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このシュートを決めればチームが優勝するFW×決められたら二部落ちケテーイなGK、二人は幼馴染

あれだけ耳に届いていたゴール裏の歓声が、消える。
聞こえるのはただ、心臓の鼓動と数十メートル先のお前の吐息だけ。
(互いに大一番だって時に何やってんだ俺は…)
不意に自嘲的な笑みが口に浮かび、懐かしい記憶が甦る。

「いっけー、タイガーショットォ!!」
子供独特の稚拙な蹴り方ながらも、弧を描きネットを揺らすボール。
また止められなかった。悔しさで噛み締める唇が痛い。
「なぁに泣きそうな顔してんだよ! 次行くぞ次~!」
「今度は絶対止めてやるんだからな!!」

いつだって、お前の姿だけを見てきた。
選手権大会も、勿論このチームに入ってからも。
―なぁ、もし違う場所でプレイすることになっても
俺らは変わらないよな?

真剣な瞳に尋ね、俺は直感に身を委ねる。