告られイメプレ編02

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幼「さっきはあんなこと言ったけど、私は和君のこと好きだよ」 俺「ん?   どうした今さら」 幼「なんか静かだから心配になって」 俺「これはただの賢者モードだ。気にしてないよ」 幼「うん」 俺「まあ……みおはさ、昔の面識があるからな。   大人になっていきなり会ったら、なんだこいつって思うだろ。再会した時点って、俺無職だったし話もまともに出来ないんだぞ」 幼「うーん……」 俺「正直、みおの昔の思い出につけこんで付き合ってるわけだから、ちょっとズルいわな。   だけど、きっかけなんてなんでも良いさ。思い出に負けないように頑張ってみるから」 幼「違うよ。私、今の和君だってすごく好きだよ?   思い出なんかなくたって……違うのは最初の印象だけで、もし大人になってから会っても付き合ってたなら今と同じくらい好きになってたと思う」 俺「そうか……」 幼「実際には分かんないけどね」 俺「そりゃそうだ」 幼「うん」 俺「でも嬉しいよ」 幼「お前は、高校の頃の私に会えなくて残念?」 俺「すごく残念です」 幼「ふふっ」  ◇ 俺「でも、そっかー……そんな風に思ってたか。   まだみおの考えてること全然分からないな……」 幼「お前なんかに分かってたまるか」 俺「俺は、お前と再会した時すごく情けない気持ちになったよ。幻滅しただろうなって」 幼「あはは」 俺「ちょっとはましになってると良いな」 幼「今の和君は、ちょっとかっこいいよ」 俺「かっこいい?」 幼「ちょっとだけね」 俺「ちょっとだけ惚れ直した?」 幼「大分惚れ直したよ。今の和君なら我慢出来なくて私から告白しちゃってたと思うもん」 俺「させたかった……」 幼「残念でした」 俺「そうだ、良いこと思い付いた!   お前が告白してきて俺が性奴隷にするイメプレって最高じゃね!?   今度やろうぜ!!」 幼「今の発言で全部崩れ去った」 俺「『私、和君のためならなんでもするから』『じゃあ机の角でオナニーしてみせろよ』……うわ、これはやばい」 幼「やばいのはお前の頭だと何回言ったら分かる」  ◇ 俺「そういや、お前が仕事見に来た時にかっこいいって言ってくれた時は嬉しかったなあ」 幼「だって、和君があんなに早く動いてるのもあんなに大きな声出してるのも初めて見たしさ。『いらっしゃいませっ!』『氷お願いします!』だもん。   それに、どうせ照れて隠れると思ってのに普通に注文取りに来たからびっくりしちゃったよ」 俺「そりゃあ恥ずかしかったけど、仕事中だからな。   お前に認めてもらいたかったし」 幼「どきどきしちゃった」 俺「俺だってどきどきしたよ。かっこいいって言われてなかったらあんな早く告白出来なかったと思う」 幼「実は私の作戦だったのかもよ」 俺「そんなことしなくても、パンツくれれば一発だったのに」(性的な意味で) 幼「そんな告白のされ方やだ」  ◇ 俺「これ一度聞いたかも分からないけど、俺ってみおの中で二番目に好きになった人で良いわけ?」 幼「えっ、一番目って誰よ」 俺「名前は忘れたけど、クラスの奴じゃないの?」 幼「クラスってどこの?」 俺「小学校だよ。子供の頃に『今まではクラスのなんたら君が少し気になってたけど、和君の方がずっと好き』って言ったじゃん。   それ聞いて、ませてるなあと思った記憶がある」 幼「そんなの知らないけど」 俺「お前が『私、和君みたいな人初めて』って言ったのと同じ日だよ、多分。」 幼「あれ、それは知ってるかも」 俺「ひどいな、そいつのこと思い出せないのかよ」 幼「多分、ちょっとかっこいいかもってだけで好きってほどじゃなかったんじゃないかな。   気になる人って言ってたんでしょ?」 俺「まあ多分そう言ったって程度だけど」 幼「全然覚えてないもん」 俺「じゃあ俺が初恋なわけ?」 幼「……はい、そうですよ」 俺「そっか」 幼「あー恥ずかし……」 俺「俺、大切にするからね」 幼「うん」 俺「で、さっきのお前が告白してくるイメプレの設定をもう少し煮詰めたいんだが……」 幼「さあご飯の支度しよっと」

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