性別逆転イメプレ編01


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俺「ママただいまー!」
幼母「うふふ、おかえりパパ」
母「ただいまなんてウチじゃ絶対言わないのに」
俺「げっどうしてここにいんの!?」
母「うまく野菜を食べさせる方法を伝授しに来た」
幼「この前に電話した時に、暇な時に来るって」
俺「なんでみんな前もって言わないんだよ!」

俺はこういう事があまり好きではない。突然押しかけられるとエネルギーも使うし、予定が狂う。
以前ゲームをしている時に隣に住んでる女の子が遊びに来たことがあったが、
良いところなのに「ゲームなんてしないで私と遊ぼうよ」としつこく言うので腹が立ってついお医者さんごっこをしてしまったことがある。
押しかけ展開はエロゲなら大好物だが実際に突然来られると色々とるものだ。
今日は帰ったらすぐにでも熱く抱きしめたい気分だったのに、全くこいつらは。

幼「だっていきなり来たんだもんこの人達」
幼母「ごめんね」
母「二人きりになれないからふてくされてるわ」

ああうるさい。

 ◇

母「そうだ、あんたまだ幼母に挨拶してないでしょ」
俺「あ、こんばんはー」
幼母「あら、こんばんは」
幼「挨拶の意味が違うでしょ!」
俺「じゃあ、お久しぶりです?」
幼母「久しぶりね」
母「だから違うでしょうが!」
俺「え……?」

意味が分からない。

母「ご挨拶よ、ご挨拶」
俺「ああ!」
幼「やっと分かったか」
俺「ええっと……」
母「正座!」

慌てて正座をすると、他の三人も正座する。

俺「えー……」
幼母「ゆっくりで良いからね」

幼母は優しいなあ。

俺「ええっと、ええっと……」
幼「ええっとしか言ってないぞこいつ」
俺「あのですね……」
幼母「はい」
俺「もし良かったら、一つみおさんをもらえないかなと思ってるんですが」
幼母「一つで良いの?」
幼「食いつくとこ違うだろ」

 ◇

俺「一つで十分です」
幼「一つって言うな」
俺「一人で十分です」
幼母「あら、そう。今なら妹も付いてお値段据え置きよ」
幼「わたしゃ通販か」
俺「いや、一人で良いんす」
幼母「二人も付いてきても邪魔なだけ?」
俺「いや、自分じゃ一人幸せにするだけで精一杯なんで」
母「あんたじゃ一人も幸せになんて出来ないわよ」
幼母「そんなことないわよ。失礼しちゃうね、和君?」
俺「失礼しちゃうね」
幼「あんたら真面目にやってんのかふざけてんのかどっちよ」
俺「真面目だよ」
幼「真面目には見えん」
俺「ストレートに言っても良いんだけどな」
幼「ストレートに言えるもんなら言ってみろ」
俺「みおさんと結婚させて下さい」
母「かっこいいじゃん」
幼「かっこいいじゃん」
幼母「かっこいいじゃん。私と結婚しない?」
幼「だめ、私のなんだから」
幼母「そんなこわい顔したら和君に嫌われるわよ?」
幼「和君はこんなことじゃ嫌わないよね!?」
幼母「それじゃ脅しよ」

 ◇

俺「これ何?
  チャーハン?」
母「ピラフよ。あんたケチャップ嫌いでしょ」
俺「この緑の、ネギなんじゃないの?」
母「良いから食べてみなさい」
俺「誰が作ったの?」
母「みおちゃんが一生懸命作ったのよ」
俺「本当?」
幼「うん」
俺「そっか」
母「あんた親の言うことは信じないくせにみおちゃんの言うことは信じるわけ」
俺「だってお前、絶対に後ろ持っててって言ったのに持ってなかったじゃん!」
母「いつまで自転車の練習のことを根に持ってるのよ」
幼「和君自転車乗れるの?」
俺「何言ってんだ、お前が俺の後ろに乗ってみたいって言うから土手で練習させられたんじゃねーか!」
幼「え、知らない」
幼母「みお、乗りたいって言ってたわよ」
幼「えー?」
俺「お前の前で一度も自転車乗ってないんだっけ?」
幼「ない……と思うけど普通に乗ってたら分からないかも」
俺「そういやお前、俺が乗れるようになったら――」
幼「そ、そんなことより食べてみてよ!!」
俺「約束してたの思い出したの?」
幼「思い出してはないけど悪い予感しかしない」

 ◇

俺「絶対これネギだよ……ネギだろ?」
幼「さあ、どうでしょう」
俺「うう……」

おそるおそる口に入れてみる。

幼「大丈夫そう?」
俺「うん」
母「食べられるでしょ?」
俺「まあ食えるけど、気になるなあ緑のやつ……」
幼「味は?」
俺「美味しいけど、もっと辛い方が良いかな」
幼「あ、ちゃんと言ってくれた」
母「いつもは美味しいって言わないの?」
幼「逆なんですよ。美味しいよばっかりで文句言ってくれない」
幼母「あー今日は和君照れてるんだ?」
母「呆れた。私が作ったのはいつも『肉ないのかよ』とか『このおいなりさんの中身が豆腐になってる変なの不味い』とか文句ばっかり言ってつまらなそうに食べるくせに」
幼母「反抗期なのよ」
母「あーありえるかも、子供だからねこの子は」
幼「和君、美味しくない時は美味しくないって言って良いんだよ?」

