冬物

145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/02(日) 11:56:47.22 ID:2/ttm6AO
【冬物】

赤自室

赤「……さっむぅ…」ぶるっ

赤「もう…Tシャツの重ね着では凌ぎきれない…!…冬物を…早く出さないと…」ごそごそ

赤「…ダンボール1つ…か…また今年も…新しいのは…」

赤「いや…まずはこの寒さをなんとかしないと…よし!このトレーナーで…あ!?…虫喰い…だと…?」

赤「クソォ!!やはり防虫剤をケチるべきではなかったッ!他は…他はどうなんだ!?」がさがさ…

赤「…半分くらい…やられてる…」

赤「…………」

とおぅうるるるるるん…ガチャ!

赤「はい…赤で『…スイーツ!』ブツッ…

赤「…行くか…」

ガチャ…

1週間後 ロビー

青「…………」ペラッ

赤「…………(…いよいよ…寒さが厳しくなってきやがった…ヒーローが凍死なんて笑えない…)」てくてく…

青「ん?…赤!」

赤「…はい…?コーヒーでしょうか?」

青「まずはこれだ…また来ていたぞ?」つ封筒

赤「…ありがとうございます(ザコーズからか…?あ、今度は後ろに差出人『ザコーズ』って書いてある…)」てくてく…

146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/02(日) 11:58:32.67 ID:2/ttm6AO
【冬物】②

青「…待て…どこへ行く?」

赤「え?部屋に…」

青「まずはと言ったんだ…コーヒーを頼む…それと…」

赤「…それと…?」

青「その…今度こそ…さ、サインを頼めるか…?」

赤「あ…はい!!必ずッ!!ご期待に応えて見せます!(あ…あ、あの時は酷い目にあった…今度は失敗は許されん…!)」

青「そ、そうか…」ビクッ

赤「では失礼致します…」

…数分後 赤自室

赤「どれ…今回はなんだ?…てか別に基地直通の電話でも…あ、履歴か!なら公衆電話…もだいぶ減ったしなぁ…」びりびり…

赤「なになに…『元気なんだぜ?風邪なんか引いてないだろな?そうそう男幹部さんが…まぁいいか…おっと話がずれたぜ!俺達のお古でよかったら、冬物あげるから取りに来るんだぜ!!  雑魚1より』」

赤「あ、あいつら…この間の飲み屋で話したことをッ…くぅ…!」

赤「まさに恩に着るぜ!!…さてスケジュールはどうなってるかな~♪」ペラペラ…

149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/02(日) 19:50:43.27 ID:2/ttm6AO
【冬物】③ 

秘密基地 玄関

赤「こんちわー」ぴんぽーん

ガチャ…

雑魚1「はいはい…お?赤!よくきたんだぜ!ま…とりあえず中に…」

赤「悪いな…お邪魔します」

ロビー

首領「…あ!あかさーん!」タタタ…

赤「ん?…首領ちゃん!お邪魔して『わーい♪』だきっ

赤「る…うわぁ!…あ、危ないよ…」

怪人「良いところに来たな赤!今からおやつ…む?……厠に行ってくる!」ダダダ…

雑魚2「こっちに座るんだぜ!」

赤「…え?でもそこ男幹部さんの…」

雑魚1「2、3日前から姿が見えないんだぜ!いないんだから使えばいいんだぜ!」

首領「そうなのー」すりすり

赤「そうなんだ…じゃあ遠慮せず…首領ちゃんもありがとね」なでなで…

首領「うん!」

女幹部「赤さん!よくいらっしゃいました…」タタタ…

赤「お邪魔してます…いい匂いですね!」

女幹部「はい、今日はチーズケーキを焼いてみたんですよ…お口に合えばいいんですけど…」

赤「すごい楽しみですよ!あ、準備お手伝いしますね」

首領「しょりょうもー!」

女幹部「ふふ…ではお願いします」ニコッ

150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/02(日) 19:52:16.85 ID:2/ttm6AO
【冬物】④

