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「俺たち友達だよな」

「なぁ、僕ら友達やんな?」
「なんだよ急に。当たり前だろ」

そう、俺とお前は友達。それでいい。
この関係が崩れてお前を失うくらいなら、俺は本当の気持ちなんてずっと隠しておくよ。

「僕に友情を感じてくれてるんやんな?」
「もちろん」

嘘ついて、ごめん。
絶対に困らせないから。

「ほな、僕がどんなでも、友達や思てくれるか?」
「どうしたんだよ、本当に」

お前がどんな奴だったとしても、ただお前だから、好きになったんだよ。

「例えば、サツジン犯でも、ゴーカン魔でもか?」
「友達だよ。だから、殴ってでも更正させてやる」
「お前のこと、ホンマは殺したいくらい憎いて思てる、言うてもか?」
「……うん。それでも、友達だよ」

嫌われていたらきっと痛い。
でも、きっとそれでも好きだ。

「そっか。ありがとぉな」
「いったいどうしたんだよ」
「ん……あんな。図々しいやっちゃ、て自分でも思うんやけどな。
 それでも、お前の友情、失いとぅなかってん」

大丈夫だよ。ずっと、友達でいるよ。

「ホンマは言うべきやないんかもしれん。けど、もぉ黙っとれへんくらい気持ちが大きゅうなってな。
 僕、卑怯モンやから、言うた後もお前と友達でいたいんや」

……言う?何を?

「あーもー、言い訳ばっかし言うててもしゃーないやん自分!
 ええか、単刀直入に言うで」


「僕な、お前に惚れとんねん」


――――え?



  これは、ある二人の友情の終わり。
  そして、新しい何かの始まり。