キーボードクラッシャーとは、「PCゲーム『Unreal Tournament 2004』に熱中しすぎた少年が、キーボードを机に叩きつけて暴れる」という内容の動画に出演している人物のことである。
「クラッシャー」「キークラ」「キボクラ」などと略されたり、頭文字を取って「KBC」と呼ばれたりもする。
海外での呼び名は「Angry German Kid(AGK)」、「Unreal Gamer」など。
「クラッシャー」「キークラ」「キボクラ」などと略されたり、頭文字を取って「KBC」と呼ばれたりもする。
海外での呼び名は「Angry German Kid(AGK)」、「Unreal Gamer」など。
発端と人気
その動画はドイツの動画サイトに本人が投稿し、後に他の動画共有サイトにも転載された。
投稿時期についての詳細は不明だが、有名になったのは2006年3月頃であると思われる。(*1)
その他にも彼は多くの動画を投稿しているが、その内容はこれと同じように暴力的なものもあれば
カメラに向かって語るもの、友人と寸劇を演じるもの、ボイスパーカッションをするものなど様々である。
ニコニコ動画に転載されている実際の動画は本編の動画一覧を参照のこと。
投稿時期についての詳細は不明だが、有名になったのは2006年3月頃であると思われる。(*1)
その他にも彼は多くの動画を投稿しているが、その内容はこれと同じように暴力的なものもあれば
カメラに向かって語るもの、友人と寸劇を演じるもの、ボイスパーカッションをするものなど様々である。
ニコニコ動画に転載されている実際の動画は本編の動画一覧を参照のこと。
その常軌を逸した感情表現とオーバーアクションは、YouTube等に転載された当初から大いに注目を集め
更には動画に嘘字幕を付けたもの、動画内の音声を音楽にサンプリングしたものなど、彼を素材とした多くの作品が作られた。
また、日本のネットコミュニティにおいては、動画内の台詞から様々な日本語の空耳が生み出された。
更には動画に嘘字幕を付けたもの、動画内の音声を音楽にサンプリングしたものなど、彼を素材とした多くの作品が作られた。
また、日本のネットコミュニティにおいては、動画内の台詞から様々な日本語の空耳が生み出された。
ニコニコ動画ではそれらに加え、音声を切り貼りして歌詞を歌わせる「人力VOCALOID」としての使用法も開拓された。
現在ニコニコ動画において、クラッシャーは「ドイツ製ボーカロイド」の異名を持ち
音系MAD素材の定番であると共に、度々「ニコニコオールスター」の一員に数えられる程の人気を持つ。
現在ニコニコ動画において、クラッシャーは「ドイツ製ボーカロイド」の異名を持ち
音系MAD素材の定番であると共に、度々「ニコニコオールスター」の一員に数えられる程の人気を持つ。
いずれの動画共有サイトにおいても、サービス開始間もない頃から存在した動画であるため「古株」と目されている。
2017年現在、2ちゃんねるにおいてストリーミング全般を扱う「YouTube板」のバナーには、彼の写真が使われている。
2017年現在、2ちゃんねるにおいてストリーミング全般を扱う「YouTube板」のバナーには、彼の写真が使われている。
本人の素性について
本名・年齢・国籍など、彼自身に関する情報は一般には殆ど知られておらず、様々な噂やデマが飛び交っている。
決定打となったのは、2006年の銃乱射事件についてのテレビ番組と、それに関するインタビュー記事である。
インタビューには様々な噂のソースと目される部分が含まれており、多くの情報が立証された。
⇒テレビ番組（ドイツ語）
⇒インタビュー記事（ドイツ語）
⇒インタビュー記事の邦訳（動画）
決定打となったのは、2006年の銃乱射事件についてのテレビ番組と、それに関するインタビュー記事である。
インタビューには様々な噂のソースと目される部分が含まれており、多くの情報が立証された。
⇒テレビ番組（ドイツ語）
⇒インタビュー記事（ドイツ語）
⇒インタビュー記事の邦訳（動画）
その他の情報
⇒YouTubeの投稿者コメント他
⇒YouTubeの投稿者コメント他
彼の素性については、徐々に明らかになってはきたものの、まだ信憑性に欠ける情報や疑問点も多い。
以下では彼に関してわかることをまとめ、考察すると同時に、誤りと思われる情報を切り捨てていく。
以下では彼に関してわかることをまとめ、考察すると同時に、誤りと思われる情報を切り捨てていく。
動画の意義
「父親が精神科医に見せるために隠し撮りした」というデマがかなり長い間流布していたが
何も知らずに彼の動画を見れば、多くの人がこの説を信じてしまうのも無理からぬことだろう。
インタビュー記事とYouTubeのコメントから、この説はテレビ番組に由来していることが判明した。
YouTubeの投稿者コメントや妖精現実の記事では「ゲーム規制を訴える政治家に対して作った」と説明されているが
