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第6部 スターリングラード編 第6話 「雷鳴」

2007年2月22日放送予定

概要
ドン軍集団による第6軍救出作戦「冬の嵐」及び第6軍の脱出作戦「雷鳴」が始まり、第101装甲猟兵大隊はスターリングラードを撤退する第6軍のしんがりを勤めることとなる。
彼らに同行し撮影を続けるマキに対しマイヤーは避難を命ずるが、彼女はそれを拒否する。
やがて敵の総攻撃が始まり、装甲猟兵たちは敵との戦いの中で次々と斃れていく。
部下に最後の突撃を命じるマイヤー。
その時、ドン軍集団がかき集めた巨砲の群れが火を噴いた。



アラド

列車砲(ゲレート・ツヴァイ)に対し試射の修正を指示しているシュレッサー中尉のコードネーム。
アラドという名称はアラドAr198観測偵察機にちなんでのものと思われる。

シュレッサー中尉

第623重列車砲中隊所属。
装甲猟兵大隊に同行し、砲兵観測員として赤軍の追撃部隊に対する阻止砲撃の指示を行っている。
名前の元ネタはおそらく元F1レーサーで現ラリードライバーのジャン・ルイ・シュレッサー。

「後方では包囲環の啓開作戦が始まっているというのに」

おそらくこの時点では第6軍主力はスターリングラードを離れ、装甲猟兵大隊をしんがりにドン軍集団の救出部隊に向かって移動している。
装甲猟兵大隊に同行し、追いすがってくる赤軍を向いているマキ達からみれば、第6軍の前進方向は後方ということになる。

「ゲレート・ツヴァイよりアラドへ、準備よし!」

ここで試射による射撃修正が終了し、シュレッサーの指示により列車砲による効力射が開始される。

長玉

望遠レンズのこと。

冬の嵐 Wintergewitter

マンシュタインによるスターリングラードに残存した第6軍の救出作戦。
史実では失敗に終わり、26万の将兵はスターリングラードに残され、パウルスは捕虜となる。
ただし、ヒトラーの死守命令がなければパウルスの脱出は可能だったとも言われる。
ドラマで描かれている作戦の概要は
1)第57装甲軍団がスターリングラードから後退していた装甲部隊と共にドン河畔橋頭堡より北進して包囲環の突破を図る。
2)その北西に位置する第48装甲軍団はチル川から東進し、赤軍の攻撃から第57装甲軍団の北側面を守る。
3)包囲環内の第4軍団は南進し、ドンスカヤ・ツァリーツァ川で第57装甲軍団と合流する。
4)列車砲部隊は後方から長距離射撃を行い、赤軍の攻撃を妨害する。
というものと思われる。

史実では救出作戦ははるか後方のクルモヤルスキー・アクサイ河畔のコテリニコヴォから出撃した第57装甲軍団(二個装甲師団基幹)によって行われ、約40km北進してヴェルフネ・クムスキーまで到達したが、ここで前進は阻まれ作戦は失敗に終わった。

啓開

敵の妨害や障害物を排除して道を切り開くこと。

雷鳴 Donnerschlag

マンシュタインとパウルスが立案した第6軍のスターリングラード撤退作戦。
史実ではスターリングラードにこだわるヒトラーの拒絶により実行されなかった。

シュトルムティーガー Sturmtiger

第二次世界大戦期にドイツが開発した自走砲。
戦闘で損傷を受けたティーガーI戦車の車台を改修し、元々海軍用に開発された38cm臼砲を搭載し、125kg弾頭のロケット弾を発射できるようにしたもの。
史実では1944年から使用されワルシャワ蜂起の鎮圧などに投入されたといわれるが、作中の42年には本来は存在しない。
http://www.panzernet.net/panzernet/stranky/samohybky/sturmtiger.htm

「グデーリアンが開発を拒否した」

史実ではグデーリアンは1941年12月にヒトラーとの意見の衝突から第2装甲軍司令官を解任されて陸軍総司令部の待命リストに編入となった。
その後1943年3月に装甲兵総監に就任し、疲弊した装甲部隊の再建と新型戦車開発を統括する任についている。
おそらくはドラマではなんらかの理由で装甲軍司令官を退き、1942年中には装甲兵総監に転任しているものと思われる。


パンツァーファウスト Panzerfaust

犬狼伝説などでもおなじみの対戦車用の使い捨て無反動砲。
パイプの先に成形炸薬弾頭がついており、射程距離30mで200mmの装甲を貫徹可能だった。
史実では1943年から量産され、作中の42年には本来は存在しない。

