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前日PM7:00
「春菜ーお風呂入るわよー」
「もうちょっとまってぇ今から『ドリームガール』やるからぁ」
「もうっ!じゃあお母さん先入るから後で一人で入るのよー」
「えー?ひとりで入るのコワーイ」
「じゃあ一緒に入る?」
「う~~これ見ないとあした美紀ちゃんとはなせないからひとりではいる~」
「もうっ!しょうがない子ねっ」
春菜は少女アニメを見た後、一人でお風呂に入った。
シャンプーで頭をシャカシャカ洗ってリンスを髪に付けた。
リンスが目に染みたが、お化けが怖くてそれどころじゃなかった。


前日PM9:00
パジャマに着替えてお母さんと夕食を食べた春菜は自分の部屋に向かった。
「これとぉ…これとぉ…よし…カンペキ…ドリームガールも見たし!
かわいかったなあドリームガール…ふふ美紀ちゃんも見たかなぁ」
ランドセルに明日の時間割りの教科書等を入れながら春菜は、
明日美紀ちゃんと話すのを楽しみにしていた。
春菜はベッドにもぐりこんだが、お化けが気になってなかなか寝付けなかった。
春菜はドリームガールになったつもりでお化けと空想で戦った。
しかし、なぜかその日はお父さんと遊園地に行く夢を見た…


AM8:00
「早くしないと美紀ちゃん先に行っちゃうわよー!もうっ!
昨日夜更かししたんでしょう!しょうがない子ねぇ」
春菜は急いで歯を磨き、パジャマを脱ぎすて洋服に着替えた。
今日は1番のお気に入りの洋服だったので、
嬉しかったがそれどころじゃなかった。
ランドセルをしょって、黄色い通学帽をかぶる。

お母さんが焼いてくれたパンをくわえて元気に玄関を開けた。
「おっはー春菜ちゃん!」
美紀ちゃんが笑顔で立っていた。
「おっはー!ごめんおくれてぇ」
「あっ春菜!昨日言ったようにお母さん今日遅いからお留守番…」


AM10:00
算数の時間、春菜は隣の席の美紀ちゃんと手紙のやり取りをしていた。
美紀『きのうみたー?』
春菜『みたみたかわいかったね』
美紀『あのワルモノ田中先生ににてなかった?』
「ププーーッ」
春菜は思わず吹き出した。
「吉田さーん。おしゃべりしてちゃだめよー?」
ワルモノの女教師が注意した。
「あっ…はい」
美紀ちゃんを見ると手を合わせて謝るポーズをしていた。
「じゃあ吉田さん、この問題をとけるかな?お願いします」
春菜は黒板の前まで歩き、チョークを握りスラスラ解いた。
「よくできましたー」


PM12:30
春菜は同じ班の美紀ちゃんと仲良く給食を食べている。
今日の給食は春菜の大好きな「あげパン」と「シチュー」だ。
美紀ちゃんがシチューの中のニンジンを除けていると、
乱暴者の竹井くんが美紀ちゃんをからかった。
「あー!あー!相川がまたニンジン残してるー食べろよー!」
春菜は怒った。
「ちょっとぉ!やめなよぉ竹井くん!先生にいうよぉ?」
竹井くんはひるんだ。
春菜は男子からも女子からも一目置かれる人気者だった。
美紀ちゃんは春菜とは正反対の大人しい子だが、
美紀ちゃんの事を好きな男子は実はたくさんいる。


PM2:00
5時間目の体育の授業、春菜達は体育館で跳び箱をしていた。
春菜の目は一人の男子にくぎづけになっている。
「じゃあ青木くん、五段はとべるかなあ?」
ワルモノの女教師が男子生徒にオーバーに問い掛ける。
「はいっ!」
男子生徒は手を挙げて返事をすると、一直線に跳び箱に向かった。
タッタッタッタッターーーン!
「よくできましたー!みんな拍手ー!」
「パチパチパチパチパチ…」
春菜は前から青木くんが好きだった…
勉強もスポーツもでき、クラスの学級委員長をしている青木くんが…
初恋の相手は拍手の中で照れていた


PM3:30
キーンコーンカーンコーン「せんせーさよーなら」
終業の挨拶を終えた春菜は美紀と一緒に帰ろうとした。
が、美紀は図書係なので今日は一緒に帰れない。
(う~~きょうは美紀ちゃんに青木くんの事でそーだんしたかったのに~)
春菜はトボトボ一人で校門を出た。
しばらく歩くといつもの通りに出た。
(あーあきょうもおるすばんかあ)
心の中でぼやいていると自転車が後ろから来たので春菜はよけた。
通り過ぎようとした瞬間に男と目があった。
自転車を止めて男が話し掛けてきた…


「こんにちは、警察です。」


【番外編 完】