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真っ直ぐな人と裏のある人

 時折、お前が眩しい。
いつだったかお前が太陽みたいだと例えたことがあったけれど、それは嘘じゃない。
また適当なこと言って、と笑っていたけれど紛れもなく事実だ。
優しくて明るくて格好良くてまっすぐで可愛くて、輝いていて。
俺にとっての太陽はお前なんだよ。

 だからこそ、本当に時々。眩しすぎるお前は俺に暗い影を落とす。
何もかもがダメで汚い俺の、濁った感情を全て浮かび上がらせる。


「や、 やだ、 やめ、ろ……」
「嫌だ」
「と、もあ、き」

 きっかけは些細なことだ。単なるヤキモチ。それだけ。でも俺の狭い心をぐちゃぐちゃにするには充分なほどで。
赤らんだ頬に綺麗な涙が一滴流れる。
慌てて彼はそれを隠すけれど、その表情をもっと見ていたくて、右手を無理矢理にどけた。
すると恥ずかしそうな表情で、見ないで、とハスキーな声。

 普段は紳士を気取っているけれど、お前の前じゃ俺はこんなにも汚くなる。
でも、きっと受け止めてくれると、信じているから、俺は。

「(こんなにも、汚れていられるんだ)」