正月編03

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幼「はい、あけましておめでとうございます」 俺「おめ、でと、ます」 幼「今年もよろしくお願いいたします」 俺「よろし、く……です」 幼「ちゃんと言えよ」 俺「恥ずかしいっす」 幼「もう社会人なんだから挨拶ぐらい慣れろ」 俺「急には無理だよ」 幼「重症だな」 俺「段階を踏まないと。   付き合う、キスする、セックスする、変態プレイをする、そんで最後に挨拶が出来るようになるんだろ」 幼「じゃあ一生挨拶出来ないな」  ◇ 幼「返信が全然出来ないー……」 年賀状メールの返信を頑張るみお。 俺「お前、ゆっくりメール返してて良いぞ。   ちょっとパソコン立ち上げといてよ」 幼「正月早々2ちゃん?」 俺「いや、色々見なくちゃいけないからな」 幼「サイト?」 俺「正月はすごいからな」 幼「そうなんだ」 俺「2007年なんて元旦から『神の怒り』が『滅び』になったんだからな」 幼「悪い、全然分からん」 俺「簡単に説明すると初日の出が真っ黒なブラックホールになってみんな吸い込まれて死んじゃった的な」 幼「正月に見るもんじゃねーな」  ◇ 幼「携帯光ってるよ」 幼なじみと会う時はサイレントにするようにした。よく忘れるけど。 俺「どうせまた、あけおめこだろ。   もう後で良いよ」 幼「あけおめこ?」 俺「あけおめことよろの略」 幼「ことよろ自体略されてるだろ」 俺「今はさらに略しておめこって言ってるんだよ」 幼「おめこ?」 俺「そうそう。学生にあけおめことよろなんて送ったらおばさん扱いされるぜ。今の時代、年始の挨拶は三文字だよ」 幼「へー、ママにおーくろっと」 俺「わっ、ダメダメ!」  ◇ 幼「…で?」 俺をにらむ。 俺「と言いますと?」 幼「どういう意味なの?」 俺「いや、お母さんには多分若い人の言葉は分からないから送らない方が良いよと…」 幼「なんだ、そっか」 俺「そうですよ」 幼「ちょっとどいて」 俺「どうしました?」 幼「パソコンで調べるから」 俺「ごめんなさい」 幼「急に正座してどうしたの?   あ、足が冷たくないように膝の上に置かせてくれるの?」 俺「そうなんです。俺が手のひらと膝で挟んで暖めようと思って」 幼「そんじゃ、はい」 俺「うっ、冷たっ」  ◇ 幼「へえー、こういう意味だったんだ……」 パタン 俺「あ……パソコンまだ……」 幼「何!?」 俺「い、いやなんでも」 ジト目で足を椅子からふらふらさせている。ご機嫌斜めのご様子だ。 幼「変態」 足で俺の顔をぺちぺち。 俺「……」 幼「何とかいいなさいよ、変態」 頭に足を乗せてかかとでグリグリ。 俺「好きだ」 幼「バカでしょ」 足で俺のほっぺたをつねる。 俺「……」 幼「はあー……ま、良いや。もう眠いし。足が冷たくならないように、だっこでベッドまで運んでよ」 俺「えっ」 幼「だって暖めてくれたのに歩いたら意味ないでしょ。この前みたいに途中で降ろしたら絶交ね」 俺「うーん……頑張るけど無理かも……」 幼「絶・交・ね」 俺「うう……」  ◇ 幼「ありがと」 俺「はあ……ひい……」 幼「よしよし」 俺「はあ……」 幼「こら、抱きついて良いとは言ってないぞ」 俺「風邪を引かないように暖めてるだけ」 幼「そういうことなら許してやろう」 俺「何様だ」 幼「文句あるなら離れてくれます?」 俺「文句なんてとんでもない」  ◇ 俺「そっか、付き合ってからまだ一ヶ月なんだよな……なんか不思議だな……」 幼「なんか落ち着いてるふりをしてますけど、大きくなったのが当たってるんですけど……」 俺「ああ、気にしないで良いよ。