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受けをマフラーぐるぐる巻きに

「……寒い」
「大丈夫か? ―これ、巻いてやるよ」
「あ、ありがと……」
「ちょっと待ってろ、えーと、まずこうだろ? こうして……」
「適当でいいよ、適当で」
「いや、そうはいかないって。お前、明日……好きな奴に告白しに行くんだろ?
 風邪とか引いたら大変じゃんか」
「…………………まぁな」
「―だから、マフラーくらいしてろよ。俺が巻いてやっから待ってろって。
 こうだろ? ちょっと隙間があくな。こうか?」
「ちょ、息がくすぐったい。―顔近づけすぎ」
「ご、ごめん。でも何だかうまくいかなくてさ」
「別に焦らなくてもいいよ。その、ゆっくり巻けよ」
「おう、完璧に巻けるように頑張るぜ。―ぐるぐる巻きにしてやっからな」
「それちょっと苦しそうだな」
「そうか?」
「そうだよ。―あのさーところでさー」
「お、うまく出来た。これでぐるぐる巻き」
「ありがと。―ところでさーあのさー………明日暇?」
「明日? 暇だけど、明日ってお前……」

言った瞬間、あいつが目を丸くしてこっちを見てそして、オレのマフラーと同じ色になった。
真っ赤だ。
その顔を見たオレもぐるぐる巻きになった。

もうばれたのかこんなはずじゃなかった
今は気づくなバカめという気持ちで一杯になってもう後は見ずに走った。

明日・・・・・・どうしよう。