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くだびれたオサーン2人

指の間から吸いかけの煙草がさらわれていくのを追って気怠く目を上げた。
非常階段の頼りない手摺に身を預けた同僚がため息をつくように煙を吐き出した。
冷たい金属に凝められた狭隘な空間に青白い煙が漂う。
すこしだけ軽くなった右手でネクタイをゆるめた。
もうすぐ夜の女神の支配する時間が始まる。