眠いんだろ?」 幼「気になって寝られないんだけど」 俺「いや、よく考えると……一ヶ月も経たずにエッチしちゃうなんてお前にひどかったかな……って思ってさ」 幼「私は……別に大丈夫だけど……」 俺「うん……でも大事にしたいからさ。   お前が良いって思ったらで良いよ。痛いのは俺じゃないんだし」 幼「……やっぱり、まだ痛いかな」 俺「そりゃ、痛いでしょ。二回目の方が痛かったって人もいるわけだし」 幼「え、二回目の方が痛いの?」 俺「普通はそんなことないんだろうけど、もう痛くないものかと思って彼氏が自分勝手しちゃうと二回目の方が痛いってわけ」 幼「なんだ。じゃあ平気じゃん」 俺「どして?」 幼「だって……二回目でも優しくしてくれるもん」 俺「いやあ、それはどうかな」 幼「絶対優しくしてくれるもん」 俺「ずいぶん信じてるんだな」 幼「そりゃあ……信じてるよっ?」 俺「……そっか」 幼「だから……」 俺「ん?」 幼「だから、良いよ」 俺「何が?」 幼「良いって思ったらで良いって言ったでしょ」 俺「うん」 幼「だから、その……」 俺「うん」 幼「私も、その……したい……かもよ?」  ◇ 俺「お前は、ほんっとかわいいな」 幼「な、なによー……恥ずかしかったんだからね」 俺「いや実はさ、さっきは一ヶ月がどうのとか言ったけど、二回目はお前がしたいって言うまで待とうかなって最初から思っててさ」 幼「なんで?」 俺「だって、お前からしたいって一度でも聞いてれば安心じゃん。こんなペースじゃ本当は嫌かなーとか考えないで済むしさ」 幼「もー……」 俺「ってよりも、とにかく言わせてみたかったんだが」 幼「変態!」 俺「かわいかったよ、もう一回言ってよ」 幼「絶対言わない!」  ◇ 幼「大体、なんでわざわざ私からお願いなんかしてしまったんだ?   こっちは痛いだけなのにおかしいだろ。私バカか?」 俺「考えるな。感じるんだ」 幼「ひゃ、背中ダメぇ……」 俺「早く二人いっしょに気持ち良くなりたいじゃん。その準備だと思えばさ」 幼「お前はそりゃ、良いでしょうよ」 俺「たしかに、俺はすごく気持ち良い」 幼「もう黙れお前」 俺「終わるまで何も言わないで良いの?」 幼「う……それはやだ、こわい……」 俺「ははっ、最近素直だな」 幼「ちくしょー、変態のくせにバカにしやがって」 俺「お前も早く変態の世界に来いよ、楽しいぜ」 幼「行ってたまるか」  ◇ 俺「今日の下着もかわいいな」 幼「へへ、そーでしょー?   一番気に入ってるんだよ、コレ。   ……でも、あんたに見せるために買ったはずじゃないんだけど」 俺「そういやお前って何カップなの?」 幼「秘密」 俺「まあ脱がしてブラ見れば分かるし良いか」 幼「ダメ、見ちゃ」 俺「なんで?」 幼「お願い……」 俺「……」 幼「ねっ、ねっ……」 俺「つまりAってことだな」 幼「違うよ」 俺「じゃあB?」 幼「……」 俺「なんだ、Bなら別に隠すようなことじゃないじゃん。   BとCが一番多いんでしょ?」 幼「でも、Aに近いBだからさ……」 俺「一割はAなんだから良いじゃん。俺はお前にはこの大きさが一番合ってると思うけどな。それにきれいだし」 幼「ん……ありがと……」 俺「んで、お尻は何センチなの?」 幼「調子に乗るなっての」  ◇ 俺「小さい人の方が胸で感じやすいって話だけど、お前は?」 幼「ん……気持ち……良いよ?」 俺「他に気持ち良いとこある?」 幼「えと……」 俺「さっき背中触ったらびくってしてたけど……」 ツー……。 