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資本主義×社会主義

皆で平等に……なんてどうせ綺麗事だ。
現実問題、上手くいかないじゃないか。
同じ報酬しか与えないと決まっているなら皆サボり始めるのが道理さ。
なぜそんな簡単なことがわからない?
踏みにじり、上向かせ、その泣きっ面に問いかけたこともある。
あの時お前は確かに敗北者だったはずだ。
それなのに。
なぜお前は決して俺に屈しようとしないんだろう。
弱肉強食、より賢く強いものだけが生き残れる世界を築き上げた俺は
もはやこの世のすべてを覆いつくさんとする王なのに。
そのはずなのに。
今でもお前は生きている。
決して俺に染まることなく、ただそこにあり続ける。
染め替えてやりたいと思うほどに届かない。
ああ、俺は永遠にお前を飲み込むことかできないのだろうか。

どうして相容れないのかと

無意識につぶやいてしまった俺の前でお前は静かに笑った。
「二人がひとつになれないなんて、誰が決めたの?
 そんなの先入観だよ。
 僕と君とは違うけれど、もともと僕は君が成熟しなければ生まれなかった。
 自由な君と平等を愛する僕と。
 お互いのいいところをより合わせて、一緒に生きていけばいいじゃないか。」
そんなことが果たして本当に可能なのか。
答えはまだ先の未来の人々が決めることなのかもしれない。