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僕の叔父さん

「ねーねー叔父さん、起きてよー」
「……うるさい…」
「ハラ減ったよー朝ご飯ー…」
「………」
もう七時なのに。こんなにいい天気なのに。
一人暮らしの独身男は休みの日は夕方まで布団から出ないって本当らしい。
おれがいきおいよくカーテンを開けると、
叔父さんは本当に迷惑そうに頭を布団につっこんで動かなくなった。
しかたない。おれがおいしい朝ご飯を作って、この不健全なおじさんに
さわやかな目覚めをプレゼントしてあげるか。

「ねーねー叔父さん、ちょっといい?」
「……なんなんだよ…うるせーな…」
「ごめんね。あのさ、消化器ってどこにあるの。」
「………何?」
「あのね、冷蔵庫にメンチカツがあったからカツサンド作ろうと思ったんだ。
 そんでメンチをオーブントースターであっためようとしたら、なんか…」
「うぉおー!?トースターが、燃えているー!!!」

「あーびっくりした。おれメンチカツが燃えるって知らなかったからさー。」
「……おまえ、もう帰れ、今日帰れ。そして四月から一人暮らしなんて諦めろ。
 姉貴にはおれからよーく言っておいてやる。」
「うーん、そうだね。おれもちょっと自信なくなった。
 じゃあ今日は物件探しやめて、遊園地行こうよ!」
そして四月、おれは叔父さんのマンションから大学に通い始めた。