幼「ふわぁあぁぁあ……」 俺「気持ち良い?」 幼「知らない……」 俺「それともこっちの方が良い?」 ペロ……。 幼「んうう……」 俺「首と、どっちの方が好き?」 幼「首、ゾクゾクするかも……」 俺「他には?」 幼「ええ……言えないよ……」 俺「お尻はどうなの?」 なでなで……。 幼「んん……」 俺「面白いなあ」 笑いながら下着を脱がすと、恋人が恥ずかしそうに目をそらす。 幼「ううー、ひとの体で遊ぶなよ……」 俺「他には?   キスは好き?」 幼「……うん。   ……んっ……ふっ……んん……」  ◇ 幼「もうやだ……触り方がえっち……」 俺「どこを触ってもどこを舐めてもかわいいのが悪い」 幼「かわいくないもん……」 俺「気持ち良いところ、全部教えてよ」 幼「教えたらいじめるから教えない」 俺「じゃあ自分で探すかな」 幼「あっ……」 俺「ここ……とかかな?」 幼「うう……」 俺「あれ、もうくちゅくちゅ音がするよ」 幼「そんな音しないもん……」 俺「じゃあ、お前に音が聞こえるまでずっと続けるわ。   濡れてからじゃないと入れられないからさ」 幼「むうー……バカ……」 俺「さ、どうする?」 幼「そうですよ、濡れてますよ!   音も出てますよ!   悪いかバカ!」 俺「ふふ。いや、悪くなんてないよ。ちゃんと言えて、良い子だよ」 幼「恥ずかし過ぎて死にそうだ……」 俺「なんか前にもそんなこと言ってたような」 幼「お前が恥ずかしいことばかりするからだ」  ◇ 幼「ふー……」 俺「緊張する?」 幼「ドキドキ、する」 俺「落ち着いてからで良いよ、なにしろ前と違ってびしょ濡れだからな」 幼「びしょ濡れなんかじゃないし」 俺「あれ、また溢れてきたよ。   恥ずかしいの好き?」 幼「バカ……」 俺「ははっ、嘘だよ」 幼「……もう良いよ」 俺「ん?」 幼「落ち着いたから、入れて良いよ……」  ◇ 俺「痛くないか?」 幼「だいじょぶ……」 俺「無理はするなよ?」 幼「我慢出来なかったら突き飛ばすから平気」 俺「そういやそうか」 幼「おい納得するなよ」 俺「……ちょっと動くよ?」 幼「ん……」 俺「くう……」 幼「ゆっくりなら前より痛くないかも……」 俺「分かった」 幼「でも、これじゃ気持ち良くないよね?」 俺「気持ち良いよ?」 幼「んー……嘘っぽい……」 俺「どうして?」 幼「なんとなく……だけど……。   すごく気持ち良い時はもうちょっと大きいような……。   でも、慣れて感覚が違うだけかも……」 俺「うーん……」 確かに、ゆっくり動いているのでフル勃起とはいえないかもしれないが……。 まだ二回目なのにそんな違いが分かるとは。 それとも、二回目だから痛みも少しましなので、そのせいで小さく感じるだけだろうか。 俺があれこれ考えていたので、自分に遠慮をしてるとでも思ったのだろうか。心配そうに俺を見つめてこう言った。 幼「我慢、しないで……ね?」 俺は、返事の代わりに腰を早めた。  ◇ 幼「う……」 俺「痛いか?」 幼「痛いけど……さっきより気持ち良さそうだから嬉しい……」 俺「はあ、はあ……」 幼「もっと……早くても良いよ……」 俺「うん……気持ち良いよ……」 幼「ぎゅってして……」 抱き締めると、ほてった肌の温もりがやけに心地良い。やがて、幼なじみも俺の背中に手を回し、お互い抱き締め合う。 俺「出そう……」 幼「うん、出して……」 俺「好きだよ……」 幼「うんっ……」 そのまま、愛を囁きながら彼女の腕の中で果てた。

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