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影のある大人×やんちゃガキ

さて、俺は生れ落ちてからこのかた色んな面倒を起こしてきた。
実家であるマンションの三階、ベランダから脱走を図った幼年時代に始まり
骨折四回(ヒビを入れると六回)、机の中でカマキリを孵化させること五回、
壊した傘は数知れず。(母親に言わせると『破産するよ、傘で!』とのことだ)
書けば書くほど死にたくなるので割愛するが、
つまりはそういう、ちょっとダメな子供であった。が。
そういう一切の事をやめると、今ここに宣言しよう。
なぜなら。

「ええと、今日から君達の担任になる、中村です」
新しい教室でなぜか寂しそうに自己紹介をする担任に恋をしたからだ。
恋は人を成長させるのだ。今日から俺は今までの一切の楽しみを捨て、
この男に全てをささげることにしよう。
生まれ変わった俺はこの通り超クールかつダンディなのだ。
コーヒーですらもう俺の敵ではない。なぜなら俺はダンディだから。
「これから一年間、どうぞよろしく」
どこか悲しそうに笑う彼を見て俺は思考する。
中村先生はムシキソグはお好きだろうか。