ああ、女三人寄ればかしましい。

 ◇

俺「次の出来たの?」
幼「うん。ねえ、美味しくなかったら言ってね?」
俺「分かったよ。いつも十分に美味しいけど、何かあったら言うよ」
幼母「お姉さん聞きました?」
母「いつも美味しいだって」
俺「変なとこだけしっかり聞いてやがる。で、何作ったのよ」
母「これはあんた気に入るわよ、大成功」
俺「え、ドリア?」
幼「やっぱりドリアの方が良かった?
  グラタンなんだけど」
俺「いやそれはどうでも良いんだけど、グラタンとかドリアって家で作れるの?」
幼「ちょっと焦がし過ぎちゃったかも」
俺「これ何グラタン?
  オニオングラタン?」
母「食べられない物は作らないわよ」
幼「ポテトグラタンだよ」
俺「ポテトグラタン♪」

超美味しそうな響きだ。

 ◇

俺「美味しい!」
幼「良かった」
俺「やっぱりポテトとチーズは最高だな!
  お前のもちょっとくれよ」
幼「私のコゲコゲだよ?」
俺「焦げてる所が好きなんだ」
幼「そうなんだ」
俺「ドリアも作れるの?」
幼「私に聞くな」
母「ドリアも作れるわよね?」
幼母「ドリアなら冷凍食品であるんじゃない?」
母「ドリアも冷凍だとダメなのよ、タマネギが長いの入っちゃってるから」
幼「長いとダメなんですか?」
母「ハンバーグのみたくみじん切りじゃないと食べないのよ」
幼「そうなんだ。
  ……うーん難しい」
母「難しいでしょ?
  なんとか食べさせようと長年あれこれ試したけど、未だに『えっ、これが食べられるの!?』って驚くことがあるのよ」
幼「すごいなあ」
母「みおちゃんの手料理なら私じゃ食べないような物もちょっと無理して食べると思うから色々試してみてね」
幼「はい」

うう……なんだかこれからの食事は憂鬱になりそうだ。

 ◇

母「あ、そうそう。
  この人あまりパンとか魚とか食べたがらないでしょ?」
幼「そうなんですよ!」
母「でもね、野菜と違って嫌いじゃないからお肉を出さないで魚だけ出せば妥協して食べるのよ」
幼「あ、良いこと聞いた」

なんてことだ、俺のお肉ライフが……。

母「それと、パンの耳が嫌いでしょ」
幼「それですよ。耳が美味しいのに全く」
母「私も耳が好き」
幼母「えー、耳なんて美味しくないわよ」
俺「パンよりサンドイッチの方が良いですよね」
幼母「いらないからいつもみおに食べさせてた」
俺「大体、パン屋で耳をタダで置いてある時点で美味しくないって証拠なわけで」
幼母「その通り。良いこと言うね和君は」
母「そのパン屋の耳をもらってきたのよ」
俺「うげっ、そんなにどうするんだよ」
母「まあ見てなさい」

 ◇

幼「出来た」
俺「あ、おばあちゃんのカリ棒だ!」

別におばあちゃんがふたなりなわけではないぞ。

 ◇

おばあちゃんのカリ棒とは、おばあちゃんがたまにパンの耳に砂糖をまぶして揚げて作ってくれたおやつのことだ。
若い人は知らないかもしれないが、まあかりんとう的なイメージをしてくれ。

俺「たしかにこれは好きだなあ。おばあちゃんちだとこれぐらいしかお菓子っぽいのなかったからな」
幼「よーし、明日からパン食べさせてパンの耳も食べさせて魚も食べさせて……」
俺「お肉もたまにはお願いします」
母「みおちゃん、来てー」
幼「はーい」
俺「まだ何かあるの?」
幼「お味噌汁だからお腹いっぱいなら明日の朝で大丈夫」
俺「味噌汁か……」

やっぱりナスの味噌汁かなあ。味噌汁で食べられる野菜っていうと。

 ◇

俺「あ、おばあちゃんの変なのだ!」

 ◇

おばあちゃんの変なのとは、モチみたいなうにょうにょした物体の入ってる味噌汁のことだ。
どうやら本来はすいとんに入ってるらしい。

俺「この変なの大好き。
  前にみおに言ったんだけど上手く伝わらなかったんだよね」
幼「白い変なのじゃ分からないっての」
俺「ご飯もちょうだい」
幼「えっ、今食べるの?」
俺「食べる」
幼「はい」
俺「いただきまーす」
母「ウチじゃいただきますなんて言わないのに……」
俺「美味しい!」
母「ウチじゃ美味しいなんて言わないのに……」
俺「みおの味噌汁は最高!」
母「それお母さんが作ったのよ」
俺「マズイ」
幼「えー、私が作ったのに」
俺「美味しい!」
幼母「私が作ったの」
俺「結局誰が作ったんだよ」
幼「わたしわたし」
俺「そうだと思った、最高だもん」
幼「調子の良い奴」
俺「愛情がこもってるから」
幼「愛情なんてこめてません」
幼母「こめてた。私見てた」
母「あ、私も見た」
俺「俺も見た」
幼「こめてないってば」
俺「みお、今日は愛情こめてくれなかったのか。
  俺のこと嫌いになった?」
幼「いや、今日もこめたけど恥ずかしいでしょ!?」
俺「そうだよね。みおのご飯愛情たっぷりだから大好き」
幼「バカ!」
幼母「みお顔真っ赤」
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