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受けにデレデレドS攻め×ホントはベタ惚れ流し受け

癒えはじめた傷を、もう一度、抉る。
決して癒えることのないように、何度も何度も繰り返し、
癒えはじめるたびに優しく抉る。僕の指先が、君の薄赤い血に染まる。

「よく、飽きないね」

傷つけるときにも、君は泣いてくれない。
ひどく冷たい目をして、血が流れる様を眺めるだけ。
泣いて欲しい、と思う僕の愚かさを君は僕に突きつける。

「……、そうだね、何度やっても飽きない」

「僕は飽きたよ。いつもいつも、同じところにだけ」


いつだって変わらずに、傷は君の躯にあり続ける。
君の躯の一番綺麗なところにあり続ける。

「だって、……」

僕が君の躯の一部分にこだわることを、きっと君は喜ばないだろう。
だから言いたくない。
君を傷つけることを少しもためらわないくせに、
自分が傷つくことに僕はとても臆病だ。

黙り込む僕の顔を、君はゆっくりと覗き込んで、
そして微笑った。

「大丈夫、分かってるよ」

そして君は、僕に噛み付くように、くちづけをした。