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あの頃の未来に僕らは立っているのかな

将来に何の不安も感じなかった。なりたいものに成れると心の底から信じてた。
自分たちの未来は光り輝いて開けていると、どうしてそんな夢みたいなことを腹の底から信じ込んでいたんだろう。
振り返ってみれば自分の道は醜い曲線を描いていて、その発端はお前を切り捨てたあの日だ。
オレは馬鹿で、だけどお前も馬鹿で、だから二人して気がつかなかった。
同性同士がずっと一緒に?
そんな夢物語、成り立つのは可愛らしい御伽噺だけだ。
お前と将来とを天秤にかける日なんて生涯来ないと、そう思っていたのはオレが途方もない馬鹿野郎だったからだ。
例えばあの日、オレがお前を切り捨てなかったら、そうしたら。
そこから先はとてもじゃないが人に言える事じゃないので一生誰にも言うことはないけれど。
それでもあの日、違う決意を抱いたら。
そうしたら、オレは過去の自分に胸を張れただろうか。
過去に自分が描いていた未来に近い場所にいると、断言できたのか。