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初恋の原理



「かなり突然だが、今回は初恋について考えてみようと思う。」
大丈夫ですか?あなたがそんな事を言う事はないと思っていたのですが。
「俺がそういう話をして何が悪い?俺だって普通の青春真っ盛りな高校男子生徒だぞ?」
それは重々承知していますよ。それでもあなたがその話題を振ってくることはないと思っていたのですよ
「それはどういう意味だ?」
いえ、これはご自身で気づくべき事なのです。僕からは何もいえません
「それは別にいい。とりあえず初恋に戻そう。」
「音咲。お前は初恋にどんなものを抱いている?」
「成就しない…ロマンチックなもの…この程度でしょうか」
「普通はそうだろう。だが俺はそれを逸脱したんだ!」
「それは面白そうですね。是非教えてくれませんか?」
「いいだろう。教えてやるさ」
「初恋が成就しない点についてだ」
「はい」
「なぜ初恋が成就しないか、わかるか?」
「そうですね…もし付き合うことになっても、結婚まで持っていくのは難しいですね」
「どう難しいんだ?」
「まず難しいと考えるのは金銭的な面です。そして体裁の面。この2つでしょうか?」
「それでいこう。じゃあAがBを好きになったとする。その場合、冷静に考えてみても好きな事は変わらないと悟った時、AはBに告白できるのか?」
「できなかったら成就しませんね」
「そうだ。だが告白の時にさっきの難題が立ちはだかるんだ。今告白しても結婚までは無理なんじゃないのか?遊びにしかならないんじゃないのか?と言う疑念が涌いてくる。その状態で告白ができるか?」
「無理ですね。ですが、初恋が成就した例も一応ながらありますよ?」
「そこなんだ。なぜ初恋が成就しないのかと言うと、初恋をしたときに告白をするかしないかなんだ」
「した場合は成就するんじゃないでしょうか?」
「した場合でも難題が立ちはだかるからな。初恋が成就するのは本当に稀なんだ」
「とりあえず…それだけですか?」
「そこでだ。俺は初恋を成就させる方法を思いついた」
「では教えてくれますか?」
「成就させる方法は一つ。まず告白をしようということなのだ!!」
これからさらに初恋論がヒートアップしようというところに楓さんの日本刀が睦月君の頭に直撃してしまいました。致命傷じゃないのですか?
「命に別状はありません。それより、解毒薬の調合をお願いできますか?」
一体なにを飲ませたんですか?
「私ではありません。家庭科の時間に七恵が作ったケーキを審査してくれと言われた睦月君がそのケーキを食べて暴走してどこかへ消えてしまっただけです。身柄は確保したのですが、起きたときに正常かどうかは判断できませんので」
織口さんは何を入れたんでしょうかね…。僕としては自白剤のようなものとしか思えませんね。