インタビュー記事にはそうした意図は書かれておらず、本人は「ユーモアを提供したかった」とのみ語っている。
何も知らずに彼の動画を見れば、多くの人がこの説を信じてしまうのも無理からぬことだろう。
インタビュー記事とYouTubeのコメントから、この説はテレビ番組に由来していることが判明した。
YouTubeの投稿者コメントや妖精現実の記事では「ゲーム規制を訴える政治家に対して作った」と説明されているが
インタビュー記事にはそうした意図は書かれておらず、本人は「ユーモアを提供したかった」とのみ語っている。
名前
動画内では度々「Leopold」と名乗っており、報道でも使われているが、これが本名であるかどうかは不明。通称の一つである可能性もある。
インターネット上では「Slikk」というハンドルネームを使用しており、インタビューでもこの名前を名乗っている。
他にも演じる役柄から「Der Echte Gangster」と呼ばれており、これは動画タイトルにも使用されている。
彼の本名は「アレマン・ポセイド（aleman poseido）」であるとする説がかなり以前から流布しており、一時はWikipediaに記載されたこともあった。
しかしこの名前は、元を辿ればYouTubeに転載（しかも既出）された彼の動画についていたスペイン語のタイトルである。
「aleman」はスペイン語で「ドイツ人」を指すため、これは本名などではなく通称の一つであると考えるのが妥当だろう。
インターネット上では「Slikk」というハンドルネームを使用しており、インタビューでもこの名前を名乗っている。
他にも演じる役柄から「Der Echte Gangster」と呼ばれており、これは動画タイトルにも使用されている。
彼の本名は「アレマン・ポセイド（aleman poseido）」であるとする説がかなり以前から流布しており、一時はWikipediaに記載されたこともあった。
しかしこの名前は、元を辿ればYouTubeに転載（しかも既出）された彼の動画についていたスペイン語のタイトルである。
「aleman」はスペイン語で「ドイツ人」を指すため、これは本名などではなく通称の一つであると考えるのが妥当だろう。
居住地
インタビュー記事等からドイツの「ベルギッシェス・ランド」。
ノルトライン・ヴェストファーレン州のベルギッシェス地方（Bergisches Land）を指す。
これは行政上の地名ではなく、おおよその地域を指している。
⇒Google マップ
ノルトライン・ヴェストファーレン州のベルギッシェス地方（Bergisches Land）を指す。
これは行政上の地名ではなく、おおよその地域を指している。
⇒Google マップ
年齢
インタビュー当時の2006年11月29日に14歳であることから、逆算すると生年は1991年か1992年である。
出所不明の「医大で勉強中」という情報があったが、この情報が出てきた時点では、まだ中学校やギムナジウムで教育を受けている途中である。
出所不明の「医大で勉強中」という情報があったが、この情報が出てきた時点では、まだ中学校やギムナジウムで教育を受けている途中である。
国籍
mixiの情報（このトピックの15）によれば、本人は動画内で在独ロシア人を名乗っているという。
ただし、問題の動画が彼が公開した動画のうちのどれを指すかは不明である。
ぬいぐるみを虐待する動画は邦訳がアップロードされているが、ぬいぐるみをドイツ人に見立てているような台詞はない。
「在独ロシア人」という設定自体、彼が演じる「Der Echte Gangster」のキャラクターの一部である可能性もある。
ただし、問題の動画が彼が公開した動画のうちのどれを指すかは不明である。
ぬいぐるみを虐待する動画は邦訳がアップロードされているが、ぬいぐるみをドイツ人に見立てているような台詞はない。
「在独ロシア人」という設定自体、彼が演じる「Der Echte Gangster」のキャラクターの一部である可能性もある。
動画の撮影・投稿時期
例の動画の投稿時期について、「2002年以前に投稿された」との情報が、Wikipediaにも掲載されるなど広く流布していた。
しかし、例の動画で彼のPCから流れてくる曲は、PCゲーム「Unreal Tournament 2004」で使用された「KR-UT2004-Menu.ogg」という曲である。
このことから、同作品が発売された2004年3月以降に撮影されたことがわかる。
しかし、例の動画で彼のPCから流れてくる曲は、PCゲーム「Unreal Tournament 2004」で使用された「KR-UT2004-Menu.ogg」という曲である。
このことから、同作品が発売された2004年3月以降に撮影されたことがわかる。
| + | ここからは不確実な部分も含まれるが、より詳細な時期について述べる。 |
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