鳴らしての音楽攻撃。無駄に上手かった。

100愛のVIP戦士 :2007/02/04(日) 22:01:36.38 ID:tf7WP+NT0
…うう、どうして諦めてくれないんだろう。最初のシリアスな雰囲気はどこに?
わたしの精神はもう諦めの様相を呈してきている。
粘ろう。
ここで諦めては女が廃る。いや、わたしは何をむきになっているのだろうか?別にむきになる必要はないんじゃ…
『ぴんぽんぴんぽん』
…腹が立ったから、ということにしておこう。わたしらしくもないんだけど。
『ぴんぽんぴんぽん』
そうだ、せっかくだから数えてやることにしよう。いや、特に意味はないんだけど。えーと、今ので2回。
『……』
すると、いきなり止まってしまった。数えた意味がなかった。
『ぴぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽー!』
「わぁっ!」
いきなり鳴り響く連打の嵐。高橋名人もビックリだ。…あ、数え忘れた。インチキだ、不意打ちだ。
『……』
それでもわたしから反応がないと悟ると、再び押し黙る怪人ベル男。
しかし、わたしの読みは甘かった。
『ぴんぽーん、ぴんぽーん、ぴんぽんぴんぽんぴぽっぴぽっ♪』
今度はリズムよくベルを鳴らしての音楽攻撃。無駄に上手かった。
…うう、どうして諦めてくれないんだろう。最初のシリアスな雰囲気はどこに?
わたしの精神はもう諦めの様相を呈してきている。

A 立て!立つんだわたし!まだ粘るんだ! ←今ここ