小ネタ

「はい、朱志香お弁当ですよ」
「ゲッ、また一見だとのり弁に見えるキャビア丼ッ…!普通のお弁当が喰いたいぜ…」

「譲治、お弁当よぉ」
「ああ、ありがとう母さん(また夕飯の残り物なんだろうな…)」

「ごめんなさい、忙しくてお弁当作れなかったから。はいこれ」
「いいですよ、金なんて(実家に戻って食生活が貧しくなってないか?)」

「真里亜、はいお弁当」
「うー、またコンビニのおにぎり…」



夏妃の一日

AM07:00 起床 朝食の準備をさせ、気紛れでお父様に部屋から出るように声をかけたが怒鳴られちょっと泣く。
AM08:30 朱志香を送り出す。お弁当のおかずは残り物のフォアグラ。こういった節約の心がけが主婦の知恵というのだろう。
AM10:30 主人の客人が来た。私も話を聞こうとしたが邪魔だと追い出され自分の部屋でしばらく泣く。
AM12:15 だいぶ泣いたのでお腹が空いた。おいしいお昼が食べたかったが郷田はオフで熊沢しかいなかった。また鯖か…
AM12:45 やっぱり鯖の味噌煮が出てきた。不味くはないが右代宮の昼食としてはどうなんだ、と思う。
PM01:15 主人が銀行に行くとのこと。たぶん融資の話だろう。夕飯頃には帰ってくるそうだ。久々に自由時間だ
PM02:00 御餅とお茶を用意して客間でワイドショーを見る。心霊特集が怖かったので暇潰しに楼座に電話する。
PM02.45 日常の鬱憤を晴らすように愚痴をこぼしてる最中に来客が。仕方なく電話を切ったら南條だった。間が悪い奴だ
PM02.50 やっぱりお父様が呼んだらしい。お茶でも運ぶか?と聞いたが無視される。源次の同情的な視線が妙に腹立つ
PM03:00 部屋の掃除を確認する。紗音はまた絵に向かって話しかけていた。気味悪いので解雇したいが翼持ちだしなぁ…
PM03.30 庭の手入れを確認する。嘉音がまた肥料袋を持ち上げれずに涙目になっている。相変わらずどんくさい奴だ
PM04:00 朱志香が帰宅した。返却されたテストの点数が酷かったのでしばらくスーパーお小言タイム。0点ってのび太かよ!
PM04:30 お小言にキレた朱志香が、なら私が勉強教えろと。16で嫁になった私が教えるなんて無理に決まってるでしょ!
PM05:00 今晩の夜勤当番になる眞音と恋音が挨拶に。紗音や嘉音に比べてこの二人は良く働いてくれる。
PM05:15 一応、南條に夕飯を食べていくか尋ねたら「ありがとうございます」と返事が。…また、ただ飯狙いで来たくせに
PM05:20 厨房に一人分の追加を指示しに行ったら郷田がクロスワードに熱中して準備してなかった。シフト入ったら挨拶しろよ…
PM05:25 郷田には罰としてクロスワードを没収した。いい歳した大人が雑誌取り上げられて涙目になるなよ…
PM06:00 主人が帰ってきた。融資の話はどうだったか聞いたが君には関係ないことだ、と答えてくれなかった。少し泣いた。
PM06:10 気分転換を兼ねて鍵の確認に行く。紗音がまだ肖像画に向かって話しかけている。なんでこんなの雇ってるんだろう…
PM06:15 紗音にずっとさぼってた罰として夜勤シフトを命じる。どこからか地獄に落ちろと聞こえたのは気のせいか?
PM07:10 夕飯。少し遅れたことを主人に怒られる。郷田がさぼっていたからと言い訳したが、君の管理責任だと更に怒られ泣く。
PM08.30 部屋でずっと泣いてたらお腹が空いた。食堂に戻ったらもう片付けられいた。…今日は大好きなカレーだったのに
PM08;45 窓の外を見ながらカレーのことを考えていたら、朱志香が慰めにきてくれた。やっぱり朱志香は良い子だ…
PM08:50 幸運のお守りだからと朱志香にコーラの王冠を渡された。…良い子だけど少しお馬鹿かもと心配になった
PM09:00 源次が残っていたカレー持ってきてくれた。愛想がない人だが、こういったフォローは紗音たちには無いので使える。
PM09:05 カレーが辛口だった。私が甘口しか食べれないのに…これは郷田の仕返しに違いない。来月の給料査定を覚えてろ…
PM09:45 部屋に戻ると主人がいた。さっきは言いすぎたとフォローが入り妙に優しい。どうも盛りがついたようだが気分じゃない。
PM10:10 就寝。ずっとそっけない態度だったので主人も諦めたようだ。お父様が夕飯はまだかと騒いでるが眠いので無視する。



