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僕(受け)には君(攻め)が眩しすぎる

「卒業したら海外に行く。世界中を回って、世界中をこの目で見てみたい」
小さい頃からの夢だから、と、いつもの仏頂面で、でも少しだけ照れくさそうに君は言った。
それは、夢も希望もなく、ただ安定だけを求めて教師になった僕には、眩しすぎる夢だった。

「何考え事してんの?」
「え?」
「こっちに集中しろよ」
「んんっ・・・」
そう言って、高校生とは思えない器用さで僕の体を責めたてる。
僕はその快感を余すところなく受け止めて、あっけなくイッてしまった。
目の前が真っ白になるほどの絶頂に体を震わせているうちに、後孔に脈打つ雄を押し当てられる。
校舎の真北。薄暗く、肌寒い科学準備室。埃くさいセックス。
きっと、これが最後。今日で、君との関係は終わる。
君は今日から、自分の夢に向かって走り出すんだから。
無造作に脱ぎ捨てられたブレザーの、胸に付けられた装花が、僕たちの最後の日を表していた。
「ん、大丈夫・・・来て」
固く張り詰めた彼のもので一気に貫かれる。
「はっ、先生っ・・・、泣いてん、の?」
君がいない校舎。君の匂いが染み付いた場所。
その中で僕は、明日も変わることなく白衣を着て、冴えない授業をするのだろう。
「先生、好きだっ・・・。だから、泣くな・・・」
ありがとう。
僕も好きだよ。

でも、そんな君を縛るような言葉は言いたくないんだ。

返事の代わりに腕をまわして、僕は大きな背中にギュッとしがみついた。