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七夕

1年の中で、現実的な距離を顧みず1日だけ逢瀬をする星の伝説がある

俺と和彦はそれよりも、いや誰よりも近いのだけれど

こいつの顔を見る度に触れたいとか変な独占欲が湧いてしまう

それを言ったら一瞬で何万光年も離れそうな気がするのに

「梅雨なのに星空見れたなぁ」と和彦がやたら嬉しそうに笑うから

愛想笑いで相槌を打ち、行き場のない感情を望遠鏡の中に投げ込む

1日に何度も会っているのに、この距離はあの星たち以上に遠い



願いが本当に届くのなら、1年で1日だけでもいい、

こいつに触れたい 触れさせてほしい

…俺だけのものになってくれ。