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ヤリチン×童貞(高校生/従兄弟同士)

「何見てんだい?」
部屋の中を見回すオレにおにぃが言った。本棚の前で『オレ向けの参考書』を探しながら。
「なんもないでしょう」
にこにこしながら言う。
「…おにぃの部屋本ばっかだね」
おにぃのやわらけえ笑顔につられて、オレのしゃべり方もむかしのようになる。
おにぃが笑った。
「…おばさまが『随分変わっちゃって』って
おっしゃってたけど変わらないねえ、けんちゃん」
おにぃはベットのはしに座ったままのオレをちょっと見下ろす形だ。
めがねの奥のただでさえ穏和な目をもっとやわらかく細めて笑う。
「まだ僕は『おにぃ』なんだね。うれしいな」
…。なんかちりっと胸のあたりがした。半端な茶髪で、半端にピアスなんかつけたまんま。女に塗られたまんまのペディキュアも落としてない足。
見た目だけじゃなくてオレはだいぶ変わったよ。
オレは立ち上がって本棚の前で参考書を選んでるおにぃに近づいた。後ろから。
とん、と胸で肩にふれるとびっくりした顔で振り向いた。
「…あ、やっぱり変わったねえ」
なんでか分からないけど、ぎくっとする。
「背がすごく伸びたねえ。男の子ってかんじだねえ」
おにぃ、その言い方もおかしいよ…。
ついでにあんたから香ってくるもろに石鹸!て感じのにおいもおかしいよ…。なんか無駄に癒されるし。
「さて、勉強しようか」
おにぃがにこっと笑った。しかし何でこの人は、男臭がしないんだろう。と思いながらオレはうなずいた。