山茶花と俺のお尻編


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[09/05/28書き込み]

幼「けどさあ……婚約指輪を喧嘩した時のために買うってどうなのよ。
  喧嘩前提じゃん」

おかしそうに幼なじみが言う。

俺「別に喧嘩した時のためってわけじゃないけどさ。
  喧嘩しないわけないじゃん」
幼「あんたそういうとこは現実的だよね」
俺「出来ないことは出来ないからな。気が利かないのも直らない。ロマンチックなデートの演出も出来ない。
  俺が叶えられることなんて、五つ願いがあったら一つ程度だ。
  だから怒られるのは避けられない」
幼「私、怒りっぽいかな」
俺「そうでもないと思うよ」
幼「和君がそうやって甘やかすから」
俺「はははっ。
  これからは家族なんだからお互い厳しくしようか?
  小学生の頃の親みたいなノリで」
幼「ゲームは一日一時間、とか?」
俺「それは困る」

 ◇

[駅のホーム]

俺「ん……」
幼「メール?」
俺「いや、電話だ」
幼「次の電車に乗る?」
俺「別に良いよ。多分急ぎの用事じゃないから」
幼「じゃあ乗ろ」

 ◇

俺「あ、電話取らなかったらメールがきた。ベーコンポテトパイ復活で電話しただけだってさ」
幼「あはは、和君がポテト好きなのみんな知ってるんだね」
俺「そういうわけでもないけど」
幼「さっき、結婚式に呼べる友達いないって言ってたけど、結構多いんじゃない?」
俺「そうかな」
幼「んー……何人呼べる?」
俺「中学からは一人は確実に呼べるな。未だに毎年会ってる奴がいるから。他に良くて二人かな。
  高校からは三人かなあ。んで会社から一人それ以外から一人ネットからはタマ入れて二人……いや三人かな。
  確実に来そうなのはー……五人だけかなあ」
幼「十一人もいるじゃん。小規模なら全然いけるでしょ」
俺「そうなのか」
幼「その内女の子は何人いるの?」
俺「え……あー、六人かな」
幼「女の子の方が多いんだ」
俺「一人だけな。人間が男女半々なんだから半々なら普通じゃん」
幼「そうかなあ……」
俺「そうだよ」

 ◇

幼「……全員元カノなの?」
俺「全員ではないよ」
幼「何人?」
俺「さ、三人かな、多分……」
幼「多分て何よ」
俺「いや、ちょっと彼女だったと言えるのか言えないのか分からない人がいてさ。三人だよ」
幼「本当?」
俺「うん……」
幼「全員、和君を好きだったことがある人?」
俺「な、なんで?」
幼「だって、タマちゃんと他にネットからもう一人はメルカノの子でしょ?」
俺「ちょ、ちょっと待って……」
幼「教えてよ」
俺「ごめん、俺って電車の中とかファミレスとかでこういう話をするのあまり好きじゃないんだよ。
  ほら、カラオケも他の部屋に聴かれてると思うとダメじゃん俺。それと同じで気分が悪くなってきちゃってさ」
幼「あー……ごめん」
俺「べ、別に電車の中は黙ってろってわけじゃないんだけど……」
幼「だいじょぶ、分かる」
俺「そっか」
幼「うん」
俺「……」
幼「……」

何か他の話題を振ろうと思っている時にメールの返事があって、
俺が携帯をいじっているとみおも携帯を取り出した。
そのまま降りるまで殆ど何も話せなかった。

 ◇

幼「具合大丈夫?
  ちょっとベンチ座ってから帰る?」
俺「ああ、全然平気だよ」
幼「ごめんね」
俺「良いよ。お前がしょぼくれてると泣きそうになるからここでしょぼくれるのは勘弁してくれ。
  泣いたら人が集まる」
幼「あはは」
俺「早く帰ろうぜ」
幼「うん」

 ◇

俺「ふう、疲れたね」
幼「あんなに歩いたの久々」
俺「坂が多いからきついよな」
幼「そのまま帰ってきちゃったけど、ご飯どうしよ」
俺「あ、ごめん……ぼけっとしてまっすく来ちゃった」
幼「ううん、まだ何かあったと思うから。オカズ少ないけどごめんね」
俺「良いよ、お前をオカズにするから」
幼「バカ」

 ◇

幼「……和君、この前に電車で酔ったよね」
俺「うん」
幼「あれって、やっぱり私がああいう話をしたせいで気持ち悪くなっちゃったの?」
俺「違うよ」
幼「でも、普段電車じゃめったに酔わないよね」
俺「いや……コンディションが悪くて」
幼「なにそれ」
俺「前日髪を洗った時シャンプーだけで済ましてコンディショナー使わなかったからコンディションが悪くて」
幼「それ髪のコンディションじゃん」
俺「本当にあの時は関係ないよ」
幼「信じるよ?」
俺「うん」
幼「……なんか挙動不審なんだよな」
俺「隠し事はなしだ」
幼「隠し事はなしね……」
俺「何その顔」
幼「じゃあ、本棚の奥にあるやつの使い道を教えて」
俺「あ、あれはっ……」
幼「隠し事、なしよね」
俺「あれは、お尻に入れる用のアナルバイブとパールだよ……」
幼「誰のお尻に入れるの?」
俺「みおの……」
幼「まさか私のお尻に入れるなんて言わないよねー」
俺「……俺のお尻です」
幼「そっかー、じゃあ入れてあげる」
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