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小春日和になかよく、ごろごろ

久しぶりにきれいに晴れた。
首都より少しだけ北に位置するこの町にも(たまにはサービスしとこうかってくらいには)
突然ほっこりとあったかい日がやってくる。

「あー…日なたマジ神だよなぁ…」
「んだなぁ」

一番日の当たる場所に陣取った2組の布団の上で、俺と聡はごろりと横になる。
窓の外にはベランダなんてない。素敵なほど古式ゆかしいアパートではこれが正式な
布団の干し方だ。薄く汚れたガラス窓の向こうには抜けるような透明な青い空。

「やっぱ太陽スゲーな」
「なんたって燃えてるからなぁ」

そりゃそうか。燃えてるからあったかいのか。
布団も気持ちよさそうに日なたのにおいに変わっていく。
俺らの汗とかいろんなにおいが、ゆっくりと変換されていく。

キラキラ舞うほこりを数えながら「聡はあたまいーな」と言ったら、あくびに混じって
まぁねと返ってきた。つられて俺のまぶたも自然とおりてくる。
「燃えてるからあったかいんなら、おめーがあったかいのは何でかねぇ」
毛布をかき抱くように、後ろからそっと抱きしめる。
「俺があったかいのはおめーにもえてるからかなwいろんな意味でwww」

天才聡君からは返事のかわりに寝返り裏拳飛んできた。