擲弾筒

ドイツ軍の戦車には車体上面に擲弾筒(簡易な構造の擲弾発射機)を装備し、ここからSマイン(撃発すると地上約1mの高さに跳び上がり、そこで爆発して周囲に多量の小鉄球をばら撒く対人地雷)を発射して肉薄攻撃をかけてくる歩兵を殺傷できるものがあった。

阻止砲撃

進撃する敵に対し、もしくはその後方に砲撃を行い敵やその増援部隊の前進を阻止すること。
目標が移動するため、間接照準による砲撃の場合は砲兵観測員による継続的な射撃修正指示が必要となる。

掩体壕

戦車や火砲などの大型の機材や人員を収容し、敵の砲火から守る為の壕。
人員や機材を収容する壕は天井を作り、厚く土盛りして榴弾の直撃にも耐えられるような構造とする。
戦車用のものは天井を持たず。そのまま入り込めるように後方から前方に向かって下り傾斜がつけられ、周囲には掘った土が土塁として盛られている。
この壕から砲塔や砲口のみを出して敵に対して砲撃を行う。

予備陣地

前線陣地で守りきれない場合など、後方に撤退する部隊を収容するために作られた陣地。
後退した部隊を立て直して新たな防衛線を構築したり、反撃の足がかりとしたり、予備部隊の待機場所などとして用いられる。

機動防御

防御線に兵力を均等にばら撒かずにいくつかの強力な防御火点を築いてここからの十字砲火により敵の侵攻を防ぎ、突破した敵に対しては後方に控置した反撃部隊を適宜投入してこれを撃退する戦術。
少ない兵力で効率的な防衛戦が可能だが、兵員一人ひとりの高い技術と戦意、そしてこれを指揮する指揮官には状況を判断しタイミングよく反撃部隊を投入する決断力が求められる高度な戦術である。
ドラマではメッツェルダーの第一中隊(左翼)及びメルツェザッカーの第二中隊(右翼)が前線で防備にあたり、フリングスの第三中隊が後方の予備陣地で機動反撃部隊として待機している。
敵の攻撃を防ぎきれない場合は第一、第二中隊は陣地転換(予備陣地への移動)を行い、第三中隊が予備陣地から前進してこれを援護するという形をとろうとしているようである。

「大尉、ヒルデブラント大尉!」

ここで第一中隊第一小隊指揮官のヒルデブラントは敵の砲撃(迫撃砲弾?)によりおそらく戦死。
ここからノイヴィル軍曹が代わって第一小隊の指揮を執っていると思われる。
そしてシュレッサーは前進してくる敵戦車部隊への阻止砲撃が行われることをノイヴィルに告げている。

「阻止砲撃が終わったら、戦車をやり過ごして敵の後方に抜ける」

ここでマイヤーは戦車に対する肉薄攻撃は行わず、その後方から戦車に追随してくる敵歩兵部隊を迎え撃とうとしていると思われる。
歩兵を叩けば側面の防御を失った戦車部隊は前進をためらい、撤退する第6軍との距離を開けることができるが、自らは全滅必至となる。

「総員装面せよ!」

ここでマイヤーは装甲猟兵にマスクの着用を命じている。

「ロシア兵が捕虜の将校をどう扱うか」

将校は重要な情報源であり、捕虜とした場合は速やかに後方に移送するのが鉄則だが、現実には憎悪に燃える現場の兵士により殺害されることもしばしばあった。
しかしこれはロシア兵に固有の現象ではなく、あらゆる時代のあらゆる軍隊に起こりうる。

ヴァルハラ Valhalla(ドイツ語ではWalhalla)

北欧神話に登場する主神オーディン(ゲルマン神話ではヴォータン)の「戦死者の館」のこと。
戦死した戦士の魂は戦場からオーディンの使いであるワルキューレに連れ出され、ここに集められるとされている。
戦士たちは日中は野外で戦いに明け暮れ、夜はオーディンが催すヴァルハラの酒宴で飲食し、ラグナロク(神々の黄昏)で行われる神々と巨人族の最後の決戦を待ち続けるといわれる。
北欧の戦士達にとってはヴァルハラに迎えられるため、戦場で斃れることが最上の名誉とされた。
銀河英雄伝説等で日本でも有名。

トールハンマー Thorhammer

北欧神話の雷神トールの武器でミョルニルハンマーとも呼ばれる。
投擲すればかならず敵に命中し、自らの手に戻ってくるといわれる。

ブッフバルト大尉

おそらくはマイヤーの副官。
名前の元ネタはおそらく前浦和レッズ監督のギド・ブッフバルト。