日常編70


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電気ポットを買いに仕事帰りに待ち合わせ。

幼「よし、ちゃんと来てたな」
俺「別にお前の好きなので良いのに」
幼「私よく分からないもん」
俺「別に俺、機械全般に強いわけじゃないんだぞ」
幼「説明書読まない私よりましでしょ」
俺「それは読めよ」
幼「ダメなのよ私、ああいうの読むの。和くんが読んで説明して」
俺「二度手間じゃねーか!
  小説読めるのにわけわからん奴だな」
幼「えー!?
  結構いるじゃん」
俺「料理の調理方法とかレシピとかも俺に丸投げだもんな」
幼「だって和くんってカップ麺とかも絶対キッチンタイマー使うし
  私は忘れちゃうもん」
俺「だって時間が分からないとこわいじゃんか。
  なんか『衣がきれいなきつね色になるまで』とかさ、何分って書いてない説明すごく嫌だ。
  きつね見たことねーからわかんねーよ」
幼「適当に見れば良いのよ」
俺「色を見ながら待ってる間が気持ち悪いんだよ。学校の合唱コンクールの優勝クラス発表される時とかの、別にどうでも良いんだけどなんだか居心地悪い感じがするんだよ。
  あと『適量』とか『少々』とかマジうざい」
幼「なんかフライパンの大きさが違うから適量なんだってよ」
俺「なら『適量(目安として直径何センチのフライパンなら何グラム)』って書けや!
  きちんとレシピとしてのフライパンの目安の規格を何センチと国が決めたらその大きさのフライパンを買う奴は結構いるだろ。
  大さじとかカップとかを見習え。計量スプーン大好き」
幼「私にそんなこと言われても」

 ◇

幼「ようするにお好みの量でってことなんじゃないの?」
俺「美味しさの好みよりもきっちりしたいんだよう。
  レシピ通りなら作った後に『こんな辛くて良いのかな』とか不安にならんだろ。
  味が不味くてもレシピ通り作れた方が充実感あんだよ」
幼「たしかに塩を入れすぎたかなとか思うことはあるけど……」
俺「そうだろ、それが嫌なんだよ。
  カップ麺はすげえ安心すんだよ、お湯を入れるラインとか待ち時間とかきっちりしてるし。
  トンカツとか作ると超疲れるんだよ。衣がサクサクかどうかなんて見た目じゃ分かんねーよ、なんなんだよ。
  そういうのやだからお好み焼き屋とか焼肉屋とかも自分でやりたくないんだよ」
幼「それはセンスがないんじゃね?」
俺「んなこといっても目分量とか分からないからレシピ見るのにそんな上級者向けの対応されても困るよ。
  トンカツの場合は肉をどのくらい叩けば良いかとかも分からないし。
  ノーマルモードなのにオニにバックアタックされたらあっさり全滅するくらい難易度ひでーよ」
幼「でもお前そういう難易度の大好きじゃん」
俺「そうなんだよ」
幼「じゃあ何度も作れよトンカツ」
俺「もうトンカツは全クリしたから良いんだよ」
幼「してないしてない。全然してないっすよ」
俺「あとタマネギ刻むのも全クリしたから後はずっとお前にやらせてあげるよ」
幼「何がやらせてあげるだ!
  タマネギ切りたくないだけだろお前」

 ◇

ショッピングの続き。

幼「あー、あれ良いな」

みおが服屋の服を見て立ち止まる。

幼「なんかベージュ今流行ってるよね」
俺「全然知らん。つーかぶっちゃけベージュがどんな色かもよく分からん」
幼「はあ!?
  あんたの靴みたいな色よ」
俺「あ、この色か」
幼「ちょっと入って良い?」
俺「入りたくば俺を倒してからにしろ」
幼「恥ずかしいから止めなさい」

 ◇

幼「ちょっとあれ取ってよ」

一番高い列のシャツを指差しながら俺に頼むみお。

俺「ふふ、みお取れないんだ。俺と来て良かったね」
幼「うるさい」
俺「あ、俺も届かないじゃんこれ」
幼「ダサっ」

なんと、みおをバカにしてから手を伸ばしてみたら届かなかった。

俺「おりゃっ」

ジャンプしてキャッチ。

俺「ふう。どうよ、あんな高いとこの取れるなんて格好良いだろ」
幼「すげー格好悪い」
俺「なんでだよ」
幼「男なら普通は軽く取れる」
俺「違う、棚が高過ぎんだよ。身長は平均よりちょっと低いくらいだもん」
幼「じゃあ手が短いんだな」
俺「手も短くないって多分」
幼「私のことバカにしておいて必死でジャンプとか恥ずかし過ぎるでしょ」
俺「だって肩車で取るとか俺が踏み台になるとかしたらもっと恥ずかしいじゃないか」
幼「せめて小ジャンプで取れよ」
俺「小ジャンプだったよ」
幼「うそつけ!
  なんかお前ジャンプして疲れた感じだったじゃん」
俺「それは俺が体力ないから小ジャンプですら疲れるってだけだよ」
幼「その言い訳はあんま自分をフォロー出来てないと思う」
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