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これは夢だ

夢だ。
これは夢だ。
お前が、いつも女のケツを追っかけまわしてばかりのお前が俺の前に立っているなんて。
ましてや俺の手を握ったまま顔を赤くして立ち尽くしているなんて。
おいおいお前自称ヒャクセンレンマっつってたじゃねーか(どう考えてもカタカナ発音だったが)。
どこの純情少年だその反応は。
いや、そうじゃなくてな。
俺はお前の好きなオンナノコじゃないぞ。
俺はお前の親友で幼馴染でお前の女癖の悪さを口うるさく注意する男だぞ。
・・・お前を、ずっと前から好きだった男だぞ。
驚いた顔してんな。まあそりゃそうだ。顔に出したことねーからな。
でも、本当の話だ。
お前は俺が友人の悪癖を心配してくれていると思ってたんだろうけどよ、俺はいつもお前の口説く女の子達に嫉妬していたよ。
俺は、いつでも振られて俺の所へ飲みに来るお前を見て安心していたんだよ。・・・良い友人面してな。
軽蔑したろ?
ほら、さっさと手を離せよ。
夢とはいえ期待しちまうんだからよ。
俺は顔でもつねって目を覚ますから、お前はさっさと大好きな女の子達の所へ行くんだな。

そう言って、手を振り払ってつねった顔の痛みは
目の前に迫ったあいつの顔と、唇に当たった熱で分からなくなってしまった。