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585 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 04:58:27 ID:Eyf+XDEC

種「…疾さ、強さ、運…
戴く冠ただ三つ、挑むは数多の尊き命、捧げた時間は幾星霜…」

種「…数多の一つが産声あげて、手にしたその名は相応しく。
まずは''疾さの冠''を。リーチザクラウン」

種「………おい、出てこい。いるのはわかっている」

???「ふんふ、やはりばれましたか。流石ですよ」

種「っふ、俺をあまりなめるなよ…馴染みの無い邪気なら迷わず消していたぞ?」

???「それは勘弁していただきたいですね」

種「ふん、にしても…邪気を消して盗み聞き、か…老獪な手口だなァ?………祐一」

福島「ふふふ…本番前の気分の高揚を邪魔をしてはいかがなものかと考えまして」

種「…ふん、戯言はよせ阿呆が。
にしても、中々の消し方だった…一朝一夕のものではないな」

福島「…ありがとうございます、この特技は何かと入り用でして」

種「ククク…詳しくはきかんぞ?」

福島「んっふ、理解が速くて助かります」

種「あいつも災難だ…で、用件は」

福島「…本当、理解が速くて助かりますよ…」



藤岡「あれっ、替えのパンツが足りないんですが」

池添「ファンに盗まれたとか?はは、ありえねーか」

小牧「いや、スーパーエクセレントファイナルホーチャンが食った可能性も否めんぞ!!」

藤岡「否めます。っかしいなぁ…」

幸「我憶測…彼」



586 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:07:57 ID:Eyf+XDEC

福島「んっふ、素晴らしき履き心地」

種「…あァ?」

福島「独り言です、申し訳ありません…
本題ですが、実は…昨日のことで」

種「魂の器、スーパーホーネットか?」

福島「いいえ、典さんの方です…
電髪の方々の話では、あれから様子がおかしいそうなんです」

種「佑介の邪気に真っ向から挑んだんだ、何かしらあっても不思議じゃない」

福島「はい、ここからが問題なんです。
典さんの異状をいち早く感じ取り、何があったかを聞いた人物がいたそうでして」

種「…」

福島「その人物というのが…」

カズヲ「私だ」

福島「!?」

種「ふん、今日は来客が多い」

587 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:19:42 ID:Eyf+XDEC

カズヲ「わざわざ邪気を消して、こんな老人を撒いて…そんな大事なお話かね?
出来るものなら今から話相手をしてほしいものだ」

福島「…申し訳ありません。これは癖でして。
なにぶん、物騒な世の中ですから」

カズヲ「くくっ…詭弁だな…」

種「ふん、成程な…祐一よ、相手が相手だけに苦労したようだな?
礼を言う……が、後は俺に任せておけ」

福島「はい?」

種「俺に任せろ、こいつの話相手は」

福島「…お願いします」

種「うむ、行け」

福島「…では」

588 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:36:32 ID:Eyf+XDEC

カズヲ「…さて、聞きたいことがいくつかある」

種「…まぁ、色々はっきりさせるには良い機会だ…手短にな」

カズヲ「ふん。うちの典に何をした?」

種「…?」

カズヲ「その反応、まさか知らないのか?」

カズヲ「…今朝会ってきたが、まともに話せる状態じゃない。
あれは重度の邪気病-テンパリ-だ」

種「…!!」

カズヲ「油断したところに、とんでもない邪気をくらったと見える。
貴様や闇のような、歴代最強クラスの使い手にしか無理な芸当だよ…」

種「…何が言いたい?」

カズヲ「そうだな、ならばここで次の質問だ。
………藤岡佑介、あれは何者だ?」

種「…」

589 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:51:37 ID:Eyf+XDEC

カズヲ「典がうわごとのように言うんだよ。
『飛んでくる、撃墜される、爆撃される』ってね」

カズヲ「これは…スーパーホーネットとかいう馬のことを言っているのではないかね?」

種「だろうな」

カズヲ「となれば、典をあんな状態にした人間もだいたい察しはつく」

種「…佑介、か」

カズヲ「…聞いておらんよ、彼がそこまでだとは。
確かに前に電髪に来ていたとき、素質はあるとは思ったが…」

種「ふん」

カズヲ「うちの天才を見事に''撃墜''してしまうなんて…
おそろしいエースパイロットがいたもんだ、なぁ?
ここは黄金柏葉剣の鉄十字でもあげたらどうだ?独裁者さん?」

種「…クク…」

カズヲ「西の民こそがアーリアンである、と?
東の民とは断固闘争、と?」

種「カカカ………妄想もここまでくると笑えんな」

590 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 06:09:29 ID:Eyf+XDEC

カズヲ「…あんな化け物をひた隠しにしておいて、何が目的だ?」

カズヲ「東を滅ぼすつもりか?そうはいかんぞ。
東はな、私が頂点に立ち、千年王国であるべきなのだよ。邪魔はさせんぞ」

種「…」

カズヲ「そもそも、そちらの後継者と目される川田将雅も、同じように隠された化け物なのか?
…それとも、真の後継者は…」

種「いい加減、俺の仲間を化け物呼ばわりするのは耳触りだな」

カズヲ「………(急に邪気の質が!?)」

種「欝陶しい物言いをやめろ、消すぞ」

カズヲ「くっくっく…何をほざくか、この独裁者が!!」

種「…っふ、森羅万象はうつろいゆくもの…
確かに、昔の俺はそんな一面もあっただろう。
支配して悦に浸る面が、今も少しは残っている。それは否定せん。
…だがな、変わるんだよ、俺も、貴様も、何もかもな…」



591 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 06:23:35 ID:Eyf+XDEC

種「まるで昔の俺だな、貴様は」

カズヲ「!?」

種「自分の決めたことが全て正しいと思っている。
自分に間違いは無いと勘違いしている。
他を支配する自分に酔っている」

種「そして、本当に大切なものに気付いていない」

カズヲ「…貴様らしくない、えらく気持ちの悪い表現をするな」

種「ふん…おっと、本当ならまだ言いたいことがあるんだがな、時間だ」

カズヲ「…おい」

種「………信頼」

カズヲ「あ?」

種「俺を信頼してくれ、俺が信頼する者達、その強さを今から御覧あれ」

種「''疾さの冠''、始まるぞ…ククク…」

カズヲ「あ、おい、待て…!!」


カズヲ「ちっ…わけのわからんことを…!!」

カズヲ(私の…信じてきたものを否定するのか…!?)