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身代わり

耳慣れない名で呼ばれたそのとき僕は気づいた、色々な事に。
いや、もう本当は随分前から気づいていたんだ彼の矛盾に。
でも僕のような人間でも人並みの愛情を貰えると思って浮かれて、全てをどこかに押し込めてた。
もう限界か、残念だけど、悲しいけれど。

「じゃあ、行ってきます」
玄関先で見送る彼に手を振った。
何も言わずに消えるのは、せめてもの虚勢だ。