読み返すごとに味わいが増すよ、この会話
ほんとGJ

「俺さ、今度出す本はこんな感じにしようと思うんだ。」
「へー、男二人の旅ねえ。テーマは?」
「和風ファンタジー。何回も読み返せるスルメみたいな味のある話を目指してるんだ。今やっと起承転結の転まで来たところさ」
「ほう」
「特に会話。会話はキャラクター達の自己主張の場だからね。何回も読み返して、読み返すごとに味わいが増していくようなものを目指してる」
「こだわってるんだな」
「まあね。実はさ、この本が完成したら、真っ先にそれをもって好きな人のところに告白しにいこうと思ってるんだ。だからものすごく面白くないと」
「お前好きな人なんていたのか!?」
「…うん。ずっと好きだったんだ。」
「誰だ?俺の知ってる人?」
「…うん、ものすごく身近にいるよ」
「そっか…なあ、最初のほうだけで良いから読んでみて良いか?」
「だーめ。」
「なんで?」
「本が出来たら、真っ先にいやってほど読ませてあげるから。だから、あとちょっと待っててよ」
「えー、仕方ないなー…ほんのちょぴっとも、だめ?」
「だーめ!もう、俺が告白しに行くまで待っててよ!」
「…え?」
「…あ」





(できるだけ*9に近くしようと試みたけど撃沈。これで勘弁してください。)


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年03月29日 17:57