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雪の降る町降らない町

ピッ
「もっしもーし!!オレオレ!わかる?」
『…詐欺なら間に合ってます』
「ちょw冷たいww」
『なんの用だ』
「んー?別に用事はないけど、どうしてるかなと思ってさ。元気?」
『ああ、特に変わりない』
「北の大地はどうよ?やっぱ寒いの?」
『いや、むしろ暖かい。建物の気密性もすごいし暖房器具も充実してるからな』
「へー、そうなんだ」
『あと、ゴ○ブリもいない。快適』
「寒がりで黒い悪魔の嫌いなお前にはぴったりの土地ですねw」
『沖縄のGはでかすぎる』
「まあね~、こっちのは怪物級だよねww」
『そういえば、今日、雪が降った』
「雪!?マジで雪!?すげー!!!」
『積もったから、いま外は一面真っ白だ』
「えー!いいないいな!写メくれ写メ!」
『ああ、後で送るよ』

「やっぱ雨みたいに空から降るの?ふわっふわなの?」
『降り始めは、小さい欠片がヒラヒラ降る感じ。
そのあと塊みたいなのが、ボトボト空から落ちてきた。』
「はー、いいなぁ。やっぱ綺麗だった?」
『ああ。空を見上げたら、白い綿みたいなのが、はらはらはらはら降ってくるんだ。花びらみたいに軽そうなのに、身体にあたると張り付いて溶けて冷たくて重くて…なんか不思議な光景だった』
「いいな~オレも見たいわ~」
『…でも少し、物悲しくなるぞ?』
「はっはーん、つまりお前は雪が降るのを見て人恋しくなって、
俺に電話しようかしまいか携帯を握って考えていた結果、
さっき電話に出るのが異常に早かったわけか~」
『…俺、お前のそういうところ嫌い』
「オレはお前のそういうとこも大好きよwww
も~、距離が離れるんだから、寂しくなったらすぐ連絡しろって言ったデショ!」
『…雪のせいだと思ったから』
「関係ないさー、距離のせいでも雪のせいでも何のせいでも、まず電話!
そしたら俺が愛のパワーで寂しさとか不安とか吹っ飛ばしてやるから!」
『…うん』
「あ、そうそう。オレ、とうとうA判定出たよ!このまま頑張れば、来年にはそっちの大学行けるから!
…来年は、手つないで一緒に見ような!雪!」
『うん』