赤「…は!そうだ…ザコーズ!!サインくれ!サイン!」ダダダ…

雑魚1「うお!?なんなんだぜ赤?びっくりしたんだぜ!」

赤「青に頼まれてるんだよ…この間頼まれたの忘れて帰ったら…………」

雑魚2「…帰ったら?」

赤「すまん…思い出したくない…」

雑魚1「…………」

雑魚2「まぁ…そんなこともあるんだぜ…」

赤「………くうっ…!」

首領「あかさん…かなしいのー?」

雑魚1「お、おい!泣くんじゃないぜ!ここには青い娘はいないんだぜ!」

赤「……あんだけ働いて…冬物の服ひとつ買えないなんて…うぅ…」

雑魚1「変なスイッチが入ったんだぜ!もう青い娘とか関係ないんだぜ!とりあえず落ち着くんだぜ!なぁ兄弟!」

雑魚2「おうよ!そうなん…あ!…そうだ!…女幹部さん!赤を抱きしめてやってください!」

女幹部「え……ええ!?わ、わた私がですか!?…で、でも…」チラッ

赤「…うぁ…ぐす……」

首領「あかさん?ないてるの?」

雑魚1「!…お願いします!そうすれば赤もッ…!!(…なるほどそういうことか!…さすが兄弟…!頼もしいぜ…!)」

女幹部「…は、はい……こ、こう…?」ふわっ…

赤「…ぅ……?」

女幹部「…あ、あの…だ、だいじょうぶです…よ…?(わ、私…ああ赤さんを抱きしめて…ど、どうすれば…)」ドキドキ…

雑魚2「(ここで…キメるッ!)…頭もなでなでしてあげて下さい!そっと…優しくッ!」カッ!

雑魚1「な!?…お、お願いします!(…兄弟…!次の手を瞬時に…恐ろしい男だぜ…!)」

首領「なでなでー?」

151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/02(日) 19:53:47.74 ID:2/ttm6AO
【冬物】⑤

女幹部「…え…?…こ、こうですか?…よ、よしよし…?」なでなで…

赤「…………(…んん?…女幹部さんに抱きしめられて頭を撫でられてる…?…な、なにが…どう?)」チラッ

雑魚1&2「「………」」グッ!

赤「……!!(…あいつら…な、何を…!?)」ごそっ…

女幹部「!!…あ…あの…赤さん…?」

赤「むが?」

女幹部「ぁ…あ、あの…あんまり動かれると…そ、その……む、胸に…///」

赤「…!……(…む、胸!?ま、まずい!そもそもなんで女幹部さんは…は!…いい匂いがするなぁ…それにふかふかする…ふへへ)」ふもふも…

首領「しょりょうもー!!」だきっ

女幹部「………////」

赤「…………」ぽわわ~ん

首領「いいこいいこ」なでなで…

雑魚2「………(…決まったな…)」ニヤリッ…

雑魚1「………(すげぇ…すげぇぜ!兄弟!)」

ガチャ!

怪人「わははー!ただいま戻りましたよー!」

152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/02(日) 19:54:57.90 ID:2/ttm6AO
【冬物】⑥

怪人「………おや?」

女幹部「あ…あぁ…あのッ!お、おおちつかれれ…ましたか…!?」バッ!

赤「…はぁい……あっ!す、すいません!いや…その…」

首領「あかさんげんきになったのー」

雑魚1&2「「………」」

女幹部「あ、あの…わ、私…じゅ、準備を…」タタタ…

赤「え?…あ…」

首領「…だいじょうぶ?」なでなで…

赤「あ、ありがと…首領ちゃん…(…な、なんだったんだろう…さっきのは…気持ちよかったけど…ふへへ…おっと!い、いかんいかん…)」

雑魚1「すごくイイ感じだったのにな…」ぼそぼそ…

雑魚2「…な。もう少しあのままにさせといてあげたかったのにな…」ぼそぼそ…

雑魚1「…な」ぼそぼそ…

怪人「…え?何があったの?ねぇ?」

キッチン

女幹部「…………」カチャカ…ピタッ…

女幹部「…………」←思い出してる

女幹部「………///」カチャカチャ…

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最終更新:2009年01月10日 11:27
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