夜の散歩

58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/27(月) 07:43:57.43 ID:SdzpxMAO
【夜の散歩】 いまは朝だけどね!あっはっは…おはよう

戦隊基地 赤自室 夜

赤「さて…今日は特に仕事もないしそろそろ寝るか…」

とおおぅうるるるるるるん…ガチャ

赤「はい…赤です(こんな時間に『スイーツ買って来て』…ブツッ

赤「…はぁ…」ガチャ…

コンビニ帰りの夜道

赤「なんでこんな時間に…だいたい太るぞ…そんなに食ったら…」てくてく…

赤「はぁ…コンビニは割高なのになぁ…俺も肉まん買っちゃった…あの誘惑には勝てない…マジで」てくてく…

赤「暖かいうちに食うか…いや…歩きながらもなんだし…この近くの公園のベンチででも…」

名もなき公園 ベンチ

赤「……よし!ここでなら落ち着いて…うへへ…」じゅるり…

?「こんばんは。珍しいですね…こんなところで…」

赤「ん?…どちら様で?(…誰だ?知らないぞ?…声からして女性のようだけど…)」

白「(パシッ…)…私ですよ…こんばんは、赤さん」パサッ…

赤「え?…あ!白だ!(…帽子を目深にかぶっててわかんなかったよ)」

白「(パシッ…)…白い髪は目立つので…それと目も…」

赤「あぁ!なるほどね!(確かに夜中でも目立つなぁ…いや暗いから逆にかな?)

白「(パシッ…)…ええ…幽霊に間違われたこともありますね…」

赤「マジで?…あ!隣座らない?(大変だなぁ…おっと女の子を立たせっぱなしは良くないな…)」

白「(パシッ…)はい…失礼します」スッ
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/27(月) 07:45:31.72 ID:SdzpxMAO
【夜の散歩】②

赤「ところでなんでここに…?(夜は危ないよ?女の子は特に!)

白「(パシッ…)散歩です…たまにするんですよ…昼間は私にはちょっときついから夜に…」

赤「散歩?夜に?(でもなぁ…この辺はまだ治安はいい方だけど商店街の風俗街辺りは結構酷いらしいし…)」

白「(パシッ…)そ、そんなところには行きません!基地の周りだけです!」

赤「そんなとこって?(どこだろ?なんか気になるなー…)」

白「(パシッ…)…そ、それは…ふう……////」

赤「あ!肉まん…半分食べる?(…ま、いいや!…あ!肉まん……しかたない半分…でも…いや肉まんくらいで…しかし…くぅ!!)」

白「(パシッ…)…い、いえ…結構です…(なら聞かないでくださいよ!…あ、危うく…うぅ…恥ずかしい…)」

赤「…え?(俯いてしまったぞ…?まさか!肉まんが見たくないほど嫌いなのか!?…ど、どうする?投げ捨てるか?いや!もったいなくて出来ない!…それ以前に俺が食いたい!…しかし…)」

白「(パシッ…)どうしてそういう発想になるんですか!それと肉まんは大好きです!」

赤「なーんだ!白、肉まん好きなんじゃないか!はい半分ずつね!(てことは…照れて遠慮してたのか…?…ははーん…大分わかってきたぞ…)」つ肉まん半分

白「(パシッ…)あ、ありがとう…ごさいます…(違います…全然わかってませんよ…赤さん…)」

赤「遠慮することないのに…(…遠慮なんてしちゃって…かわいいなぁ…俺の周りは遠慮っ言葉を知らない奴ばっかりだもんな…桃とか特に)

白「(パシッ…)………///」パクッ…

赤「…いただきます!(肉まん!肉まん!…あーでも半分かぁ…)」バクバク…

白「(パシッ…)…!!」ピタッ

赤「…うめぇ!(まぁ…白も大好きだって言ってたし…白が喜んでくれるなら半分でいいや…)」もぐもぐ…

白「(パシッ…)………」
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/27(月) 07:47:10.66 ID:SdzpxMAO
【夜の散歩】③

赤「あれ?どうしたの?(あんまり食べてないけど…お腹でもいたいのかな?…いや…お腹痛いなら始めからもらわないよな…うーん?)」

白「(パシッ…)…なんでも…ないです…」パクッ

赤「ほんとに?(むぅ…この反応は…恥ずかしくて照れている…?いや…ちょっと違うな…ただ恥ずかしいだけじゃない…うーん…)」

白「(バシッ…)…あ、あんまり人の心を読まないでください…」もぐ…

赤「え?(心を読むのは白でしょ?あれ?…でも…これで照れてはいるのは確実だな…ふふ)」

白「(パシッ…)……忘れてください…(相変わらず妙なところで…はぁ…墓穴を掘りました…)」もぐもぐ…

赤「…うーん…あ!(でも…なにかしたっけな…あ!…もしかして…)

白「(パシッ…)………え?」

赤「肉まんが嬉しいかったんでだろ?だから照れたりしたんだな?そうだろ!?(どうよ!正解だろ!)」ガバッ

白「(パシッ…)…あ……うぅ…(ち、近い…)」

赤「やっぱりな!最初に思った通りだ!(ヤッホーイ!この反応…当たったぜ!うわぁい♪)」ガタッ

白「(パシッ…)…………(…ほんとに嬉しかったのはそこじゃないですけどね…)」

赤「さて!白も食べ終わったみたいだしそろそろ帰らない?(あんまり長いこといると白、風邪ひいちゃうかもしれないし…桃もうるさい…」

白「(パシッ…)……え?」

赤「まぁ、白の散歩が終わってたらだけど…(それに…やっぱり女の子1人は危ないし…)」

白「(パシッ…)…あ、ありがとうごさいます…」

赤「いえいえ…あ!今照れただろ?(照れたな…この様子は…)」

白「(パシッ…)……て、照れてません!」ガタッ

赤「ほんとに?(…これはぜったい照れたな…)」

白「(パシッ…)…もう!なら勝手にそう思っててください!」すたすた…

赤「ご、ごめん…(からかい過ぎたな…怒らせちゃ………)」

白「(パシッ…)…………」すたすた…

赤「し、白…(まずい本気で怒ってる…)」
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/27(月) 07:48:31.29 ID:SdzpxMAO
【夜の散歩】④

白「どうしたんですか?…送ってくれるんじゃないんですか?」くるっ

赤「…え?」

白「…ふふっ♪」

赤「あー!だ、騙された…」がっくり

白「赤さんも…まだまだですね?」

赤「みたいだなぁ…」てくてく…

白「……結構当たってましたけどね…」ボソッ…

赤「ん?…じゃあ行くか!(何か言ってた?…まぁいいか…冷えてきたし、早く帰ろう!)」てくてく…

白「(パシッ…)…はい…ちゃんと送ってくださいね?」

赤「え!?も、もちろん!(え?なに?そんなに俺信用ないの?マジで!?)」

白「(パシッ…)…ふふ…冗談です…じゃ行きましょうか…」すたすた…

赤「…うーん……あ!待って……」タタタ…

…その頃 桃自室

桃「あの馬鹿遅いわねぇ!…ほんっとに役立たずなんだから…!」

桃「うぅ…スイーツ…スイーツ!スイーツ!!」

緑「…桃うるさい…」ガチャ…

桃「スイーツが来ないのよ!!」

緑「…これあげるから静かにして…眠れない…」つ飴ちゃん

桃「…まぁ…これで我慢してあげるわ!」バクッ

緑「…お休み…ふひひ」…パタン

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最終更新:2009年01月10日 10:51
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