楼座の1日

AM08:05 起床。昨晩のお酒が残っているようで頭が痛い。慌てて真里亞を起こそうとしたがもう起きてTVを見ていた。
AM08:15 トーストをかじらせ急いで学校に送り出す。こんなに慌しくても朝食をちゃんと取らす私は良い母親だ。
AM09:25 朝の仕度をしていたらゴミを出すのを忘れていた。慌てて出しに行ったがもう収集車は去った後だった…
AM10:10 出社。社長なんだから遅刻しないようにと部下から説教をされる。どうせ道楽なんだからいいじゃない…
AM11:00 来シーズンに向けた展示会の会議。ラフデザインを見せたところ前衛的だと皆から誉められる。少し照れた。
PM12:15 昼食。社員全員で雑誌に載っていた話題のランチを食べに行くが既に長い行列が出来ていた…
PM12:20 仕方ないので諦めて近くのパスタ屋で昼食を取る。今月3回目の遅刻の罰として支払いは私持ち。うぅ…
PM01:00 今日は真里亞の三者面談があるので後を任せて一度帰宅する。母親らしく大人しめの服装に着替える為だ。
PM02:00 少し時間に余裕があるのでカフェでお茶を楽しむ。信号待ちをしていたら声をかけられる。またナンパ?
PM02:05 熟女?AV?…周囲を見渡す。幸い人通りがないので私だけのマッハを鳩尾に叩き込む。しなやかさがコツだ。
PM03:00 真里亞の学校。成績も思わしくないが、なにより周囲との協調性がないと… この子はどこまで恥をかかすのッ!
PM03:35 面談中、ずっと上の空だったことを怒るとまた魔法とか言い出す。腹が立ったのでマッハで頭を小突く。…頑丈ね
PM04:50 真里亞のピアノ教室。真里亞を預けている間に夕飯の買い物を済まそう。そんな矢先、さっきのスカウトがまた来た。
PM05:05 「兄貴、こいつですぜ」…仲間を連れ仕返しに来たといった所か。数は、…8人。ストレス発散には丁度いいわね…
PM05:10 「なら体で払ってもらおうか」下卑た台詞を… 路地裏に誘い出し、返り血に気をつけながら拳を振るう。気分爽快!
PM06:00 真里亞を迎えに行く。運動をして少しお腹が空いたし、買い物に行く暇もなかったので夕飯は外食することに。
PM06:30 メニューにない物が食べたいと駄々をこねる。ひっぱたこうと思ったが周囲の目があるので、そのまま店に置いていく。
PM06:50 落ち着くとやっぱり心配になり店に戻ったが、真里亞はどこかに出て行った後だった。真里亞ッ、どこ行ったの!?
PM07:30 誘拐されたかと心配したが、迷子の呼び出しをしてもらい電器売り場でTVを見ていたところを保護してもらった。
PM07:40 戻ってきたら叱ろうと思っていたが、いざ戻ると安心から泣いてしまった。素直に謝ったし今日はもういいだろう…
PM08:15 帰宅。結局、夕飯を食べれなかったので家にある物で済ますことに。「ご馳走よりもママの料理が一番好き」この子は…
PM09:40 久しぶりにいっしょにお風呂に入り、真里亞が寝付くまで話をして過ごした。まだ私は母親になりきれてないと反省。
AM00:50 就寝。会社の帳簿等をチェックしていたらこんな時間に。そうだ、明日は夏妃姉さんへの紅茶を買いに行かないと。

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